中西輝政のレビュー一覧
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・自分の考えをはっきりさせると、主張の違うメディアの主張を活かせる
・目の前の危険を回避するための情報から目をそらさない
・外国人ならば相手の独自の文化を理解するところから始める
・個人情報は大事
・自分の得意分野から情報の真偽を見分ける練習をしてみる
・情報は使えてこそなんぼ。「プラグマティズム(実用主義)」(ex坂本龍馬)
・事務処理で情報を処理しない
・情報は国を救う(exドイツ、フランスのアメリカイラク戦争反対へのねじれ)
・古典に学ぶ(exシーザー)
・自分事として考える
・各国の政治リーダーの世代交代が完了してしまえば「神風特攻隊」=日本は強い、という意識は消える -
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(略)トインビーはメレディスの言葉を引きながら、「成長と衰退とは裏腹である」と述べ、文明の成長はつねに「創造的な少数者」によってなされるという。社会というものは、常に全ての人が創造的な活動に従事しているわけではない。必ずしも創造的ではない一般大衆が圧倒的多数であり、すべての人を創造的活動に向ける事は不可能であるとトインビーは指摘する。
たとえば産業革命が起こって社会が急速に変化していくとき、指導者は社会をいっそう効率的に進歩させるべく方向づけ、そこでは「誰もが模倣できる仕組み」をつくらねばならない。そのたびごとにそれぞれの個人が想像するのではなく、誰もが取り扱うことができ、簡単に模倣ができるメカニズムによって、圧倒的多数の人々を成長のプロセスに参加させねばならない。
トインビーはこの仕組みをギリシャ語で「ミメーシス」と呼んでいる。ミメーシスとは「順応あるいは模倣すること」で、大多数の人が創造的な少数者の行為を忠実に模倣しそれを繰り返すことによってのみ、社会全体として意味のある生産活動につながりうるわけである。
中西輝政著『なぜ国家は衰亡するのか』p33 -
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仕事に使える「考え方」を探ろうと読んでみた。ここで述べられている考え方は仕事という枠組みではなく、歴史から学べる「考え方」であった。まさに「本質」なのであるが、仕事ではそのまま使えないのではと一瞬後悔してしまった。が、「本質」なのだからビジネスに応用出来るはずであり、すべきであると反省した。
参考となったのは下記の点。
① 敵(他者)を知る。→自分を知るために
② 考えを言葉にする。
③ 欧米:論理優先、日本:感性優先
日本人である自分は論理を補完的に使用する。
④ 「早く見つけ、遅く行動し、粘り強く主張し、潔く譲歩する」
タイミング重視
⑤ 変化の前に不変のものを考える。
⑥ 情報戦略:目的意識を明確に
フランス型の総花的な大量収集よりもイギリス型のピンポイン
トの収集で
⑦ 性急に分かりやすい型にはめない。
⑧ ばらばらの事実から真実を見つけ出すこだわりをもつ
ビジネスどころか自分の本質的な考え方を磨く上で有用な知恵となることが分かった。 -
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明治政府中枢にいた人物は、桂の様に鉄道をヨーロッパにまでのばそうという構想を持ったものや、児玉のようにインテリジェンスの重要性を認識しそのような活動を擁護していた。
国家存亡の危機感が絶えず頭の片隅にあった時代にあれば、あらゆる方法を検討した結果としてそのような構想や活動を持ったものかもしれない。しかしながら日本国民全体に国家意識がなければ、資源の無い小国が出来なかったと思われる。その国家意識を支えたものが美意識から発した「思いやり」や「まごころ」であり、明治という時代を支えた原動力なのだと感じた。明治の三太郎と長男三人を挙げられたが、長男は「思いやり」を含んだ責任感が必要とされる。それらを子供の頃から叩き込まれて育てられた人たちが、明治期に日本国という大きな家族を支えたんだなという思いがした。
彼らの尋常でない努力の理由がスケールが違うが同じ立場として何となく理解できた。 -
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6名のそうそうたる面々が大東亜戦争を討議。討議のかたちだが文章がうまく補足されてるので、戦史全体像と事件経緯もよく分かる。注釈も見開きごとにあるし。
日本の戦略性ゼロというか「エイ、ヤー」の勢いってのはこんなにもヒドかったのか。かなりコキ下ろす一方で、昭和天皇の評価は高い。天皇と大元帥の二役で苦しいなか最大限の情報発信をしてきたと。
それにしても「バスに乗り遅れるな」の勢いって、いまのTPPで騒いでんのといっしょだろ。日本人ってホントに歴史から学ばない民族なんだなあとつくづく思った。逆に外国からみればそれが不思議以上に得体の知れない恐怖を感じるのかもしれない。
あの戦争で日本人は「攻勢の限界点」を軽々超えてしまった。ちょっとずつ目標上げてくうちに、いよいよ収拾つかなくなるというのは日本人の癖らしい。ユニクロもヤマダ電機も身のほどを知らんといかん。 -
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ソビエトによるアメリカに対するスパイ活動の事実である暗号によって構成されたヴェノナ文章が改めて公に公表されたのはソビエト崩壊後の1995年である。
ルーズベルト政権による公共事業の拡大の一環として雇用を支えるためにルーズベルト政権下では政府機関の人材をほぼノーチェックで採用したことで国家中枢には100人以上に及ぶソビエトのスパイが実在し、結果的にアメリカのマンハッタン計画などの機密はソビエトに筒抜けとなり、アメリカの原爆のコピーを作成することでソビエトも原子爆弾を保有し、朝鮮戦争から冷戦へと繋がる引き金となった。
本書はあくまでもアメリカ国内におけるソビエトのスパイ活動の拡大の実態が解き明かされ纏められた一書で、日本とは直接関係がないように思えるが、ヤルタ
会談をリードしたソビエトにより、原爆投下の計画を早めに察知していたスター
リンは日本が敗戦する前に戦争介入した事実があるだけに決して無関係ではない。解読不可能と思われた暗号解毒の実態なども非常に参考となる点の多い一書であった。 -
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中西輝政著「本質を見抜く考え方」サンマーク出版(2007)
*正しいものの見方をすることは難しい。物事を正しく見るためには何が大切か、誰の目にも明らかなのは、すでに出来上がっている他人の考えに染まらないで、「自分の頭で考える」ということです。
*「自分とは何か」
(考えるポイント)自分を見る鏡が歪んでいたら、ほかのものを見る歪みに気がつかない。すべてのものの見方考え方は、正しい自画像を出発点にして始まる。
*「宙ぶらりん」に耐えること
(考えるポイント)人は答えが出ない事に耐えられず、早まって謝った判断をくだすことが多い。正しい判断のためには、しばらく答えが出ない宙ぶらりんの状態に耐える習慣づけが必要である。
*必ず「言葉」にしてみる
(考えるポイント)表したい言葉を捜すことは考える事である。ただなんとなく、頭に浮かんだ考えをただなんとなく表現しているだけでは、何をどう考えたのかが明確にならない。
*自分なりの仮説をたてる
(考えるポイント)1つの見方を基準にすると、ほかの考え方が明瞭に見えてくる。曖昧さを排除して、仮説を立ててみればものごとの検証もできるようになる。具体的には、言葉も単語ではなく「定言命題」の文章にする。つまり「〜は〜である」と言い切る。すべてを定言命題化できるわけではないが、まず大切なことは、曖昧だった考えを命題化することによって、ある問題に関して、自分なりの仮説を立てるということ。その後、順次加筆修正を加えていく。
*むずかしい話をやさしく言い直す
(考えるポイント)むずかしいことをやさしく表そうとすることで、考えは進む。その単純で簡単な考え方こそが実際の世の中では役に立ち、考えを人に伝えようとするときにも威力を発揮する。
*迷いは将来への投資ととらえる
(考えるポイント)人間はつねに相反する2つのものを持ち、自分に問いかけていくべき存在だ。その中で悩み、迷い、試行錯誤することこそ、考えを広げ深める訓練の場になる。
*効率と精神のバランス
(考えるポイント)組織を支えるには「支配の効率」と「精神のリスク管理」の両方が必要である。これらを無理に統一しようとはせず、相反するもののバランスを取りながら持ち続けることこそ、現代に求められている。
*どん底から復活を考える
(考えるポイント)何より教訓になるのは、これ以上ないというどん底を経験した国や企業や人間の心の中にうまれる覚悟。
*誰も疑わない美しい言葉こそ疑ってみる
(考えるポイント)「自由」「平等」「平和」「民主」は戦後日本人に思考停止を強いた言葉である。その言葉の裏を知り、呪縛からとかれて初めて、日本人は自分の頭で考える。
*変化を見る前に不変をみる
(考えるポイント)変わるものに目を奪われていると、もっとも大切なものを見失う。変化とはまったく違うものに変化するのではなく、不変であるものが常に底にながれていると考えると、すべての状況が納得できる。
*日本人を明確に意識する
(考えるポイント)自画像をはっきりと持てば持つほど、ものごとをしっかり考えられる。アイデンティティとは心の持ち方なのであり、そこに安心感や勇気がわいてくる。日本人の強みは日本人である心のあり方である。その安定した精神性では日本は他国から圧倒的に優位に立っている。自分の根っこの部分にあるアイデンティティをしっかり認識し、誇りを取り戻し、その上で、いろいろな国の国民性に興味を持ち、お互いに尊重していく事が大切である。