朝比奈あすかのレビュー一覧
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高校卒業以来ずっとファミレスで働き続ける真由子。アルバイトから契約社員にはしてもらったものの、無理解な上司やクセのある大学生バイトたちがたくさんの職場は、なかなか良いようにばかりは回らない。そして朝食をよく食べにくるお爺さんの様子が変わり出してから、彼女も少し、変わり出すことになる…
普通に真面目でテキパキしている真由子だけれど、そのうちには大きな虚がある…というとありがちなようなのですが、そのぽっかりとした「抜けている」感じが少し心配になるような危ういバランスを感じさせます。
そんな彼女がファミレスで起こった事件や人とのつながりを経て少しずつ変わっていく様子には、ほっとするものがありまし -
Posted by ブクログ
今まで読んだ朝比奈あすかさんの作品の中では、
一番 ソフトなかんじでしたね。
高校時代からアルバイトをしていたファミレスで、
契約社員として働く真由子。
正社員にもしてもらえず、責任だけ負わされ、
仕事量は増えているのに、お給料には反映されない。
最近よく聞く、ブラック企業のような…。
この真由子が、とにかく生真面目でね。
いい子すぎて、心配になるくらい。
”おシャケさま”(いつも鮭定食を注文するから)との関わりにしても、
「どうしてそこまで?」と不思議に思ってしまう。
それなのに家族や恋人、友人にはいまひとつ心を開かない。
そうなってしまったわけが、切なかったです。
実の母親のことで -
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宮木あや子さんの作品が入っているので、買ってみました。
女性作家の書く官能小説は、変にねちっこかったり、興ざめするようなところがなく、きっちりと書かれている感じのするのが、良いところかな・・・。
男性の描くそういったシーンは、女性からすると、流れとか色々と都合が良すぎて、「ないわー」と、あきれてしまう事がしばしばあるのですが、女性が描くものは、そこに至るまでの過程や心情がしっかりとしている上に、同性なので、「さすがわかっていらっしゃる、そうなのよねー」と、納得出来ます。
このアンソロジーも、宮木あや子さんは勿論、どれも良かったのですが、一番好きなのは、吉川トリコさんの『ポルノ姫』です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ親友のばんちゃんを事故で亡くし、
それ以来クラスと孤立し誰とも口を利かなくなった三沢。
女子からはきもいと言われみんなからいじられていたばんちゃんが
運営していたサイトと、クラス掲示板に書き込まれる根拠のない噂と擁護の言葉。
年老いて周りを振り回すおじいちゃんと、早くして死んでしまったばんちゃん。
そっけなくふるまった態度と、親友と言いながら自分を優位にするために利用した俺。
くだらない中傷と悪口で盛り上がっていた裏掲示板、って流行ったよね~。
っていう流行を取り入れた話。
そもそも誰がこの掲示板を、何のために作ったのか。流されるまま自分の頭で考えずに書いている君たちも -
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中学受験の親子の葛藤を描いた作品。読みやすいけれど、読んでいて気持ちのいい話ではないので⭐︎3つ。
子供が中学受験をするなら、沼にハマる前にこういう本を読んでおくといいと思いました。
小5と中2の子がいる親として、自分達は渦中にいなくてよかったと思わざるを得ない。中学受験は、家族関係
や子供の成長に害をなすこともあるから、今のような苛烈な状態がなんとかならないかと思う。
「コンコルド効果」という言葉は初めて知りました。『ここまで費やしたから』と引き返せなくなる心理。受験に限らず、引き返す決断ができるようなメンタルでありたいと思うし、子供達にもそうあってほしい。