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Posted by ブクログ
語り口はテレビのイメージ通りの黒柳さんだが、いい意味でイメージを覆してくれるエッセー。ジャイアント馬場さんに教わったスクワットを続け、マッチのお子さんに服を買う姿からは、テレビのゲストとその場限りで仕事を終わりにせず、その相手のいいところを取り入れたり人間関係を維持したりする様子がうかがえる。イチローが見たいと思えば行動を起こす行動力。ユニセフ親善大使で各地を訪れる映像は小さい頃から見ていたけれど、行き先にも徹子さんの意思をちゃんと反映しているし、そして何より戦後史の大事な生き証人なのだということを感じた。トークショーでは人の話を聞く側だし、早口なおしゃべりとか歯にきぬきせぬ物言いばかりが先行しているが、もっと今のうちに黒柳さんの話を聞いておきたい!と思わせる内容だった。自分の立場を社会のために子供たちにために最大限活用できている、なんとステキな俳優さんなんだろう。ますますファンになった。
Posted by ブクログ
あんまりむつかしくなくて、気分が重くならなくて楽しい本が読みたい、、、と本屋を物色していたら黒柳さんのエッセイが文庫化されていました。大好きで昔から研究していたというパンダのこと、ユニセフ親善大使として訪問した先々で出会った子どもたちのことや思ったこととか、渥美清さんや赤塚不二夫さん、向田邦子さんなど、昭和を代表するような方々との思い出や、お母さまのお話などが、ざっくばらんに綴られています。すごく面白かったです。上品であれこれ気配りが行きとどいて居ながら、とてもくだけた雰囲気の独特の文章で、まるで黒柳さんが喋っている声が聞こえてきそうな感じでした。この本より前に『小さいときから考えてきたこと』というタイトルのエッセイも出ているそうなので、探して読みたいと思います。『窓際のトットちゃん』もまた読みたくなりました。
Posted by ブクログ
窓際のトットちゃんの頃から、ユニセフ親善大使の頃まで。
黒柳さんの人生の様々な場面が切り取られてて、
彼女の豊かな人生から、沢山のメッセ−ジがある。
するめ、というエピソードがある。
戦争に出兵する軍人さんの見送りをすると周りの人に配られる、そのするめが欲しくて、何回も見送りにいったトットちゃん。
その頃は意味もわからなかったけど、大人になってから、
自分はするめが欲しいままに、戦争に加担していたんじゃないかって、ずっと胸を痛めていた。
その話を聞いた戦争体験者から、「あのときの気持ちを忘れないでいてくれてありがとう」と言われて、少し許された気持ちになった、と。
戦争は、全ての年代の人を、傷つける。
何十年も。
私も知らず知らずに、何かに加担しているのではないか?
という気持ちになった。
原発も、日本の社会も、このままでよいのかと…。
他にも沢山の友人との話や、アフリカの話等、色々。
どれかこれか、誰にでも響くエピソードがあると思います。
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