朝比奈あすかのレビュー一覧

  • みなさんの爆弾

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    種々の雑誌に掲載された短編集5話+書き下ろし。爆弾としては、恋、育児、いじめと言ったところであろうか。そう考えると、書き下ろしが相当いびつである。別の短編で語られていたところの実験的小説であるのだろうか。それと、夢オチっぽいのが多く感じられた。冗長っぽいのも多い感じである。 スカッとする小説ではないため万人には薦められないが、読んだあとにいろいろと考えたい方にはおすすめであろう。

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    2018年10月05日
  • みなさんの爆弾

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    ネタバレ

    個性有りすぎる主人公の物語、短編集。キャラが濃いゆえに世間で生きにくい部分があって、それでもどうにかこうにか生きている。短編二つ目の「譲治のために」は常軌を逸していて怖いお話だったけれど(ホラー小説家のお話も怖い&面白かった)その他は自分を受け入れて?暮らしている姿が温かく感じた。最後の短編「戦うなと彼らは言った」は、雰囲気が少し違う。誰かを励ますシーンと、本の少し報われるシーン。ほっと息をつくことが出来た(*´ェ`*)

    どん!と励まされるわけではないけれど、ほんの少しだけ「ま、やってみるか」と前を向けるような作品かな。

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    2018年06月30日
  • みなさんの爆弾

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    女性作家が主人公の6篇の短編集で、2017年の「小説BOC」の2篇、同年「アンデル 小さな文芸誌」の3篇、及び書き下ろし1篇

    中高一貫女子校の中1の子が高2のバスケ部のポイントガードに憧れる「初恋」は、ストレートにキュンキュンドキドキが伝わってきて楽しいし、13年後に恋愛小説家として振り返る感慨もまた微妙な感じがよく分かる。

    「譲治のために」は元作家の病んだ自意識が怖い。

    「メアリーとセッツ」は、気に入った映画を15回も見に行った作家の卵の女性(たぶん東大理3に受かったのに失業して実家のコンビニを手伝っている)が、同じようにその映画を何度も見ているブロガーを見つけて会い、映画について語る

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    2018年06月29日
  • みなさんの爆弾

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    「初恋」、「譲治のために」、「メアリーとセッツ」、「官能小説家の一日」、「世界裏」、「戦うなと彼らは言った」の6編。後半3つが好みだったな。
    誰しも爆弾を抱えているのかも。それを悟られないように、でもときどきは開放して生活してるのかもね。ふふ。

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    2018年06月20日
  • あの子が欲しい

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    新人採用プロジェクトリーダーの使命を受けたアラフォー女子・川俣志帆子。裏工作に心理戦、ドライな手段と駆け引きに圧倒される採用者側の就職戦線異状なし。
    ヒロイン志帆子の過剰な言動が見ていて疲れる。勝ち続けることの意味に共感できない。勝者なら猫に癒しを求めるなと言いたくなる。

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    2017年11月07日
  • ばんちゃんがいた

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    同級生の死。その事実に直面した二人の男女の当時と10年後の姿を描く中篇小説二編。
    インターネットの世界は剥き出しの刃だ。ただでも生きにくい現実社会の上に、仮想社会の凶器が無防備な私たちを襲ってくる。そんな強敵から、「心」を守る手段をさりげなく教えてくれる小説だ。

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    2017年06月18日
  • 彼女のしあわせ

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    3姉妹と母、女性の生き方4パターン的な。
    どの生き方も共感ポイントはあるし、それは違うかも、てな部分もある。
    結婚するかしないか、子を持つかもたないか、母であること、妻であること、女な人生いろいろ。次に生まれるときも女がいいなと思う。

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    2017年04月24日
  • やわらかな棘

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    うわぁ重たい。重たかった。

    そういう人生もあるよね、と思うけど。
    たいていはとてもかけ離れたものに感じた。
    まぁこれからどうなるかなんて、自分でもわからないけれども。

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    2017年03月30日
  • 天使はここに

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    ファミレスチェーンで15歳からバイトをはじめて7年、ただ真面目に誠実に、自分の働くお店が好きで仕事を続ける真由子。大学生バイトから見たら何でそこまで?といわれるような働き方ですが、彼女にとってファミレスで働くことは、大切なことでただ生活のために働いてるんじゃないことがわかります。

    今のお店での店長やバイト仲間との関係、仕事場での自分の立場。幼いころ、祖母と育ての親代わりの叔母と楽しみに訪れたファミレスの思い出。ファミレスという場所で働く真由子の感情と日常が書かれています。

    誠実に一生懸命働くことや、自分の目で人を見ることや、何かを大切にすること、淡々としたストーリーですが読後感良しです。

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    2017年03月12日
  • やわらかな棘

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    ほぼ他人、でも少しずつ接点がある人たちのオムニバス。

    人にはそれぞれ事情がある。恋人がお金持ちの若い女の子と結婚したり、弟が自殺したり、自分の家柄や要領良く生きる双子と距離を取りたかったり、若くしてシングルマザーになって改めて自分の母について考えたり。

    それぞれの悩みを抱えながら、人と関わっていかなければいけないし、その誰かもまた悩み苦しみながら日常は回っていく。
    時間が解決するのをただ待つしかないのかもしれない。

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    2017年02月18日
  • 憧れの女の子

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    ネタバレ

    表題作は、どうしても女の子の母になりたがっていた妻を見下していた夫が、物語の後半にいくに従い女の子の父になれない寂しさに気持ちが変わっていくのが意外性があり怖くてリアル。

    出産前の検査も生み分けも個人の自由だと思うが営みそのものや、命の芽生から神々しさが失われるのは確かかも。

    他の短編もどれも身近に感じられる物語で、ラストが爽やかな光が想像出来るのがとても良い。
    もがいてあがいて、何かが終わって見えてくるものがあるという事を教えてくれる。

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    2017年04月10日
  • 天使はここに

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    真摯に働く非正規労働者の話。働くことの意義や心持ちをかんがえさせられる。正しいことがすべてではないと思うし、清濁併せのむことを悪だとは思えない。だが、真摯にとりくむ志はもっていたい。インテグリティ、よい言葉を知った。

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    2017年01月15日
  • 憂鬱なハスビーン

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    東大卒、有名企業に就職、同じく東大卒弁護士の優しい夫、理解ある姑…
    恵まれ過ぎているのに、凛子はイライラしている
    ずっとイライラしていて
    読んでいて疲れてしまった

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    2017年01月11日
  • 憧れの女の子

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    ネタバレ

    リボンやわたくしたちの境目は、が考えさせられる。産むこと、女性、っていうのは、生きてく上で忘れてはいられない、一生ついて回る問題だと思う。

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    2016年07月16日
  • やわらかな棘

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    ネタバレ

    どの章の主人公にも共感はしなかったけど美雨ちゃんがママに「ありがとうは?」とせかされるのが嫌な気持ちはわかる。子どものときを思いだした。わかってるよって。せかさないでって。比呂人には早瀬じゃないけど、ざまあみろ(笑)と。第3章「美しい雨」では第2章「ヒヨコと番長」の奈津子と隼人が結婚したり幼稚園の先生になろうと勉強を始めたのがわかってうれしかったです。最後は早瀬が少しずつ元気になっていけそうな終わりかたでよかった。

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    2016年06月08日
  • 彼女のしあわせ

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    一人で生きていくことを選択し、マンションを購入してしまった長女。
    田舎町でのひとり孤独な育児に、次第に追い詰められていく次女。
    夫とふたり仲良く暮らしながらも、姉たちにさえ言えない過去を背負っている三女。
    はたから見れば充分幸せそうなのに、どこか空虚な三姉妹の日々。

    主人公の三女は 『本当に欲しいものは手に入らない・・・』というけれど
    手に入らない物を欲しがり続けても、そこに幸せは見つからないはず。
    目の前のことから逃げずに、ひとつひとつ小さな事を積み上げていくような
    ささやかな生活の中にしか本当の幸せはないのだから。

    いくつになっても
    迷ったり、泣いたり、後悔したり女の人生は大変だけれど

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    2016年04月22日
  • 天使はここに

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    これが日本の現状なのかと思うと虚しくなる。アメリカの最低賃金が日本の倍はあるらしいので、それだけの経済格差があるということか。いや、経済格差というより日本の労働者全体が搾取されているように思える。あまりこの作品の感想ではないけど。

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    2016年04月04日
  • 憧れの女の子

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    いろんな年代の女の人の心理描写がおもしろい。男性目線だったりね。女の子産みたいって気持ちはよくわかるけど、夫はこんな風に思うのかなー笑

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    2016年04月02日
  • BANG! BANG! BANG!

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    BANG! BANG! BANG!…おせっかいでも孫を思う気持ちが強かったおじいちゃん。
    トン骨とジュリアン…評価はこの作品。切れ味のいいナイフを振り回して自分を守っていたつもりが、気がつくと自分自身を切っていたかのような怖さ。虚栄心は大切な存在を見失わせることになる。

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    2016年01月24日
  • やわらかな棘

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    一話完結かと思いきや、登場人物が重なっていて、気になる人たちのその後がわかる感じの話でした。

    とりあえずヒロが不幸せそうでよかった(笑)

    「美しい雨」では、私も喜多さんみたいな態度の人を「ちょっと……」と思ってしまってたけど、確かに子供を守れるのは親しかいないんだよなあ。

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    2015年07月15日