黒柳徹子のレビュー一覧
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試し読み
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Posted by ブクログ
オーディブルにて。
子どもを産み、真っ新な命を1年半見守ってきて強く感じる。子どもがはじめから持って産まれるものは「善」だけだ。
小林先生の教育方針にある、「どんな子も、生まれたときには、いい性質を持っている」というのは、真実だと思う。
でも、それを伸ばすために子どもを「自然」に暮らさせることがどんなに難しいことか!
家庭で実践されていたお母様にも敬服する。
大人の「こうしてほしい」は子どもには枷になる。
心に小林先生とトットちゃんのお母様を住まわせながら、社会のルールや大人の都合というものとどう折り合いをつけていくか、今日も考えを巡らせる。 -
Posted by ブクログ
読んで良かった!
トモエ学園と、小林宗作先生という素敵な先生の事を知ることが出来て、幸せなひと時を過ごしました。
こんなに素敵な学校があったのだと、黒柳徹子さんが最初にこの本を出されたのが1981年。
その頃私たちが受けていた教育といえば、画一的で、少しでも良い行動から外れると先生から引っ叩かれたり、廊下に正座させられたりしたなぁ、先生が武器(竹刀)を持ち歩いていて怖かったなぁ、と当時の記憶が蘇りました。
トモエ学園がなくなってしまったのは残念。
まさかここに電車のお教室があったとはね!と、いつも素通りしていた自由が丘のショッピングモールを感慨深く訪れました。
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Posted by ブクログ
『窓ぎわのトットちゃん』をオーディブルで二度聴きました。聴き終えた後、胸に残ったのは「子どもの個性を大切にする教育」の尊さでした。
この作品は1981年に出版された、黒柳徹子さんが40代後半で書いた自伝的エッセイです。私自身、子どもの頃に読んだことがありましたが、その時の印象は「明るく元気な学園もの」程度でした。けれど、大人になって改めて耳で聴くと、トットちゃんの純粋さや小林校長のあたたかさが、まるで自分自身に語りかけてくるように響いてきます。
特に心を打たれたのは、トットちゃんの小さな好奇心を、校長先生が「やめなさい」と否定するのではなく、「もっとやってみよう」と受けとめる姿勢です。子ど -
Posted by ブクログ
ネタバレ良い意味で、なんでも良いじゃないかと思えた。
しっかりと話し合える、だからこそ分かり合える。嫌なことを我慢するのではなく、楽しいことをたくさんみんなでつくる。それがどれだけ素晴らしい事なのか、トットちゃんが自身の体験から教えてくれた。
言葉にするのが少し難しい。様々な感動に包まれている。人と人は、これほどまでに分かり合えるものなんだという希望に感動し、悲痛な別れに胸が苦しくなる感動、小林先生の教育者としての姿、トットちゃんのご両親の姿勢、この時代にトットちゃんの様な子どもを育てるのはとても難しいにも関わらず、本当に我が子を愛する姿に感動した。
もっと感想は色々あるのだと思う。けれど、今は感