富安陽子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
"こいつなら、本当に見えちゃうのかもしれないという気がした。カゲビトも見たわけだし……。
「まじで?」
ぼくがききかえすと、京十郎はまたちょっと以外そうな顔をした。
「あれ?『そんなのうそだ』とか、『ふざけんなよ』って、いわないのか?」
「え?」
もう一度、ぼくは息をのむ。
「うそなのか?」
「いいや、うそじゃないけど……」
京十郎が、じろじろぼくを見る。
「ふつう、おれがそういうと、みんな本気にしないんだけどな」
京十郎は、ぶつぶついっていたけど、ぼくは、それどころじゃなかった。"[p.104]
小学四年生の橋本真先の学校に転校してきた双子の少年鬼灯京十郎と、鬼灯京四郎 -
Posted by ブクログ
ネタバレ天と地、と書いて「あめとつち」の方程式。
この春で中二になる田代有礼(たしろありのり)はおかしな夢をみた。大きな猿が「くるすの丘に、来い」と言う。それが、毎晩だ。
その直後に引越しが決まり、できたばかりの小中一貫校「来栖の丘学園」に通う事となる。
しかしまだ人数の少ないこの学園、中学2年生にあたる8年生は3人。
アレイの他には、数学の天才だけど、数学以外のことは「とてつもなくバカ」と評判の厩舎修(きゅうしゃおさむ)通称Q。
女子は一人で、岡倉ひかる。小柄で、あまり喋らないが、音楽の才能がある。
有礼はと言えば、見たものはなんでも覚える能力がある。自分では稗田阿礼にオマージュをこめてアレイと