なぜ国家は衰亡するのか

なぜ国家は衰亡するのか

640円 (税込)

3pt

世界に覇を唱えた大国も、いずれは衰退しその主役の座を明け渡していく。この文明の衰亡は必然なのか? 衰退から逃れる道はないのか? 本書ではローマ帝国、ビザンチン帝国、大英帝国、アメリカ、中国そして江戸時代の日本など独自の世界を確立した大国興亡の光景を描き出し、その文明の「衰退の理(ことわり)」を歴史の教訓から導き出す。そして、大国興亡の歴史を読み解くことで、現代日本の行方を洞察していく。 【目次より】●愚かなるオプティズム ●衰退とは何か ●衰退を考える視点 ●大英帝国衰退の光景 ●ローマの衰退とビザンチンの叡智 ●衰退の行方を決める文明の構造 ●江戸時代の衰退と改革? 日本型再生の原点 ●衰退する現代日本……。 人類史上、外敵の侵入で滅んだ文明はない。衰退はその文明の「内なる原因」によってなされたと著者は論じる。世界史的・文明史的視点から、現代日本の衰退と再生を洞察していく「衰退学」の集大成である。

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なぜ国家は衰亡するのか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    再出版されたんですよね
    それでも、もう時評ですらも忘れられて。
    内容的に今現在でも斬新と言いますか、歴史の繰り返し
    を突きつけられてオドオドするしかなかったですね。

    0
    2019年11月13日

    Posted by ブクログ

    日本の在り方を、日本の伝統と歴史に立ち返る事の重要性から解き、その論拠をアングロサクソンの歴史に求めるとは、全く斬新で面白かった。
    これが20年前の著書であり、働き続けてきた今、腹に落ちる。
    サッチャーやレーガンの政策が、誤った自由主義によって日本で解釈されているとは、正にその通り。

    0
    2019年06月19日

    Posted by ブクログ

    (略)トインビーはメレディスの言葉を引きながら、「成長と衰退とは裏腹である」と述べ、文明の成長はつねに「創造的な少数者」によってなされるという。社会というものは、常に全ての人が創造的な活動に従事しているわけではない。必ずしも創造的ではない一般大衆が圧倒的多数であり、すべての人を創造的活動に向ける事は

    0
    2013年07月25日

    Posted by ブクログ

    ここの所モヤモヤとしてた中国、米国の身勝手さも解説されており、頭の中がスッキリと整理された。

    やはり、「憲法改正」まで行かないとね!!

    0
    2012年02月02日

    Posted by ブクログ

    大国の興亡の光景を描き、文明衰退の理を歴史の教訓から
    導き出す。
    史上、外敵の侵入で滅んだ国はない。
    衰退はその国の「内なる原因」によってなされる

    企業経営も同じで内部からの崩壊が原因となる。

    ☆ミメーシスのパラドックス
    ☆千年続く帝国
    ☆外来の神

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    著者は、国際政治学者であり、文明論も専門とする中西輝政(京都大学大学院人間環境研究科教授)さんです。

    新しい歴史教科書を作る会の理事もやったことがある人で、いわゆる保守派の人です。

    本書は、世界史的・文明史的視点から日本の衰退と再生を洞察しています。

    著者は、日本の再生のために、個々の改

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    1998年初版の本。買って大分経つ。僕が購入したのは2001年で、購入当初ざーっと読んでいたのだけれど、今となっては中身を殆ど覚えていない。

    最近読んだ松井博さんの『企業が帝国化する』に触発され、今の世界と企業について少し考えたく思い、本棚の奥から拾い出し、読み直しているところ。

    この本を読む手

    0
    2013年04月07日

    Posted by ブクログ

    +

    ・道徳の頽廃とその社会の活力の衰えとは表裏一体であるとした上で、文明の衰退は内なる要因、特に精神的、文化的要因などの自己決定能力の喪失から発するという観点から、衰退のケースとしてローマ帝国・大英帝国を、反例として外部文化を巧みに自己化することで文化の破綻を防ぎ1000年以上命脈を保ったビザン

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    かなり目からウロコ的視点があり、個人的には結構納得のいった一冊。面白かった。残念ながら読んだ直後に感想を書いていない為、ウロコの一例を挙げられないのが無念・・・。そんな曖昧な中にも関わらず、一読はススメます。ローマ帝国との対比なども興味深かったです(辛うじて大雑把な一例だけ)。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    概要
    ・おかげ参りは江戸時代のカタルシス。
    ・日本史は物質的な欲の時期と、迷信のようなものを信じる人が多くなる時期が交互にくる。
    ・天明のききん、浅間山の噴火などの災害⇒田沼の失脚
     田沼時代はバブルの時代であり、不道徳な時代
     モラルの破壊の時代 
    ・寛政の改革 きゅうくつな時代と思われたかも・・

    0
    2022年08月10日

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