黒柳徹子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
有名な本なのは知っていた。
でも、タレントさんが書いたからでしょ、なんて思ってた。
全然違う。これは本当に素敵な本だった。
読みながら当時の状況に思いを巡らせたり、
自分の子どもだった時のことを思い出したり、
そして、今、自分の子どもたちのことを思ってみたり。
そんなことを考えながら、時々涙が出そうになった。
印象的だったのが「それからさー」という話。
みんなの前でお話をするときに、話なんて何もない!と言う子。校長先生が、話を作ろう!と、その子の話を引き出していく。
そして、みんなの前で話ができて、拍手につつまれる。
こうやって書くと、これだけのことなんだけど、でもなぜか印象的な話だった。 -
Posted by ブクログ
母より、育児の参考になると聞いて読み始める。
分かりすい語り口とユニークで心温まるエピソードが満載で、あの時代にほんとにこんな素敵な学校があったのだろうかと考えてしまう。
電車の教室での授業は楽しそうで、海と山を取り入れたお弁当は美味しそう。何より小林校長先生の生徒思いの、愛ある教育方針が素晴らしく、人格者とはまさにこういう人のことなんだなとつくづく実感する。
そんな先生に出会えたことは生徒たちにとって奇跡であり、本書によってその考え方を世に広めた黒柳さんもまた凄い。さらにその収益を世界の子供たちを救うために活用されているのだから、人格者が人格者を生むという教育の理想像の最たるものを垣間見た気がする。
私自身も小学校一年生のときは授業を抜け出して校庭の池で遊んでいて、そのまま落ちて母が着替えを持ってくるという展開が複数回あったので、トットちゃんとそのお母さんに共感してしまった。
特に「もどしとけよ」のエピソードが印象的で、子供の自主性を重んじて対等な人間として接するからこそ、信頼関係が生まれるのだなと思った。
(様々なリスクがつきまとう故に、これはなかなか真似できることではない。)
この本に書かれていることをそのまま真似して直接的に何かに応用したり役立てたりするのは難しいかもしれないが、根本の部分にヒントとなる重要な要素がいくつも隠れていると感じた。
子を持つ親として、今後も定期的に読み返したい。