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【本作品は2010年にPHP研究所より発刊された『ヴェノナ 解読されたソ連の暗号とスパイ活動』を電子書籍化したものです】米ソ同盟の裏で行われた共産党の諜報活動を暴く「禁断の書」電子書籍として、待望の復活! 「ヴェノナ」とは、1943年にアメリカが始めたソ連の暗号傍受・解読作戦の名称である。本書は「ヴェノナ」解読文書の元となった通信文から、ソ連のスパイ活動の全貌を暴く。いち早くその重要性を指摘した中西輝政氏らが本邦初翻訳を試み、2010年に発刊された。東西冷戦後、原著者らの努力で「ヴェノナ作戦」の成果が公表され、世界中の歴史家に衝撃を与えた。第二次世界大戦時の同盟国ソ連が百人単位の規模でアメリカにスパイを送り込み、外交、軍事、産業上の機密情報をことごとく盗み出していたことが分かったからである。当時のルーズベルト政権は、完全にソ連の工作の影響を受けていた。そしてアメリカの軍事機密がソ連に筒抜けだった事実は、日本にとって何を意味するか。ソ連はアメリカの原爆プロジェクト「マンハッタン計画」を事前に把握しつつ、1945年8月6日の広島への原爆投下を見届け、同月8日に対日戦線布告を行ったということである。
...続きを読むPosted by ブクログ 2019年12月15日
これは第一次世界大戦後の米ソ関係や政治家についての通説に見直しを迫る一書であることはまちがいない。とくにローゼンバーグ事件や赤狩りについての報道や陰謀説等については、従来の評価は徹底的な検討が必要であろう。
それにしても旧ソ連のスパイ活動の執拗さ、無常さは呆れるばかりであり、そのDNAは現在のロ...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年06月15日
ソビエトによるアメリカに対するスパイ活動の事実である暗号によって構成されたヴェノナ文章が改めて公に公表されたのはソビエト崩壊後の1995年である。
ルーズベルト政権による公共事業の拡大の一環として雇用を支えるためにルーズベルト政権下では政府機関の人材をほぼノーチェックで採用したことで国家中枢には1...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月10日
ヴェノナは必須の知識だ。なんで日本でもっと大きく知らされてないのか全くわからない。
ヴェノナで解明された暗号伝聞だけでなく、他の情報も付き合わせて、事実を解明していく。実に面白い。
んで、米国って、宣誓しての証言て、重いんだな本当。偽証罪に問われかけるといかに逃げるか。また、喋る奴も多くて、墓場まで...続きを読む
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