岡本さとるのレビュー一覧

  • 喧嘩名人 剣客太平記

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    シリーズ五弾
    成長著しい竜蔵
    短編のくせに内容が濃すぎる
    若いときに共に悪さした親友が遥か遠い酒田でまさかの悪党になっていて、直接対決した悲惨・・・に描かれていない
    そのほか3つともすんばらしい作品です

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    2019年11月21日
  • 二刀を継ぐ者~若鷹武芸帖~

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    岡本さとる 著「二刀を継ぐ者」、若鷹武芸帖シリーズ№5、2019.10発行。新宮鷹之介26歳は、滅びゆく武芸流派を守る仕事の頭取を。今回は二天一流、二刀流についての仕事。松岡大八とその弟子たちとの因果、そして松岡大八と13年前に分れた元妻八重との再会がクライマックスです。

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    2019年11月10日
  • いもうと 剣客太平記

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    新シリーズ始めました
    岡本さとるは2019年一番お気に入りの時代小説です
    物語の最初から好印象なのがこの作者の特徴なのかな
    タイトルの話は、展開が気になったものの良い話だった
    登場人物を使い捨てにしない印象がある作者なので
    また登場するだろうな

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    2019年10月09日
  • 父の海~若鷹武芸帖~

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    岡本さとる 著「父の海」、若鷹武芸帖シリーズ№4、2019.5発行。武芸編纂所頭取の新宮鷹之介26歳は、今回、水術に臨むことに。剣は無敵も泳ぎは不得手、おぼれてるところを助けたのは、17歳の娘、海女、お光。一方、棒手裏剣の達人であり、三味線引きの春太郎。鷹之介は両手に花の状態に(^-^)

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    2019年07月01日
  • 伝説 新・剣客太平記(十)

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    山手線の30番目の新駅は高輪ゲートウェイではなく、高輪がいいと思うのですが! 高輪付近を舞台にした岡本さとるさんの「伝説」(2019.3)、剣に長じて侠気ある男、狭竜蔵の物語です。剣客太平記№1~№10、外伝虎の巻をはさんで、新・剣客太平記№1~№10、この「伝説」で完結です。長い間楽しませていただきました。有難うございます!新しいシリーズを心待ちにしています。

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    2019年04月11日
  • 哀歌 新・剣客太平記(八)

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    ものすごい腕の刺客、それも気持ちの悪い風貌をしているという。その刺客に竜蔵の友が辻斬りされる。
    何度か似た事件が起こる。
    そのうち、その事件に乗じた偽物まで出てきた。

    凄腕は先生と呼ぶもっと凄腕の剣豪が存在するという。しかも竜蔵の命を狙っている。

    母親志津の命を守ろうと弟子を母の警護に。。。

    そして事実が浮かび上がる。
    よくしてやったと思う相手でも、その相手がどう思うかはわからない。相手次第なのだ。
    逆恨みを受けた竜蔵は、正体を知って驚く。
    友が見守る中、道場で果たし合いが。

    人の人情には、考えられない闇を抱えていきるものもいるのだ。哀しいまでの生き方に、苦しく苦い勝利だった。

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    2019年03月28日
  • 決意 新・剣客太平記(七)

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    竜蔵の息子鹿之助も数えで6歳になった。
    先日幼い子供に意地悪をする12歳の子供を殴ったと、母親綾から叱られていた。
    でも竜蔵は正義感と男気があって良し、と。意見が合わない。

    しばらく忙しく鹿之助とじっくり話し合ったことがないと、親子三人で神田川域を遊山していたときに、鹿之助が偶然悪い奴を見たといった。「旦那の匕首でぶっすり、、、」と行ったという。

    子供のいうことと、言い包めないで、竜蔵は鹿之助と二人の秘密として、その男たちを探すことにした。
    何日もかかり、発見するが、それは隠語で好みの女を斡旋していたポン引きと客の会話だった。そのまま説明するには、困った内容だったので、鹿之助には竜蔵が成敗

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    2019年03月27日
  • 黄昏 新・剣客太平記(六)

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    師範代をし、剣術の腕も周りからも一目置かれるようになった神森新吾は、剣術に重きを持つばかりに前々から話がある結婚話にも食いつかない。
    その一方、今以上の高みをと、しばし迷いもあった。

    そこで神森新吾の性格も知った竜蔵や、仲間たちも一緒になって大芝居をうつ。。。

    弱いものいじめを放っておけない竜蔵。
    周りを遠巻きに見ていた男たちに、いつものベランメェ口調で、「それでも男と言えるか?」と。

    剣に自信もない弱気な浪人がやってくる。
    その理由を探ると。。。

    今回もお節介が炸裂。

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    2019年03月26日
  • 不惑 新・剣客太平記(五)

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    痛快時代劇。
    その名前は恐ろしく喧嘩に強い侍と、悪い奴からは恐れられ、名前だけで逃げていく。

    人情には厚く、剣道場の弟子たちには一人一人にあったやり方で接し、その悩みも一緒に解決しようと相談にも乗る。

    そんな竜蔵の活躍は、今回も。
    弟子も三十人に増え、月に2〜3度の剣術指南も引き受けている。

    そして、今回竜蔵の子供の頃父親虎蔵が大活躍したお家騒動の後継問題の時に、藩の江戸屋敷道場の剣術指南を依頼され、覚えていれば息子が40になったら落ち着く頃だから息子に頼んでやってくれという約束通り、若月藩の指南役に。

    藩の中の、剣術に不向きな藩士にも、剣に背を向けないで欲しいという藩主の意向に一肌脱

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    2019年03月26日
  • 一途 新・剣客太平記(四)

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    今回も痛快な4話収録。
    立派な道場の師範となった竜蔵。
    弟子の教育には心を配る。
    腕の上達がめざましく、直心影流派の試合に出る若き剣士、幸之助は、子離れできない母親がうるさくて仕方がない。
    知恵を絞って母親と引き離してやると、幸之助は立派な結果を残した。。。

    かつて、竜蔵の命を狙うために雇われた殺し屋は、嫌な奴しか殺さない流儀。竜蔵を気に入った五十嵐左内はその剣の強さから、揉め事が寄ってくる人生だった。だが本人は、そんな暮らしから離れて本当の意味での自分の生きがい人生を探して江戸に舞い戻る。漁師の仲間になりやっと生き生きとした暮らしになった矢先、剣豪に狙われる。

    行きつけの居酒屋の主人は頭

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    2019年03月21日
  • 侠気 新・剣客太平記(三)

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    今回は親友となったかつて命を狙われた剣客猫田犬之助と、ともに大目付の隠密仕事の旅に出る。
    剣侠、峡竜蔵ここにあり!

    そしてこの巻、最後の章では長く父親が割りとなって孫の竜蔵の成長を誰よりも愛情深くみま持っていた祖父の国学者中原大樹が亡くなるのだった。
    自分に4歳の男児を持つ今、竜蔵はその愛情を振り返り、大きく傷つくのであった。

    心情の機微、深くたっぷりと描き切った作品に涙目になってしまうのであった。

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    2019年03月20日
  • 剣侠の人 剣客太平記

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    ひとまずの決着を迎えた剣客太平記第10巻。
    精神的にも、一段と成長をした竜蔵。
    剣客としても名が上がる。

    直心影流の一番を決める大試合にも勝利し、次の後継者として一番の団野源之進との試合を控えて、上州へ演武の依頼を受けて竹中正太夫とともに向かう。
    が、ただではすまないいつもの旅。

    豪快な剣豪の父、峡虎蔵が絡んだ因縁もそこにはあって事件が今回も起こる。

    幼馴染の常磐津の師匠お才との縁は?

    次回作がとても楽しみな作品!

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    2019年03月16日
  • 居酒屋お夏 七 朝の蜆

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    内容(「BOOK」データベースより)

    お夏が再会したその男は、親に捨てられ泥棒稼業に身をやつした過去の持ち主だった。一時期はまっとうな道を歩もうとした彼だが、世間の風は容赦ない。「生まれてこなければよかった」。捨て鉢な気持ちで喧嘩を起こした彼を救ったある浪人。その恩人が窮地に陥った時、男は一度だけ泥棒に戻る決意を固めるのだが…。心に優しい風が吹く第七弾。

    平成30年6月26日~29日

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    2018年06月29日
  • 居酒屋お夏 八 兄弟飯

    購入済み

    お夏のさりげない助太刀

    第二話 お前のそばで……
    大阪から仕官を求めてここ目黒で居を構えた鬼王虎之助は、なかなか良い仕官の道が見つからないでいた。確かに名前は豪快ではあるが、名前には似つかない容貌である。ただ器用な性格で、口入れ屋の龍五郎からの賃仕事で日々を暮らしている。
    同じ目黒不動のそばにある”たけや”というそば屋におえんという年増がいて、虎之助とおえんは気を通わせる仲である。虎之助は長い浪人暮らしに疲れを感じているのだが、武士の身分を捨てる覚悟が定まらない。
    武士として身を立てることとおえんを妻に迎えたいという二つの気持ちが空回りする。淡々と大人の恋が描かれていく。話しは流れるように進んでいき、虎之助とお

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    2018年04月19日
  • 居酒屋お夏 四 大根足

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    内容(「BOOK」データベースより)

    悲願の仇討ちが、新たな波乱の幕を上げる―。人情居酒屋の毒舌女将・お夏に忍び寄る黒い影。その裏には、縄張り拡大を目論む悪党・市蔵の思惑が。しかも、お夏が敢行した仇討ちを、高輪から品川を取り仕切る五郎蔵一家の仕業と勘違いしている。野心と復讐心に燃える市蔵。このままでは江戸に血の雨が降る。お夏は止められるか?激動の第四弾。

    平成29年6月29日~7月1日

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    2017年07月01日
  • 居酒屋お夏 三 つまみ食い

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    内容(「BOOK」データベースより)

    居酒屋の名物女将・お夏の許に、髪結の鶴吉から思わぬ報せが届いた。二十年前、お夏の母を許し難き理由で無礼討ちにした才次が名を変えて船宿の主に納まっているという。凄まじい殺人剣の遣い手を用心棒に雇い、温和な仮面を被る才次を討つため、お夏は料理人の清次らと共に策を巡らした大勝負に挑む。無念と憤怒を晴らすシリーズ待望の第三弾!

    平成29年6月21日~24日

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    2017年06月24日
  • 居酒屋お夏

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    内容(「BOOK」データベースより)

    目黒不動で居酒屋を営むお夏。化粧っ気はなく毒舌で、くそ婆ァと煙たがられているが、懐かしい味のする料理は評判だ。ある日、客の一人だった遊女が殺され、お夏は静かな怒りに駆られる。実は彼女には、妖艶な美女に変貌し、夜の街に情けの花を咲かすもう一つの顔があった―。孤独を抱えた人々とお夏との交流が胸に響く人情小説シリーズ第一弾。

    平成29年5月14日~17日

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    2017年05月17日
  • 黄昏 新・剣客太平記(六)

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    岡本さとる 著 新剣客太平記(六)「黄昏(たそがれ)」、2017.2発行、師範代、丸型十手、酒弁慶、安寧の地の4話。剣も喧嘩も桁外れな峡(はざま)竜蔵も40歳、強さにプラスした思いやりに大拍手です!

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    2017年04月11日
  • 居酒屋お夏

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    以前「すずらん本屋堂」で紹介されていて気になっていた本です。
    本編にはないネタバレが裏表紙にしっかりと書かれていて「それは言わないお約束」と胸にしまって楽しく読みました。
    さすが脚本家さんらしく皆キャラが立っています。
    ドラマにするとしたら誰がいいかな、と考えてしまいます。若村麻由美さんなら婆ぁに化けてくれるかも・・・。  
    私としては「おちゃけ」は声に出して言ってみたい日本語のかなり上位に位置します。どちらの意味にも使えていい言葉です。

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    2017年03月19日
  • 居酒屋お夏

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    短編連作
    口が悪いお夏という女将がやっている居酒屋にくる、様々な客の人間模様の物語
    時代小説にはありがちの、実は…というのもあるけど、そうじゃないのもあるし、なかなか面白かった

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    2016年12月31日