富安陽子のレビュー一覧

  • ふたつの月の物語

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    月に秘められた秘密と愛。

    筋はなんとなく読めるけれど、それでもステキ。津田さんの選択がいい。みづきとあかりの能力というか、交流、成長がちょっと中途半端だったけど、だからといって、これをシリーズ化してほしいというのではなく。でも、一冊で収めるにはちょっと詰め込みすぎたのではないかな。RDGくらいの長さにしてもよかったと思う。

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    2013年06月09日
  • ふたつの月の物語

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    児童文芸賞受賞作家富安陽子さんの近頃の作品。

    導入のあたりは、孤児の引き取り話とか、捨てられていた子供が、育ての親がなくなってしまってとか、昔読んだ、小公女とか小公子とかの雰囲気。
    ちょっとわくわくしながら読みました。

    中盤から、不思議話、そして、よみがえり話、神がかりの話と展開していきます。

    終盤、無理があるかなあ。でも、まあ、こんなものかなあ。

    終章は、まあ、こんなもんでしょう。

    児童向けであることを考えれば、文字数もこんなあたりで抑えることもあり、描ききれないところも許すか?

    でも、この本を読んで子供たちが満足するのでしょうか?
    正直、もう一息、よく練りこんで

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    2013年05月07日
  • ふたつの月の物語

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    月と奇妙な手がかりと共に、里子候補として連れてこられた2人。
    そして差し出された驚くべき現実と
    藁にもすがりたいと実行された願い。

    親の事が出てきて、その人間にはありえない身体能力に
    納得でした。
    片方はともかく、もう片方は次元の問題ですし。

    しかしこれ、その『時点』に戻った時、行かなかった人達は
    パラレル、としてそこから未来を歩むのでしょうか?
    それとも世の中の全員が、そこまで戻ってしまうのでしょうか?
    そんな細かい事を気にしてはいけない、という説もありますが。

    何かを願う時、一時の感情に任せてしまうと
    とりかえしのつかない事になる、という教訓。
    しかし…あの人が選んだ未来は、それはそ

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    2013年05月02日
  • ふたつの月の物語

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    身寄りのない二人の少女、美月と月明。
    ダムの底に沈んだ村の神事と、二人の出生の秘密について書かれている。
    小学中~高学年向きかな

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    2013年03月23日
  • 小さなスズナ姫1 小さな山神スズナ姫

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    研修にて。
    霧のジュースに雲のパン、月の光で編んだスカート、虹からとる光絵の具、(ふたりで1冊、限られた時間で読んだのでうろ覚え)
    この本の見所ってこーいうとこだと思う。

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    2013年04月25日
  • 盆まねき

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    お盆に親戚が集まり、迎え日から1日づつ過ごし、送り日まで、お婆ちゃんなどに不思議な話を聞く。子どもらしい姿勢でお盆やご先祖を感じつつ、著者の親戚で戦争で亡くなった方への思いを綴るあとがきへと連れていってくれる。夏休みに読んでおきたい。中学年くらいから。

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    2012年08月06日
  • シノダ!6 キツネたちの宮へ

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    シノダ!シリーズ6作目。一家でおでかけのところ、どういうわけか人間が立ち入れないはずのキツネの婚礼儀式に紛れ込んでしまい、正体がばれないようにするのにさあ大変、というお話。キツネの宮の描写や儀式の様子から「キツネ」側の世界が垣間見えるお話でした。

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    2012年06月03日
  • 妖怪一家 九十九さん1 妖怪一家 九十九さん

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    ネタバレ

    食べなくても平気だけど、食べられないというわけでもないんです。
    ピックニックといえばおむすびだし、
    パーティといえば御馳走!ってことで
    いろいろ楽しんじゃってる妖怪さんたちがかわいい。
    そもそも後からきたのは人間であって、
    共生っていったって、水害から守る、とか電気つくる、とか
    妖怪さんたちが人間のためにしてくれてることの方が大きいというか・・・。
    そのへん不満も言わず、いいのか?っとちょっと思ったりも。
    おおかみはしごはすごかった。
    どちらかというとぬらりひょんさんの仕事っぷりが読みたい。


    あ、絵がなかなか変わった感じで・・・と思っていたら
    「頭山」のひとだったのでビックリ。
    なるほど、

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    2012年05月16日
  • シノダ!2 樹のことばと石の封印

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    両親のいない午後に、姉弟妹は好きな時間をすごそうと計画。
    と思ったら、またしてもおじさんのおかげで大変な状態に。

    迷惑をかけている、と思わない大人は面倒というより
    どうしようもない生き物です。
    もはや『大人』のカテゴリーにも属さないかと。
    最初から最後まで自分が悪いと思っていないのが
    いっそ素晴らしいですね、と言いたくなるほどに。

    こんな大人になってはいけません、という見本です。
    子供ならばまだ矯正がきくでしょうに…もう無理無理。
    しかも、驚くような台詞を吐いてくれました。

    見ざる言わざる聞かざる、には、なるほど、です。
    全員が能力に目覚めたという事は、3人力を合わせて?
    次回もまた、お

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    2012年05月09日
  • シノダ!6 キツネたちの宮へ

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    ネタバレ

    安定した面白さではあるけど、シリーズとしては好みの方ではないんだなあ。ほのぼのの甘さよりも、推理や怖さの面白さに走る方に重点があって。…でもやっぱり、いい。食べ物の描写もあいかわらずいい。キツネの結婚式のお祝いのご馳走、山椒味噌で焼いた魚にキノコごはんや山菜ごはんのおにぎり、柚子の香りの小芋の煮付け、塩炒りのムカゴ、蜜をからめた胡桃。きらきらと透き通った秋の午後の陽射しがモザイクになる、木の上の秘密のスペースで、友達と過ごす時間。

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    2012年03月12日
  • 妖怪一家 九十九さん1 妖怪一家 九十九さん

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    化野原団地(あだしのはらだんち)には妖怪一家の九十九さんたちが住んでいる。そもそも、この化野原は野原と雑木林で、たくさんの妖怪たちが暮らしていた。そこへ人間たちがいきなり団地を作り始めた。住むところを追われそうになった妖怪の代表としてヌラリヒョンが市役所に建設中止の直談判に行く。あちこちをタライマワシにされたあげく、たどりついた『地域共生課』で、担当の野中さんから、いっしょに団地に住みましょうと提案される。

    もともと家族ではなかったヌラリヒョン・やまんば・見越し入道・ろくろっ首・アナノジャク・サトリが家族となり、人間たちと共生し始める。

    日本古来の妖怪たちが次々登場。
    団地開発で住処を追わ

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    2012年03月09日
  • 内科・オバケ科 ホオズキ医院 ぼくはオバケ医者の助手!

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    ホオズキのすずの音で導かれるオバケ医院での体験を描く物語。
    小学生の頃、窓の外をぼーと見ながら、想像するようなホンワカする作品です。

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    2012年02月25日
  • 内科・オバケ科 ホオズキ医院 SOS! 七化山のオバケたち

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    ネタバレ

    町の楽器博物館から横笛と鼓とマラカスが盗まれた!校外学習で見たけど、そんな物好きな泥棒がいるなんて?しかも、バナナを食べながら3人の不審者がいたという目撃情報。
    恭平は学校帰りに楽器博物館に立ち寄ってしまった。そこには、恭平を連れてくるようにお使いを言いつかった座敷童がおり、またまた恭平は鬼灯先生の所に助手としてオバケ事件を手伝う事となった。
    今回は、七化山の3匹の化けサルが依頼者。3匹のうち2匹が石になってしまったのだ。そしてほとんど同時にイノシシ夫婦も石に・・・。鬼灯先生は、初めての難病の原因を探るべく、恭平と七化山のオバケたちに事情徴収にまわる。2人はこの難病をなおす事ができるのか?

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    2012年01月05日
  • かくれ山の冒険

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    子どもが突然「神隠し」にあうお話。中学年くらいから楽しめます。富安陽子さんは、ハマると沢山読めますね。昔はよくあったキツネが化ける話とかを現代風に描いています。日本人が里山に住み、森や獣と仲良しだった頃の話を、今でもあるかもしれないお話にしています。

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    2011年11月27日
  • シノダ!3 鏡の中の秘密の池

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    人間のお父さんとキツネのお母さんと、お母さんがわの困ったキツネの御一族・続編。
    ちょっとだけ怖がらせな部分もあり。
    もう戻れないあのころの夏休みへの郷愁、もテーマなのかな。大人が読むのも前提にされている?

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    2011年07月21日
  • シノダ!2 樹のことばと石の封印

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    2巻目にして、厚みがどどーんと!

    高学年の子におすすめ本をするいい機会があったので
    シノダシリーズをすすめたら、読んでくれる子がいて嬉しかったわー

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    2010年10月17日
  • 内科・オバケ科 ホオズキ医院 学校のオバケたいじ大作戦

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    学校にいくとオバケ科医院のホオズキ先生が検診の担当医だって。
    一体どういうことかと思ったら、なんとオバケが一人学校に逃げ込んでしまったんだって。

    ちょっぴりはらはら、どきどき。

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    2010年05月15日
  • 菜の子先生がやってきた! 学校ふしぎ案内●つむじ風の一学期

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    講演会に行ってきて、サインして握手してもらいました! お話を聞いたあとには、本当にいろんな見方や思いをいだきながら本を読むことをできました。菜の子先生は不思議だなと思った。

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    2009年10月04日
  • 内科・オバケ科 ホオズキ医院 オバケだって、カゼをひく!

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    かわいい話。

    恭平は、帰り道おなかもすいてるしちょっと近道をしてやれ、と思い入り込んだ路地は全く知らないところだった。
    行けども行けどもたどり着かない不思議な道。
    その突き当たりに内科・オバケ科「鬼灯医院」はあった。

    どんなエピソードが他にあるのかあ。楽しみになる。

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    2009年10月04日
  • シノダ!2 樹のことばと石の封印

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    実はこれは連作の第2作だったのですが、1作目を知らなくてもすんなり物語に入っていけました。
    狐と人間のハーフの兄弟が活躍する物語で、これまたあたしの好きな和風ファンタジーです。
    蝦夷っぽい生活模様がいい感じでした。

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    2009年10月04日