富安陽子のレビュー一覧

  • シノダ!5 時のかなたの人魚の島

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    夜叉丸おじさんのしりぬぐいをまたするはめになります。
    とはいえ、このような素敵な島で夏を過ごすことができたら楽しそうです。

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    2015年09月02日
  • 菜の子ちゃんと龍の子 日本全国ふしぎ案内(1)

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    菜の子先生が子どもだったころの話。
    トキ子だけが覚えている1日だけの転校生、菜の子。お祭りの夜の二人だけの冒険。

    奈良県の大峯山の修験者を下敷きにしたストーリー。日本全国の不思議をめぐるシリーズになるらしい。
    大峯山の解説もあります。

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    2015年08月18日
  • 菜の子ちゃんと龍の子 日本全国ふしぎ案内(1)

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    菜の子先生シリーズの小学生ヴァージョン。座敷童の学校版、学校怪談ならぬ学校神話とでも呼ぶべきジャンルである。

    和製メアリーポピンズを思わせる、しゃきしゃきピシピシした菜の子先生の「生まれながらの先生」的キャラクター、やたらと学校の規則を大切にする杓子定規な現実の先生キャラクターなのに、そのまま妖精めいた存在として不思議な異界と繋がっている。

    いつの間にかやってきて、当然のように先生としていて、ある日ふといなくなってしまう。

    本当に「マレビト」的なこの存在の不思議さの味わいはそのまま英国の厳格で優秀なナニー、メアリーポピンズだ。東風とともにやってきて、また次の風にのっていってしまうメアリー

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    2015年08月14日
  • シノダ!4 魔物の森のふしぎな夜

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    お父さんとお母さんの出会いのお話。
    子どものころからお父さんは飄々としていたんだなって思ってしまいました。

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    2015年08月07日
  • 内科・オバケ科 ホオズキ医院 学校のオバケたいじ大作戦

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    今回は学校に迷い込んだオバケ退治に駆り出されます。
    いいようにつかわれてしまうキョーヘーの様子が楽しいです。

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    2015年08月06日
  • 妖怪一家 九十九さん2 妖怪一家の夏まつり

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    それそれの能力を生かしての問題解決がみごとです。
    それにしてもやまんばの自由奔放さがみごとでここまできると楽しくなってしまいました。

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    2015年07月01日
  • シノダ!2 樹のことばと石の封印

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    それぞれに、特殊な能力を備えている信田家の子どもたち。その力よりむしろ、子供らしい正義感やひたむきさで、さまざまな困難を乗り越えていく様子が頼もしかった。素朴な家族のチームワークの良さも魅力的です。
    本を読む喜びや、読み終えた満足感が育まれる良書で、大庭賢哉さんの絵も素敵。小学生への贈り物にいいなと思いました。

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    2015年06月18日
  • 妖怪一家 九十九さん1 妖怪一家 九十九さん

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    ずっと住んでいた化野原一帯が巨大団地となり、妖怪たちは怒り困惑。市役所へ相談に行ったヌラリヒョンは地域共生課の野中さんから団地で暮らしませんかと提案される。
    公園の池のかっぱ、ペントハウスの天狗。
    そしてヌラリヒョンは7人家族としてB棟地下十二階での新生活が始まった。

    見越し入道のおじいちゃんややまんばおばあちゃんがウッカリやらかしてしまったり、その悪びれない感じにニヤニヤする。
    妖怪たちの得意なことで団地を守り、一緒に暮らしていく。良い環境だな。
    シリーズ1作目なので人物紹介でアッサリ終わったから次作からが楽しみ。
    「いない」って思って暮らしてるけれど、もしかして?

    月のない夜、団地の

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    2015年02月18日
  • 妖怪一家 九十九さん1 妖怪一家 九十九さん

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    妖怪たちが暮らす土地に団地が建設されることになり、妖怪は市役所に苦情を申し立てる。電話で散々たらい回しにされて、たどり着いたのが地域共生課。地域共生課?何と?「妖怪」と。この発想が好き。
    地域共生課の野中さんに出会った妖怪たちは人間の家族として、団地に暮らす事になる……
    でも妖怪だからね、普通には暮らせません。楽しいお話。

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    2015年02月13日
  • アヤカシさん

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    おばさんについてきた変なおじいさんは、アヤカシだという。無視しなさいとおばさんは言うけど、ケイはそのアヤカシさんに話しかけてしまう。こうしてケイとアヤカシの不思議な毎日が始まった。
    アヤカシさんが現れた訳やおばさんがアヤカシを嫌いな訳、物語のラストですべてが繋がるあたり富安さんらしいうまさです。

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    2018年05月12日
  • アヤカシさん

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    小学3年生のケイには、お姉さんみたいに若いおばさんがいる。メイおばさんだ。お母さんの仕事が忙しいから、メイおばさんはバイトとして、ケイの夕ご飯の用意や家庭教師に、週3回来てくれるのだ。

    そして、ケイとメイおばさんには、二人しか知らない重大な秘密があった。それは、他の人には見えない物にやどったアヤカシの姿が見えるということだ。

    ケイに、アヤカシの姿が見えるようになったのは、メイおばさんの後ろに、黒っぽい重そうなコートを着て山高帽をかぶったおじいさんがピッタリくっついて歩いている姿を見たことからだ。おじいさんはアヤカシで、メイおばさんに言いたいことがあるようだが、メイおばさんは、そのおじいさん

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    2014年12月07日
  • アヤカシさん

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    4年生のケイには、10歳年上のメイおばさんがいる。お母さんの歳の離れた妹なのだが、仕事で忙しいお母さんの代わりにアルバイトで家事や家庭教師をしてくれている。そんなケイとメイにだけ見えるふしぎなおじさん・アヤカシさん。いろいろな品物に宿るモノノケ?
    モノに込められた思いを持ち主に伝える。

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    2014年11月04日
  • 盆まねき

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    おじいちゃんの家に集まって
    親戚いろんな人たちと過ごす
    自分と年齢の近い子もいて
    それは、楽しいんだろうな

    自分には、そんな子ども体験はないけど
    わくわく感が伝わってきます

    この本は、大人向きの本でもあるかもしれない
    年齢を重ねて見送った人も増えてきたし
    最終章のこともあるしね

    みんなに忘れられたときにもう一度死ぬって
    「バガージマヌパナス」にもあったよね

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    2014年08月28日
  • シノダ!1 チビ竜と魔法の実

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    パパは人間、ママはキツネ!子供は3人。子供たちは謎の力を受け継いでいる。そんな家庭に、竜の赤ちゃんが迷い込む。風呂場で飼って最後にあらしの夜に空へ。その間、いろいろな災難がふってくる。ちょっと、謎解きもあって富安陽子おもしろい。

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    2014年06月22日
  • 内科・オバケ科 ホオズキ医院 鬼灯先生がふたりいる!?

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    なんと鬼灯先生が双子で、兄がマジシャンとはびっくり!しかも、妖精をつかってとは!インチキ?では?その妖精が行方不明なのでキョーヘーと鬼灯先生が探し出す!お化けの世界だからなんでもありでおもしろい!

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    2014年05月13日
  • 内科・オバケ科 ホオズキ医院 タヌキ御殿の大そうどう

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    キョーヘーが、またオバケの世界へ!今度はタヌキがタタリ病!化け猫のたたられていた。そこに、鬼灯先生も登場し、キョーヘーが化け猫捕獲のためのエサとなり、化け猫を捕まえ病のワクチンを無事作って帰ってくる。その間なんと5分!とぼけた鬼灯先生がおもしろい!

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    2014年05月13日
  • 盆まねき

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    著者の講演会で、この本のいくつかのエピソードは実体験だと聞いた。本当にこういう家族であったらしい、富安家は。なんでもものになるのに三代かかるというが、ほら吹き三代目で作家が生まれたのだな、と感慨深い。
    富安陽子にしては珍しく戦争についても触れられているが、基本明るく楽しく面白い人なのであんまり暗くはならない。
    しかし、こういう親戚に囲まれて育つとは、なんと幸せな子ども時代であったことか。羨ましい。

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    2014年02月01日
  • 小さなスズナ姫1 小さな山神スズナ姫

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    富安陽子は、はじめからシリーズものとして書くと、一冊一冊の内容が物足りなかったり、エピソードの断片を盛り込み過ぎたりする傾向があるように思う。
    「いいな」と思う作品は、一冊で完結している作品に多い。
    これも、まあ、はじめからシリーズ化するつもりだから、あっさり簡単に話が進んでしまう。だから、これだけじゃ満足できないのよね。
    悪くはないけど。
    飯野和好の絵はいつも同じであるため、昨日読んだ『あやとり姫』(森山京)とダブってしまう。キャラクターは全然違うのに。

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    2013年12月03日
  • かくれ山の冒険

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    RPGを意識したような作品。
    主人公の少年がいろいろなアイテムをネズミの助言に従って手に入れ、化け猫をやっつける(といっても殺すのではなく、力を失わせる)。
    最後のしかけも、よく本を読む人なら、全く驚かない、よくあるものだ。
    でも、子どもが読んだらやっぱり楽しいんじゃないかと思う。
    気弱で運動神経も鈍い少年が、知恵でピンチを切り抜ける様子はもちろん、化け猫、天狗、鬼などの造形も面白いだろう。
    大人は「彦一ばなし」やネズミのもちつきなどの昔話風が懐かしい。
    長すぎず、きれいにまとまっていて、言うことなし。
    それにしても、これが「小学上級以上」ってどういう基準?
    中級でいいと思うよ。

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    2013年12月01日
  • ふたつの月の物語

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    あかちゃんの時に捨てられ、それぞれ養護施設とお寺で育てられた美月と月明は、14年前に捨てられ月に関する印(名前)を持つ女の子という条件で里親を希望する女性の山の家に行くことになる。初めて出会った二人は、互いの中に惹かれあうものを感じ取る。

    ダムに沈む村にまつわる言い伝えを元に、過去と現在を行きつ戻りつ、二人が呼び寄せられた真相に迫る。

    ミステリアスなファンタジー。

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    2013年10月29日