黒柳徹子のレビュー一覧
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教育と戦争を語る不朽の名作
⚫️戦争が暗い影を落とす昭和10年代に、発達障害の小学生トットちゃんが、先進的で自由な校風のトモエ学園において明るくすごす日々を描く。昭和56年発刊の黒柳徹子による自伝で戦後最大のベストセラーだ。⚫️自分は愛知県在住である。発刊当時、管理教育の愛知県では、本書を学校図書館から締め出していたようだが、小学3年の女性担任教諭は読み聞かせをしてくれた。世評どおりの良書だと思っていたのだろう。⚫️本書は読者に障害者差別を始めとしたあらゆる差別が過ちであることを心に刻み込ませる不朽の名作である。近日の映画公開も楽しみだ。
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DAIGOさんが「好きな本」として挙げていたのをきっかけに、読んでみました。
途中まで実話とは知らず、興味深く読みました。
小林先生の、「君は、ほんとうは、いい子なんだよ。」という言葉がとても印象的です。私の祖父が、かつてこんな風な言葉をかけてくれて、叱らずに面倒を見てくれていたことを思い出しました。
自分が大人になってみて、そんな風に子供を信じて育てるのがどれほど大変なことか、ようやく少しわかってきた気がします。
トモエは、障害をもつ方とのダイバーシティーも進んでいて、「世の中こうあったらいいな」という姿が体現されていたのも素晴らしいです。 -
ネタバレ 購入済み
今の人に読んで欲しい本
黒柳徹子のファンで今回読ませて頂きました。
今の私には刺さる部分が多く、なぜ子供の頃読まなかったんだろうと不思議に思います。ほんとに感動致しました。 -
購入済み
軽快なリズムで読み進められる感
前から読んでみたかった、窓ぎわのトットちゃん。なかなか手が出せなかったのは、今、母親であるということからです。教育的なことが組み込まれている本だということが、いろいろな方のレビューを見て知っていましたから、わたしの今の子供に対しての姿勢に自信をなくし、負の感情が湧いてくるのではと思っていました。ですが、読んでみると、とても楽しく、リズミカルで軽快に読めてしまう。また、トットちゃんとその周りの方はとても素敵な方たちばかりで、負の感情どころか、とても前向きな気持ちにさせてくれるのでした。
こんなに何も考えずにただただ本を楽しめたのっていつぶりだろう。本当に読んでいて楽しかったです。 -
Posted by ブクログ
「ふしぎ発見」「徹子の部屋」に出ている黒柳さんしか知らなかったので、文章も写真も新鮮・・・というか目からウロコな一冊。
まず女優であることも知らなかったし、若いころ単身ニューヨークへ旅立って一年も暮らしていたなんて!
今から見れば30年前のニューヨークだから、変わっていることも色々あるだろうけど、アメリカの文化に接して得られた気づきや驚きが素直につづられていて、とても面白い。
「こないだこんなことがあった」とフラットに経験を話し、そこに若い黒柳さんが思ったことが加えられる。どちらかの国をむやみと褒めるのでも貶すのでもなく、日本とアメリカそれぞれのいいところを発見していく感じが、若々しくていいな -
Posted by ブクログ
ネタバレかつて、往年の芸能人の葬儀にて森繁久彌さんが遺される身を嘆きながら弔辞を読むのが恒例になっていた時代があったが、今は徹子さんがその役割を担いつつあるのだろうか。
本書では、その森繁さんも含む、往年の演じ手、歌い手、書き手、演出家、そして無名の一般人まで、徹子さんの人生に大きく影響を及ぼした人々についての回想が綴られている。もちろん久米宏さんのようにご健在の方との交流に関しても筆が割かれてはいるが、ほぼ、いわば徹子さんの筆になる「蓋棺録」の体をなしていると言って良いと思う。
どの章も、有名無名を問わず取り上げられた人々と交わした言葉、耳にしたエピソードなどが、あたかも目の前にその人達が蘇って展開 -
Posted by ブクログ
ネタバレ徹子さんのとても読みやすい語り口と田原総一朗さんのとても論理的な語り口で交互に綴られる二人それぞれの戦争体験と二人が共に深く関わるテレビと戦争への想いが熱く私の胸に響いた。そして平和の大切さ、かけがえのなさを改めて心に刻む。徹子の部屋で戦争体験を語る有名人を取り上げたパートでは特に芦田伸介さんの言葉が突き刺さった。「戦争に向かう巨大な力の前では、私たちは無力だったかもしれないが、だからどうすることもできなかったではすまされない。戦争は大きな罪だが、戦争というものに無力だった自分にもなにがしかの責任があるのではないか。それは無力の罪というものではないのか」徹子さんも言う。子供の頃出征する兵隊さん
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Posted by ブクログ
テレビの創成期から関わったトットちゃんの回想録。
「窓際のトットちゃん」の続編のようにも思える。
「窓際のトットちゃん」で幼い頃のトットちゃんを知り、テレビで活躍する黒柳徹子さんを知っているので、この本を読み始めてすぐ私の頭の中で好奇心旺盛で早口のくるくると動く「トット」が簡単に出来上がった。
どのように記録されていたのか記憶されていたのか、NHKを受験するいきさつから合格して失敗しながらも第一線で活躍するまでがほんとうに細やかに描かれている。
NHKの生放送の様子も今では考えられないコントのような有様だが、そこにいたトットが語るものだから臨場感があり面白い。状況だけでなくそのときトットが考え