【感想・ネタバレ】闘う女のレビュー

あらすじ

1989年に東京の女子大に入学し、バブル崩壊後の1993年に出版社に就職した石川ひとみの半生は、変転の連続だった。不本意な配属、失恋、プロポーズ、予期せぬ妊娠、そして離婚……。時に家族や友人を裏切ってまで仕事に貪欲であり続けたひとみの20年間、彼女の欲望と葛藤の行方を、ポケベルの時代から、インターネットやSNSの登場に至るまでの“人と人をつなぐツール”の変遷や、移りゆく世相を巧みに織り込んで描き出す。就活小説『あの子が欲しい』で話題の著者が放つ、「女の狡さ」と「黒い本音」全開のこの物語は、あなたの魂を捉えて離さない!(解説:柳瀬博一)

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

バブル崩壊後の1993年、出版社に就職した石川ひとみ。その時々の流行を読みながら思いだし、あの頃の自分の生活を思い出した。懐かしい。イヤな女代表のような考えを持つ割に人生うまく渡ってる。それがまたムカつく。ひとみに人生を狂わされた元夫と、娘のりんちゃんが気の毒。あの環境でよくあれほどいい子に育ったなあ…なのに最後『あなたのために生きてきたのに、こんなふうに裏切られるなんて、信じられない』って。驚くけど、ここまでやりたい放題の人生を送るのも自分に正直で悪くない。関わりたくないけど。
朝比奈あすかさん、どのジャンルでもさすが上手いな。

0
2025年09月13日

Posted by ブクログ

バブル期に名門女子大入学したひとみは、大学を卒業後、出版社に入社する。
恋愛、結婚、育児、離婚、仕事、と、2012年現在まで、ひとみは闘い続ける。

ひとみと一緒に、半生を歩んだような気持ちになりました。
ほぼ同じ世代を生きてきているので、懐かしいフレーズもたくさん。
IT機器の進化、人との繋がり方の変化など、忘れていたことをも思い出しました。

最後まで強がるひとみが切ないです。
でも、そんなひとみが魅力的なのかもしれません。

0
2016年02月16日

「小説」ランキング