中西輝政のレビュー一覧

  • あの戦争になぜ負けたのか

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    軍部にコミンテルンが入っていたようだとか、受勲スコアの考え方とか、草鹿龍之介が剣道的な戦略概念を持っていたとか、開戦直前の顛末とか、知らなかったことが書かれていて興味深い。

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    2013年01月03日
  • 本質を見抜く「考え方」

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    欧米人は、一神教の影響を受け、魂の世界(ミッション)と日常生活(ゲーム)を分けて考える。レンガの家を建てるように分解して考える。また、征服できない敵は、体制内に取り込み、洗脳しようとする。

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    2012年12月02日
  • 日本人が知らない世界と日本の見方

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    中西輝政さんの京大での講義録をまとめた1冊。第一次世界大戦から現在までの世界、政治の見方がわかりやすく紹介されていて参考になる。
    ただ、各エピソードが若干断片的な印象なのは、入門コースとして幅広に解説されたという講義の性格上、致し方ないか。
    グローバリゼーションの時代が終わり、これからはまた国家の役割が大きな意味を持つようになるという氏の論は、ビジネスを中心に世界を考える目線からは少し遠い響きに感じられるものの、実際に世界秩序を維持しているのは、強国とその周辺国(ここ200年であれば、英米とロシア、ドイツ、フランス、中国、および日本など)というそれぞれ国家であって、決して国連や共同体ではないと

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    2012年05月21日
  • 日本人が知らない世界と日本の見方

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    ネタバレ

    どうして戦争が起こるのか?
    行われた戦争の意味はあったのか?
    本当に大事だった戦争は第二次世界大戦ではなく、第一次大戦だった?
    坂本龍馬はイギリスの操り人形だった?

    なるほどなーって感じでした。

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    2012年04月19日
  • 本質を見抜く「考え方」

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    このように、ニッポンや日本人というものを客観的に分析してくれる本は好きです。自分が知らずにら陥っている穴というようなものに気付かせてくれる。

    相手に物事を納得させる際、「つまりね、こういうことだよ」と言えたら分かっていただける事が多いですが、この本はこの「つまりね」をきちんと書いて下さっている、そんな気がします。

    安心して読める良書です。

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    2012年03月04日
  • 日本人としてこれだけは知っておきたいこと

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    戦争で失ったものは多いけれど、
    失った人たちががんばって残してくれたこの国を引き継いで行かなきゃ失った人達に申し訳ないと、思った。
    あの戦争はただ、悪い戦争だった。
    とだけ思わず、先人が残してくれた日本をもっと誇らしく思わないと。

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    2012年02月02日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    英国情報部へのスパイ浸透とゾルゲ事件を引き合いに、軍部にもソ連のスパイがいた、そして日本の方向性を誤らせたのではないかという示唆は興味深かった。

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    2011年12月03日
  • 本質を見抜く「考え方」

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    ネタバレ

    すごくわかりやすく、納得できる部分も多かった。「考え方を学ぶ」類の本の中ではなかなか良書だと思いました。もう一読して、自分の中にしっかりと消化していきたい。

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    2011年10月17日
  • 日本人としてこれだけは知っておきたいこと

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    タイトルで買った感のある一冊。

    僕は小中高といろんな先生に学んできて、
    けれど自分で違和感を感じて勉強したりして。

    世の中には客観的事実なんてものはないし、
    歴史は造られたものでしかなく。

    などと思っていたのでこの本の主張は解り易かったです。

    しかしながら全面的に受け入れるのではなく、
    自分の中で様々な考えや主張をぶつけ合って、
    自分の考えを改めて練る必要があるのではないかと思います。

    もちろん自分を含め、
    最近の日本人は考えることをあまりにも外部に任せ過ぎているように思います。

    こういったものでなくても考えさせられるものというものを
    右左、硬軟、新旧etc...色々混ぜ合わせて、

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    2011年09月03日
  • 本質を見抜く「考え方」

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    『大英帝国衰亡史』の中西輝政さんの作品。自らの頭の中や思考方法を開陳した一冊。「どん底」から復活を考える、の章で、閉塞感ただよう現代にこそ適切なよい言葉を見つけた(禍福はあざなえる縄のごとし)、、、。

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    2011年08月06日
  • 日本人としてこれだけは知っておきたいこと

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    明治維新前後からの「日本近代史」をベースにし、「近現代世界は60年周期で大変動する」との視点からの見直しを図った内容です。

    中西さんご自身が冒頭で「気軽に手にとってもらいたい」と述べられているように、
    大学で近代史を専攻していた癖にすっかり門外漢な自分にとっても、非常に判りやすくまとめられています。

    こうしてみるとやはり、小中高で習ったはずの「社会科の歴史」は不透明であったのかなと思い返してみたり。
    まぁ、自分の場合は幸いにして?大学で史学科に進み、「学問」としての「歴史」の良い所も悪い所も体験できましたけども。

    で、その大学在学中に、学科の特性として取得しやすかった「教職員資格」をとっ

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    2011年05月08日
  • 日本人としてこれだけは知っておきたいこと

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    自分の国の歴史を悲観的に捉える日本人が増えてきているなか、もう一度改めて日本の歴史を考え直すきっかけになる良書。
    「愛国心を持とう」と言っただけで右だの言われる時代に、日本の中心軸を戻す手助けになる本!ぜひ日本の悲観的な歴史教育から一人でも多くの日本人が解放されてほしいと思う。

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    2011年04月24日
  • 日本人として知っておきたい近代史(明治篇)

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    本書は、日本の近代史を学び直し、新しい「近代史の常識」と「この国の自画像」を提示する試みである。
    「人間が歴史を動かす主人公である」という視点から、吉田松陰と、岩倉具視から乃木希典まで、明治を築き上げた7人の人物を中心に取り上げる。

    [ 目次 ]
    人間を中心に歴史をつかむ
    吉田松陰―この国の未来を守るための戦略
    岩倉具視と大久保利通―近代日本を生み出すための謀略
    伊藤博文(前編)―現代の霞ケ関が模範とすべき「明治の官僚」
    伊藤博文(後編)―世界に恥じない近代立憲国家をめざして
    明治の三太郎―日露戦争に挑んだ近代日本の「長男」たち
    桂太郎(前編)―近代軍制を確立し、日清戦争に挑ん

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    2011年04月23日
  • 日本人としてこれだけは知っておきたいこと

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    なぜ日本人は戦前を否定するのか?
    なぜ「歴史」を社会科で教えるのか?
    日本人が天皇を必要とする理由は?
    ―六〇年前の敗戦をきっかけに、明治も江戸も古代までも全否定する奇妙な歴史観が、この国を支配してきた。
    しかし、近現代世界はいま大きく変動している。
    戦争の真実を物語る機密文書も公開されはじめた。
    「この国のかたち」を描くために、私たちはいま何をすべきか。
    積み重ねられた「戦後の嘘」を打ち捨て、日本文明の核心を捉えることで、日本人のアイデンティティを真正面から問う。

    [ 目次 ]
    第1章 歪められた自画像(なぜ日本人は戦前を全否定するのか 戦後の嘘 戦後の悲しき真実 戦後六〇年

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    2011年04月20日
  • なぜ国家は衰亡するのか

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    文明の衰亡は必然なのか?
    衰退から逃れる道はないのか?
    本書ではローマ帝国、ビザンチン帝国、大英帝国、アメリカ、中国そして江戸時代の日本など独自の世界を確立した大国の興亡の光景を描き出し、その「文明衰退の理」を歴史の教訓から導き出す。
    史上、外敵の侵入で滅んだ国はない。
    衰退はその国の「内なる原因」によってなされたと著者は論ずる。
    世界史的・文明史的視点から、日本の衰退と再生を洞察する「衰退学」の集大成である。

    [ 目次 ]
    序章 愚かなるオプティミズム
    第1章 衰退とは何か
    第2章 衰退を考える視点
    第3章 大英帝国衰退の光景
    第4章 ローマの衰退とビザンチンの叡智
    第5章 

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    2011年04月19日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    「対米戦争の目的は何だったのか」、「陸軍エリートはどこで問違えた」等、戦後六十余年、「あの戦争」に改めて向き合った六人の論客が、参戦から敗戦までの疑問を徹底的に掘り下げる。
    「文藝春秋」読者賞受賞。

    [ 目次 ]
    第1部 座談会・あの戦争になぜ負けたのか(対米戦争の目的は何だったのか;ヒトラーとの同盟は昭和史の謎;開明派・海軍が持つ致命的欠点;陸軍エリートはどこで間違えた ほか)
    第2部 あの戦争に思うこと(空しかった首脳会議;八月九日の最高戦争指導会議;私の太平洋戦争観;果たされなかった死者との約束 ほか)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ

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    2011年04月17日
  • 情報を読む技術

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    ■情報読解
    1.情報は自分に都合よく解釈せず、悲観的に捉える。その上で様々な可能性を考えれば、情報を読む精度が上がる。
    2.情報を読む際は、表に出ている情報はごく一部で、裏には自分が知らない様々な情報がある、との前提で読む。

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    2011年04月21日
  • 日本人としてこれだけは知っておきたいこと

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    世界が如何に陰謀に満ち満ちていたのか、また満ち満ちているのかがよく分かった。ソ連の諜報の能力、それを活かしきる政治力が強力であったことが改めて分かった。
     天皇を中心とする日本の文化文明は、アジアの亜種ではなく全く異なったものであるという認識をもて、大変誇りに思う。次代の担い手としてきれいな心で受け継いでいきたい。

    目次
    第1章 歪められた自画像
    第2章 あの戦争をどう見るべきか
    第3章 日本人にとっての天皇
    第4章 日本文明とは何か

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    2011年04月04日
  • 本質を見抜く「考え方」

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    昨晩眠れなくて(カフェインのせい・・?)薄暗い中半分読み、今日続きを読みました。

    「考えるってどういうこと?」「考えを深めるとは?」「一元的にならない考え方は?」など疑問を持った人はぜひ読んでほしい。著者は『難しいことをいかにわかりやすく伝えるかが学者の仕事』と言っているだけあって、時事問題などを元に、わかりやすく「考えること」について説明してあります。

    「ともかく、性急な結論、これこそが諸悪の根源なのです。」

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    2011年01月15日
  • 本質を見抜く「考え方」

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    国際政治学者が書いた、思考力をどう高めていくのかを説いた本。
    留学中の友人に約一年前に進めてもらったのをようやく読み終えた。

    大事なのは、常に何かしらに疑問のアンテナを高く張って、自分なりの答えを複数用意しておくこと。
    それに加えて、自分の答えを作る方法として、過去の歴史から学んだり逆張りをするなど様々な方法について実際のケースを用いて説明されている。
    いきなり全ては身につけるのは難しいので、一日一つずつのペースで身につけていけたらと思う。

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    2010年11月29日