中西輝政のレビュー一覧

  • 日本人としてこれだけは知っておきたいこと

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    日本は一国一文明。世界中の文明論者が日本文明を文明のひとつに数えている。
    騙すより騙されろと子供に教える国。
    日本ではきれいとかきたないとかいう美的感覚に基づいて自らの行動を律している。

    何度でも読みたい本です。
    日本人である幸せを感じます。

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    2014年02月12日
  • 情報を読む技術

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    ・自分の考えをはっきりさせると、主張の違うメディアの主張を活かせる

    ・目の前の危険を回避するための情報から目をそらさない

    ・外国人ならば相手の独自の文化を理解するところから始める

    ・個人情報は大事

    ・自分の得意分野から情報の真偽を見分ける練習をしてみる

    ・情報は使えてこそなんぼ。「プラグマティズム(実用主義)」(ex坂本龍馬)

    ・事務処理で情報を処理しない

    ・情報は国を救う(exドイツ、フランスのアメリカイラク戦争反対へのねじれ)

    ・古典に学ぶ(exシーザー)

    ・自分事として考える

    ・各国の政治リーダーの世代交代が完了してしまえば「神風特攻隊」=日本は強い、という意識は消え

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    2013年11月05日
  • なぜ国家は衰亡するのか

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    (略)トインビーはメレディスの言葉を引きながら、「成長と衰退とは裏腹である」と述べ、文明の成長はつねに「創造的な少数者」によってなされるという。社会というものは、常に全ての人が創造的な活動に従事しているわけではない。必ずしも創造的ではない一般大衆が圧倒的多数であり、すべての人を創造的活動に向ける事は不可能であるとトインビーは指摘する。
     たとえば産業革命が起こって社会が急速に変化していくとき、指導者は社会をいっそう効率的に進歩させるべく方向づけ、そこでは「誰もが模倣できる仕組み」をつくらねばならない。そのたびごとにそれぞれの個人が想像するのではなく、誰もが取り扱うことができ、簡単に模倣ができる

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    2013年07月25日
  • 本質を見抜く「考え方」

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    仕事に使える「考え方」を探ろうと読んでみた。ここで述べられている考え方は仕事という枠組みではなく、歴史から学べる「考え方」であった。まさに「本質」なのであるが、仕事ではそのまま使えないのではと一瞬後悔してしまった。が、「本質」なのだからビジネスに応用出来るはずであり、すべきであると反省した。
    参考となったのは下記の点。
    ① 敵(他者)を知る。→自分を知るために
    ② 考えを言葉にする。
    ③ 欧米:論理優先、日本:感性優先
      日本人である自分は論理を補完的に使用する。
    ④ 「早く見つけ、遅く行動し、粘り強く主張し、潔く譲歩する」
       タイミング重視
    ⑤ 変化の前に不変のものを考える。
    ⑥ 情報

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    2012年04月28日
  • 日本人として知っておきたい近代史(明治篇)

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    明治政府中枢にいた人物は、桂の様に鉄道をヨーロッパにまでのばそうという構想を持ったものや、児玉のようにインテリジェンスの重要性を認識しそのような活動を擁護していた。
    国家存亡の危機感が絶えず頭の片隅にあった時代にあれば、あらゆる方法を検討した結果としてそのような構想や活動を持ったものかもしれない。しかしながら日本国民全体に国家意識がなければ、資源の無い小国が出来なかったと思われる。その国家意識を支えたものが美意識から発した「思いやり」や「まごころ」であり、明治という時代を支えた原動力なのだと感じた。明治の三太郎と長男三人を挙げられたが、長男は「思いやり」を含んだ責任感が必要とされる。それらを子

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    2012年04月10日
  • なぜ国家は衰亡するのか

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    ここの所モヤモヤとしてた中国、米国の身勝手さも解説されており、頭の中がスッキリと整理された。

    やはり、「憲法改正」まで行かないとね!!

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    2012年02月02日
  • 日本人としてこれだけは知っておきたいこと

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    天皇制、戦後の米軍の日本人教育について、学校の歴史では教わらなかったことが、詳しく書かれている。

    我々日本人はもっと日本の歴史の勉強をしないといけないといけない。

    若い世代の人たちにも、ぜひこの本を読んでもらいたい。

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    2012年02月02日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    6名のそうそうたる面々が大東亜戦争を討議。討議のかたちだが文章がうまく補足されてるので、戦史全体像と事件経緯もよく分かる。注釈も見開きごとにあるし。

    日本の戦略性ゼロというか「エイ、ヤー」の勢いってのはこんなにもヒドかったのか。かなりコキ下ろす一方で、昭和天皇の評価は高い。天皇と大元帥の二役で苦しいなか最大限の情報発信をしてきたと。

    それにしても「バスに乗り遅れるな」の勢いって、いまのTPPで騒いでんのといっしょだろ。日本人ってホントに歴史から学ばない民族なんだなあとつくづく思った。逆に外国からみればそれが不思議以上に得体の知れない恐怖を感じるのかもしれない。

    あの戦争で日本人は「攻勢の

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    2013年01月23日
  • 情報亡国の危機 インテリジェンス・リテラシーのすすめ

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    TOPPOINT 2010年12月より。

    著者は京都大学大学院教授。

    本書は、日本の情報(インテリジェンス)の分野の現状を
    明らかにし、情報立国への道を指し示す内容。


    一般人にとっては知らないことだらけ。

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    2011年10月09日
  • 情報を読む技術

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    TOPPOINT2011年4月号より。

    著者は京大大学院教授。


    情報社会における“実践的情報活用術”を伝授。


    何でもインターネットで簡単に無料で多くの情報が
    手に入る現代。

    じっくりと読む必要があるかも。

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    2011年10月09日
  • 日本人としてこれだけは知っておきたいこと

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    日本人でありながら日本に対して否定的な意識を持っている人にこそ一読して欲しい内容。多少極端とも見える表現もあるかもしれませんが共感できる指摘だと思います。

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    2011年06月04日
  • 情報を読む技術

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    日本人が軽視しがちな情報の取得や活用の技術・スタンスを日本や欧米の近現代史のエピソードを使って読みやすく書かれている。

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    2011年03月28日
  • ヴェノナ 解読されたソ連の暗号とスパイ活動

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    ソビエトによるアメリカに対するスパイ活動の事実である暗号によって構成されたヴェノナ文章が改めて公に公表されたのはソビエト崩壊後の1995年である。
    ルーズベルト政権による公共事業の拡大の一環として雇用を支えるためにルーズベルト政権下では政府機関の人材をほぼノーチェックで採用したことで国家中枢には100人以上に及ぶソビエトのスパイが実在し、結果的にアメリカのマンハッタン計画などの機密はソビエトに筒抜けとなり、アメリカの原爆のコピーを作成することでソビエトも原子爆弾を保有し、朝鮮戦争から冷戦へと繋がる引き金となった。
    本書はあくまでもアメリカ国内におけるソビエトのスパイ活動の拡大の実態が解き明

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    2010年06月15日
  • 日本人のこころとかたち 文明史の立場から

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    「日本人のこころとかたち」 著者:中西輝政



    文明史の立場から、日本人の心の歴史が

    わかりやすく書かれています。

    国が滅ぶとき、生き残るとき。政治と外交。



    巻末の童門冬二、渡部昇一らとの対談付き。

    スペシャルです。

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    2010年03月26日
  • なぜ国家は衰亡するのか

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    大国の興亡の光景を描き、文明衰退の理を歴史の教訓から
    導き出す。
    史上、外敵の侵入で滅んだ国はない。
    衰退はその国の「内なる原因」によってなされる

    企業経営も同じで内部からの崩壊が原因となる。

    ☆ミメーシスのパラドックス
    ☆千年続く帝国
    ☆外来の神

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    2009年10月04日
  • 日本人のこころとかたち 文明史の立場から

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     日本人としての心の在り方が歴史的の深いところから説明されており非常に説得力があった。
    アメリカが戦争を始めるときの常套手段、「相手にまず攻撃させておいて何倍にもして反撃する」というのは現在にも生きており、手法は変わっていないと思った。

    聖徳太子の外交から日本は政治的に中国から独立したという話に興味をもった。聖徳太子は外交において歴史的に重要な人物だったと分かった。

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    2009年10月04日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    どうして日本は太平洋戦争で負けたのかを座談会形式で六人の著者が8つのテーマを話し合っている。

    座談会形式なのでとても読みやすい。テーマも興味深く、変にイデオロギーを持ち出さず、あくまで実証的に論ずる姿勢は評価できる。また、第二部の「あの戦争に思うこと」では著者各自の歴史観などが述べられており、歴史との付き合い方を考えさせられた

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    2009年10月04日
  • なぜ国家は衰亡するのか

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    著者は、国際政治学者であり、文明論も専門とする中西輝政(京都大学大学院人間環境研究科教授)さんです。

    新しい歴史教科書を作る会の理事もやったことがある人で、いわゆる保守派の人です。

    本書は、世界史的・文明史的視点から日本の衰退と再生を洞察しています。

    著者は、日本の再生のために、個々の改革の必要性は認めつつ、それはあくまでも「日本」の歴史や哲学を基礎とした「日本の改革」でなければならないと主張しています。

    世界史的・文明史的な視点が面白いと思います。
    ハンチントン教授の『文明の衝突』と合わせて読むと、より一層理解が深まるでしょう。

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    2009年10月04日
  • 日本人が知らない世界と日本の見方(PHP文庫) 本当の国際政治学とは

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    国際政治の触りが物凄くまとまってわかりやすく書かれていた

    国際関係を見る力はこれからの日本をどうするかを考える力でもあると学んだ
    自分は日本人に誇りを持っている
    失われた30年と言われている悲しい日本を挽回するためにやれることがないかを考えるきっかけになった
    国のことを考えることは回り回って自分の生活や家族の豊かさにつながるとも考えた
    この本をきっかけ国際関係、国際政治に興味を持った

    筆者も書いているが歴史から学ぶことをスタートとしている
    愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶの通りなので信憑性も高いと思う

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    2025年11月29日
  • 偽りの夜明けを超えてⅠ 「冷戦終焉」という過ち

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    続編が読みたい。
    グローバル化が反転している!え、そうなの。
    戦争の根本原因にワシントン軍縮会議での外交政策の失敗!え、そうだったの。
    平成は産業の空洞化が進み過ぎた時代、呪われた時代!確かにそのとおり。
    アメリカの現実主義は約束反故と背中合わせ!トランプはまさに現実主義だ。
    中国には常に理性で対処!
    安倍談話、70年談話の過ち!何が過ちなのか今ひとつ理解できないが。
    分断こそ民主主義の最大の敵!トランプがやろうとしていることは正に過ちであって、このままでは内部から侵されていく。

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    2025年02月26日