富安陽子のレビュー一覧
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小学3年生のケイには、お姉さんみたいに若いおばさんがいる。メイおばさんだ。お母さんの仕事が忙しいから、メイおばさんはバイトとして、ケイの夕ご飯の用意や家庭教師に、週3回来てくれるのだ。
そして、ケイとメイおばさんには、二人しか知らない重大な秘密があった。それは、他の人には見えない物にやどったアヤカシの姿が見えるということだ。
ケイに、アヤカシの姿が見えるようになったのは、メイおばさんの後ろに、黒っぽい重そうなコートを着て山高帽をかぶったおじいさんがピッタリくっついて歩いている姿を見たことからだ。おじいさんはアヤカシで、メイおばさんに言いたいことがあるようだが、メイおばさんは、そのおじいさん -
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RPGを意識したような作品。
主人公の少年がいろいろなアイテムをネズミの助言に従って手に入れ、化け猫をやっつける(といっても殺すのではなく、力を失わせる)。
最後のしかけも、よく本を読む人なら、全く驚かない、よくあるものだ。
でも、子どもが読んだらやっぱり楽しいんじゃないかと思う。
気弱で運動神経も鈍い少年が、知恵でピンチを切り抜ける様子はもちろん、化け猫、天狗、鬼などの造形も面白いだろう。
大人は「彦一ばなし」やネズミのもちつきなどの昔話風が懐かしい。
長すぎず、きれいにまとまっていて、言うことなし。
それにしても、これが「小学上級以上」ってどういう基準?
中級でいいと思うよ。 -
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児童文芸賞受賞作家富安陽子さんの近頃の作品。
導入のあたりは、孤児の引き取り話とか、捨てられていた子供が、育ての親がなくなってしまってとか、昔読んだ、小公女とか小公子とかの雰囲気。
ちょっとわくわくしながら読みました。
中盤から、不思議話、そして、よみがえり話、神がかりの話と展開していきます。
終盤、無理があるかなあ。でも、まあ、こんなものかなあ。
終章は、まあ、こんなもんでしょう。
児童向けであることを考えれば、文字数もこんなあたりで抑えることもあり、描ききれないところも許すか?
でも、この本を読んで子供たちが満足するのでしょうか?
正直、もう一息、よく練りこんで -
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月と奇妙な手がかりと共に、里子候補として連れてこられた2人。
そして差し出された驚くべき現実と
藁にもすがりたいと実行された願い。
親の事が出てきて、その人間にはありえない身体能力に
納得でした。
片方はともかく、もう片方は次元の問題ですし。
しかしこれ、その『時点』に戻った時、行かなかった人達は
パラレル、としてそこから未来を歩むのでしょうか?
それとも世の中の全員が、そこまで戻ってしまうのでしょうか?
そんな細かい事を気にしてはいけない、という説もありますが。
何かを願う時、一時の感情に任せてしまうと
とりかえしのつかない事になる、という教訓。
しかし…あの人が選んだ未来は、それはそ -
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ネタバレ食べなくても平気だけど、食べられないというわけでもないんです。
ピックニックといえばおむすびだし、
パーティといえば御馳走!ってことで
いろいろ楽しんじゃってる妖怪さんたちがかわいい。
そもそも後からきたのは人間であって、
共生っていったって、水害から守る、とか電気つくる、とか
妖怪さんたちが人間のためにしてくれてることの方が大きいというか・・・。
そのへん不満も言わず、いいのか?っとちょっと思ったりも。
おおかみはしごはすごかった。
どちらかというとぬらりひょんさんの仕事っぷりが読みたい。
あ、絵がなかなか変わった感じで・・・と思っていたら
「頭山」のひとだったのでビックリ。
なるほど、 -
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両親のいない午後に、姉弟妹は好きな時間をすごそうと計画。
と思ったら、またしてもおじさんのおかげで大変な状態に。
迷惑をかけている、と思わない大人は面倒というより
どうしようもない生き物です。
もはや『大人』のカテゴリーにも属さないかと。
最初から最後まで自分が悪いと思っていないのが
いっそ素晴らしいですね、と言いたくなるほどに。
こんな大人になってはいけません、という見本です。
子供ならばまだ矯正がきくでしょうに…もう無理無理。
しかも、驚くような台詞を吐いてくれました。
見ざる言わざる聞かざる、には、なるほど、です。
全員が能力に目覚めたという事は、3人力を合わせて?
次回もまた、お