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イチローの試合を見るため、ヤンキー・スタジアムでのナイター初観戦。ヨン様の姿を見ようとトライしたパチンコ。ハワイでのナンパ……トットちゃんの周りには、面白エピソードが溢れている。一方、多くの人を見送った。渥美清、久世光彦、森茉莉、赤塚不二夫らとの想い出。『窓ぎわのトットちゃん』に書けなかった秘密、ユニセフの活動で出会った子どもたちへの願いを綴るエッセイ。(解説・笹本恒子)
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Posted by ブクログ
語り口はテレビのイメージ通りの黒柳さんだが、いい意味でイメージを覆してくれるエッセー。ジャイアント馬場さんに教わったスクワットを続け、マッチのお子さんに服を買う姿からは、テレビのゲストとその場限りで仕事を終わりにせず、その相手のいいところを取り入れたり人間関係を維持したりする様子がうかがえる。イチロ...続きを読むーが見たいと思えば行動を起こす行動力。ユニセフ親善大使で各地を訪れる映像は小さい頃から見ていたけれど、行き先にも徹子さんの意思をちゃんと反映しているし、そして何より戦後史の大事な生き証人なのだということを感じた。トークショーでは人の話を聞く側だし、早口なおしゃべりとか歯にきぬきせぬ物言いばかりが先行しているが、もっと今のうちに黒柳さんの話を聞いておきたい!と思わせる内容だった。自分の立場を社会のために子供たちにために最大限活用できている、なんとステキな俳優さんなんだろう。ますますファンになった。
とてもおもしろかった。黒柳徹子さんってやっぱりすごい。赤塚不二夫さんとのお話が、切なくて好きだった。他にも、城夏子さんのお話、森茉莉さんのお話が好きだった。城夏子さんとても可愛い。城夏子さんの本も読んでみようと思う。オペラのお話は面白すぎる!動物のお医者さんって漫画に出てくる爆笑オペラのモデルはこれ...続きを読むなんじゃないか?
昔のことをよく覚えてる、徹子さんらしいエッセイ。短いものが沢山ある。とっても面白かった。 様々な人との交流や印象に残ったことが面白おかしく描かれている。お喋りなホロヴィッツや、徹子に恋心?を抱いた赤塚不二夫の話など、へーそーなんだー、と思わず何度も呟いてしまった。
弟さんのこと、赤塚さんのこと、ユニセフの活動で出会った子ども達のこと・・・。文章が徹子さんの語り口そのままなので、おしゃべりを聞いているような感覚で読めます。パンダへの愛も変わらず。昔からずーっとまっすぐで、エネルギッシュな徹子さん。1冊読み終えるたびに大好きになります。
純粋無垢なトットちゃん。そのまま大人に成長できたのは、彼女に大きな魅力があったからでしょう。その魅力を推察するならば、どんな人間も尊重し、公平に接することのできる大きな心を持っているところでしょうか。 徹子さんのように堂々とマイペースで生きていくためには、人間関係や自分の小ささにウジウジしている自分...続きを読むとさよならして、彼女のように尊重と公平の心を持つこと、この本を読んでいると、そんなことを感じます。 …と真面目に思いつつ、徹子さんのハチャメチャぶりを単純に楽しめる本でした。
あんまりむつかしくなくて、気分が重くならなくて楽しい本が読みたい、、、と本屋を物色していたら黒柳さんのエッセイが文庫化されていました。大好きで昔から研究していたというパンダのこと、ユニセフ親善大使として訪問した先々で出会った子どもたちのことや思ったこととか、渥美清さんや赤塚不二夫さん、向田邦子さんな...続きを読むど、昭和を代表するような方々との思い出や、お母さまのお話などが、ざっくばらんに綴られています。すごく面白かったです。上品であれこれ気配りが行きとどいて居ながら、とてもくだけた雰囲気の独特の文章で、まるで黒柳さんが喋っている声が聞こえてきそうな感じでした。この本より前に『小さいときから考えてきたこと』というタイトルのエッセイも出ているそうなので、探して読みたいと思います。『窓際のトットちゃん』もまた読みたくなりました。
黒柳徹子さんのご経験からしか語れないエピソードの一つひとつに心にジーンときたり、考えさせられたり、笑わされたり、悲しくなったり。とても良い本でした。
いい意味での自由奔放さ、あらゆるものを拒絶せず、何でも興味を持ってみること、やってみようとするそのバイタリティに感服する。
常に等身大。背伸びや見栄という観念が黒柳徹子さんには存在しないのだと思った。我が道を行くという選択肢しか持たず、好きなことややりたいことに溢れているトットちゃんの魅力を垣間みれる一冊。大人の広い心と童心を併せ持つ天才的な人間国宝級のお方の本は、読んでいて心を綺麗にしてくれる気がする。
窓際のトットちゃんの頃から、ユニセフ親善大使の頃まで。 黒柳さんの人生の様々な場面が切り取られてて、 彼女の豊かな人生から、沢山のメッセ−ジがある。 するめ、というエピソードがある。 戦争に出兵する軍人さんの見送りをすると周りの人に配られる、そのするめが欲しくて、何回も見送りにいったトットちゃん。...続きを読む その頃は意味もわからなかったけど、大人になってから、 自分はするめが欲しいままに、戦争に加担していたんじゃないかって、ずっと胸を痛めていた。 その話を聞いた戦争体験者から、「あのときの気持ちを忘れないでいてくれてありがとう」と言われて、少し許された気持ちになった、と。 戦争は、全ての年代の人を、傷つける。 何十年も。 私も知らず知らずに、何かに加担しているのではないか? という気持ちになった。 原発も、日本の社会も、このままでよいのかと…。 他にも沢山の友人との話や、アフリカの話等、色々。 どれかこれか、誰にでも響くエピソードがあると思います。
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小さいころに置いてきたもの(新潮文庫)
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