黒柳徹子のレビュー一覧

  • 窓ぎわのトットちゃん 新組版

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    本当にこんな自由な学校が存在していたのか半信半疑になるほど、子どもたちがのびのびと過ごしていた印象を受けた。好奇心旺盛かつ、みんな仲良く生活する子どもたちももちろんすごいんだけど、何と言ってもやはり、トモエ学園の校長先生(小林宗作先生)の子ども一人一人の個性を尊重する姿勢が素晴らしすぎた。しかもこの類の教育が、個別最適な学びとか言われる現代よりもはるか前の、戦前から戦中にかけて展開されていたのが驚き。戦火で焼けてしまったせいでトモエ学園そのものは残ってないけれど、トットちゃんや小林先生たちの魂は、今の時代にも通じると思う…!

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    2025年07月14日
  • 窓ぎわのトットちゃん 新組版

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    第二次世界大戦前後にこのような学校があったことにまずは驚き。個性の尊重、みんな違って当たり前。それを1人でも多くの人が受け入れることができるようになるといいな。このような学校や校長先生、考えを持った人が増えることを願います。

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    2025年07月13日
  • トットちゃんとカマタ先生のずっとやくそく

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    世界で起きていること、ほんのちょっぴりの寄付はしていても、あまり知らなかった、と。
    実際に見て、直接支えてきた方々の言葉には、特別な重みがあります。

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    2025年07月07日
  • 窓ぎわのトットちゃん 新組版

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    読み終わるのが惜しいような、幸せな本。
    こんな学校あったらいいな。無いのかな?
    今こそあるべきだよね。

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    2025年06月27日
  • 小さいときから考えてきたこと(新潮文庫)

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    思春期の頃、母親と「普通になりなさい!」「普通ってなんだよ!」って毎日のようにケンカしてた私にとっては、無意識に惹かれるのがトットちゃんなんだと思う。
    子供の頃に読んだトットちゃんの映画見て、しばらく経ってから本屋さんで平置きされてるこの本に出会って。
    元気がちょっと欲しいときとか、ほぇこりしたいときに一つずつ丁寧に読みたくなる本。現に、いつもなら一気読みするのに、4カ月強。

    いつからか人の目や評価や本音が言いづらくなった毎日に、あれなんでこんな気にしなきゃいけないんだっけ?と気付かされる。人の目を気にしないのと、人のことを思いやらないとままったく別物。

    また心が弱った頃に読み返そうかな

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    2025年06月25日
  • 窓ぎわのトットちゃん 新組版

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    ネタバレ

    これ、1981年に出版された本なの……? 初めて読んだけど、面白さが色褪せてなくてびっくりした。今ではおそらくなんらかの病名がつけられてしまう気がするトットちゃんの行動の破天荒さが(本で読む分には)面白く、またそれを受け入れていた小林先生の素晴らしさに感動した。このような行動に理解が進んでいる現代でさえ、こんな教育はできないと思う。トットちゃんが垣根をジクザクに潜り抜けて「ごめんくださいませ」「ではさようなら」をしながらスカートとパンツをビリビリにして帰ってくるところでさすがに吹き出した。

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    2025年06月23日
  • 窓ぎわのトットちゃん 新組版

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    小学生だった頃、確か2年生か3年生くらい..?遥か昔。
    担任の女性の先生が毎朝トットちゃんを読んでくれていた。
    大人になって、結婚して、娘が生まれて、娘が中学生になり、中学校で毎朝読書の時間があるからと言った。私も久しぶりに読書を再開しようと思い、娘の本棚にトットちゃんがある事を思い出してまた数十年ぶりに読む事にした。
    そこには変わらず、元気で、好奇心旺盛で、突き進むトットちゃんがいた。

    来月、東京に行く予定があるのでいわさきちひろ美術館に行こうと思う。

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    2025年06月17日
  • 窓ぎわのトットちゃん 新組版

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    トットちゃんは天真爛漫
    好奇心が強く
    興味をもった物には
    周り構わず真っしぐら

    先生に何度注意されても
    落ち着かず
    廊下に立たされ
    小学校を退学になるほど
    周りの大人たちが手を焼く子供でした

    そんなトットちゃんが
    トットちゃんらしい天真爛漫さを
    失う事なく 個性や魅力へと昇華し
    現在まで様々な分野で活躍されていられるのは
    周りの大人達 特に小林先生とご両親の愛と優しさがあったからこそなのだと思います

    トットちゃんの言動は
    私にも似ている所があり
    度々 変わっていると言われて来ました
    ただ 残念ながら
    私の個性を認めてくれる大人は
    周りにおらず
    変わっていると言われないよう
    自分を押し込み

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    2025年06月14日
  • 窓ぎわのトットちゃん 新組版

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    黒柳徹子の個性は、どこに行っても潰されない強さはあるだろう。
    その個性をいい方向に向けさせる大人に出会えたことが、今の黒柳徹子を作ったに違いない。
    小林先生も、トットちゃんのお父さんもお母さんも、素晴らしい。トットちゃんの記憶でデフォルメされてるとしても、いい人達だったんだろうな。

    人生は、出会い。

    子供を育てるには、大人側の余裕が必要だと強く思った。私は、そんな大人にはなれていない。些末なことにとらわれて、しょっちゅうカリカリしてしまう。トットちゃんが、退学させられた学校の教師と同じ。

    ほとんどの親や先生は、子供を型にはめるのに必死になって、型にはまらないと悪い子とレッテルはって、戦前

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    2025年06月08日
  • 続 窓ぎわのトットちゃん

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    戦時中、戦後を生きた黒柳さんの波瀾万丈の人生。どれも貴重なお話でした。私も好きなことだけやって生きていくぞ!と思いました。
    〈学んだこと、心に残ったことなど〉
    ・泣くのも許されないのが戦争
    ・無責任だったことが戦争責任だと知った
    ・目には見えないもののためにも心を痛めることが大切
    ・優しい人間になるためには教養を身につけなければならない、そのために本を読む
    ・ものがいっぱいある幸せもあれば、ものがない幸せもある
    ・神様はどんな人間にも飛び抜けた才能を一つ与えてくださっている、でも大概の場合その才能に気づけない
    ・そのままでいてください、大丈夫
    ・死ぬまで病気をしない方法は、自分の好きなことだけ

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    2025年06月04日
  • 窓ぎわのトットちゃん 新組版

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    黒柳徹子さんがご自身の幼少期を描いた自伝的小説。

    トットちゃんが、落ち着きのなさを理由に前の学校を退学になってしまい、新たな学校「トモエ学園」に入学する。天真爛漫なトットちゃんをありのままに受け入れ、互いに認め合い、その子がその子らしく、のびのびと豊かに学び、成長していける教育がそこにはあった。
    戦前にこんな学校があったなんて。
    そして、こうした教育方針を大切にして、それを実現された小林先生のような教育者がこれからも増えてほしい。
    まさに、地域共生社会の原点だなと感じました。

    小説も映画もとても良かったです。

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    2025年06月02日
  • 窓ぎわのトットちゃん 新組版

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    現在、特別支援学校で勤務しています。

    まさかこんな昔に、様々な子どもたちが伸び伸びと過ごせる学校があったとは驚きでした。

    そして、驚くことに今の特別支援学校で実践していることに繋がることの多いこと。特に、リトミックはどこの支援学校でも行っています。散歩も今の生活単元学習に通ずるものを感じますし、自分もよく季節探しの単元や校外学習などで取り入れます。お弁当の時間のお話は、今の時代の他者理解及び自己表現力に通ずるものだと考えます。

    あの時代にトモエ学園のような「席も自由、何から勉強するかも自由」といった先進的な学習を子どものためにされたことや、「海のものと山のものを持たせてください」等と子ど

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    2025年05月29日
  • 続 窓ぎわのトットちゃん

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    今、この本を読めてよかったと心から思いました。
    戦時中の話に触れる機会がなかなかないなかこの本を通して知ることが出来ました。

    黒柳徹子さんと出会う人たちがとても温かいのは黒柳徹子さんの人柄なのだろうなと思いました。

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    2025年05月25日
  • 窓ぎわのトットちゃん 新組版

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    大人にはわからない不思議な行動も、子どもにとっては大事な大事な宝物で、それを包んでくれるような大人がいること、言葉にこそできないけど、ありのままの感情、感覚がじんわりとトットちゃんに刻みこまれていく様子が何よりあたたかくて、読んでいて涙が出た。小さな我が子を育てている身で読んだので、きっと色々な事態に直面するのだろうし、子どもにしかわからないことだって、子どものうちから体験していくのだろうな、と。私が我が子にしてあげられるのは、“信頼”かなと思った。

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    2025年05月18日
  • トットのピクチャー・ブック

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    黒柳徹子さん最初のエッセイ集で、2025年復刊。

    徹子さんらしい笑っちゃうエピソード満載で、「続窓ぎわのトットちゃん」に続き、大いに楽しめました。しかも、武井武雄さんの絵の素晴らしいことと言ったら!かわいくて、色彩豊かで、生き生きとしていて。言葉で言い表せないぐらいです。武井さんの絵は以前から知っていましたが、こんなに一気に見ることができたのは初めてで、もう感激でした。

    黒柳さんの原稿ができる前に武井さんは、89歳で急逝されました。武井さんのお嬢様が、黒柳さんの大ファンであり、文章と合う絵を必死に探されたとのことです。私にとって宝物のような一冊になりました。

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    2025年05月07日
  • 窓ぎわのトットちゃん 新組版

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    後半、涙がボロボロ。
    棺の中の泰明ちゃんに、夏休みに脚立と自分の頭を使って木に登らせた思い出が蘇って涙が止まらなかった。ずっと一緒にいたよね。

    明日が待ち遠しい毎日。
    自分を善きものとして扱ってくれる大人たち。
    子どももこんな環境で育ててあげられたらな。
    ちょっとした大人の言動が、子どもの人格形成に関わるのか。幼少期に大人から受ける影響の大きさにちょっと怖いまである。

    戦前の自然豊かでのんびりした東京の雰囲気から一転、太平洋戦争に突入していく雰囲気を子どもの視点で見ると、改めて戦争てなんてむなしくて恐ろしいんだと。

    本当に家に帰ってきた子どもが学校であったことを喋るのを聞いているような感

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    2025年05月06日
  • 窓ぎわのトットちゃん 新組版

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    小学生の時に一度読んだが、40年ぶりに再読
    。内容を全く覚えておらず新鮮だった。全国の教員に是非読んでほしい本。

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    2025年04月22日
  • 続 窓ぎわのトットちゃん

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    前半、戦時中の場面では、辛い状況にあるトットちゃんのことを思うと胸がきゅっと締めつけられるような気持ちになりました。でも、素直で天真爛漫なトットちゃんの様子に救われました。トットちゃんのお母さんの、現実に負けることなくエネルギッシュに立ち向かう姿、印象的でした。母は強し!

    終戦後は、トットちゃんらしいユニークなエピソードに、クスッと笑える場面あり、女優になる過程では、苦しかったことや失敗談を飾らず表現され、心の中で「トット、がんばれ!」と思いながら読み進めました。

    子供の成長過程において、親、教師、周囲の大人が、あるがままの子供を受け入れ、愛情をもって接することが大切であり、そうすることで

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    2025年04月13日
  • 窓ぎわのトットちゃん 新組版

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     とっても温かくて、トットちゃんと一緒に泣いたり楽しくなったり感動したりふわふわ浮いているような気持ちになったり、初めての体験だった。絵のない絵本を読んでいるような優しくて楽しい文章なので、すらすら読めてしまうけれど、学ぶことがたくさんある本。
    子どもと接するときや自分に子どもができたとき、すこしでもこうありたいなぁ..という理想がつまっていた。

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    2025年03月17日
  • 続 窓ぎわのトットちゃん

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    「するめ味の戦争責任」の章に胸打たれました。
    戦争が身近なことだと思うようになった今読むと、戦争にはお金や空腹感で釣られた人々がそれぞれ関与していることは今も昔も変わらないように思います。

    戦争には国家規模の紛争というだけでなく、当たり前にエスノグラフィックなものと切っても切り離せない要素がある。

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    2025年03月17日