岡本さとるのレビュー一覧

  • 相弟子~若鷹武芸帖~

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    剣豪だといえ、結局生身の人間

    将軍家斉の命で、新宮鷹之助は自宅内にある武芸帖編纂所で、廃れゆくそして人から忘れ去られる剣豪たちの武術を書き残している。
    編纂所の編纂方は、いずれもその道に通じる達人たちであった。
    そうした剣豪たちも思いも寄らないことで普通の人間に立ち返る。
    三右衛門は風邪を引き高熱を出して3日間療養する羽目となった。その間、三右衛門は己自身の来し方行く末に思いを馳せるのである。
    それを見た鷹之助は、病み上がりの三右衛門に3日ほどの休暇を与えた。
    三右衛門は内藤新宿で噂に上る剣豪が、昔三右衛門が大和柳生で修行したとき、相弟子の和平剣造だと知り彼の住まいを訪れた。剣造は労咳を病んでいたが、果たし合いの約束を抱え

    #感動する #ほのぼの

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    2024年08月30日
  • 恋女房 八丁堀強妻物語〈四〉

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    「何をもって、信じろと吐かしやがる。信じてくれとおれに言えるだけのことを、これまでお前はひとつでもしたというのかい!」

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    2024年08月05日
  • 隠密夫婦 八丁堀強妻物語〈三〉

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    「探索に関った相手に嘘をつく時は、誠心誠意嘘をつき通せ。後で嘘とわかっても、その嘘が懐かしく思われるほどにのう」

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    2024年07月25日
  • 妻恋日記 取次屋栄三[6] <新装版>

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    やっぱり僕は、このシリーズが好きだ。世の中は、こんな心持ちの良い人間ばかりじゃないことは、長年生きてきてよくわかっているけれど、小説の中だとしても、やっぱりグッと来る。歳かなぁ?

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    2024年07月20日
  • 鰻と甘酒 居酒屋お夏 春夏秋冬

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    お夏の居酒屋を中心に常連たちや昔の仲間が毎回役割りをきっちりこなしている印象。
    シリーズとして非常に安定感があります。

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    2024年05月30日
  • 千の倉より 取次屋栄三[4] <新装版>

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    この作者の登場人物のキャラクターが好きだなぁ‼️子供も可愛い‼️可愛い子供が出て来ると涙腺が緩くなるのは、年かな❓️

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    2024年03月24日
  • もみじの宴 居酒屋お夏 春夏秋冬

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    内容(ブックデータベースより)

    目明かし父娘が持ち込んだ凶報が、お夏の居酒屋をざわつかせた。聞けば、男手一つで娘を育てた古着屋が殺されたという。さらには、その娘が行方不明ともいう。事件の真相も娘の安否も杳として知れず。そんな中、事件解決のきっかけとなったのは、お夏が「色ぼけ婆ァさん」とからかうお春が発した驚きの一言だった……! 人気シリーズ第八弾。

    令和6年2月9日~11日

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    2024年02月12日
  • 若の恋 取次屋栄三[3]<新装版>

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    年を取ると、このくらいの短編~中編が、読むのには手頃だ。それに、この作品は、テンポが良いので、スイスイ読める。でも、中身は、決して軽くはない。良い作品だと思う。

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    2024年01月21日
  • 豆腐尽くし 居酒屋お夏 春夏秋冬

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    続編に入ってから血生臭い場面が減り、お夏さんの居酒屋が常連と一緒に困った人を助ける人情味溢れる店に変わってきた。
    またその常連達が決して出しゃばり過ぎないところが好ましい。
    余裕があって良い雰囲気だなあ。

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    2023年08月20日
  • 名残の袖 仕立屋お竜

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    気分スッキリ!

    悪人が、やっつけられるのは、気分が、スカッとする。けど、お竜さん、望まれて、家族が出来たかも知れないのに、断ってしまって、後悔しないかなぁ。まぁ、師匠という守り神が居るから、良いのかな?

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    2023年07月26日
  • 悲愁の花 仕立屋お竜

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    こんな話は、良いなぁ。

    文左衛門、お竜、勝之助、悪人への地獄への案内人。その悪人退治の寄り道で、助けられる者達が居て、心優しい人情が身にしみる。

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    2023年07月26日
  • 仕立屋お竜

    ネタバレ 購入済み

    これからは….….

    お竜こと、おしん、仲間が出来て、不幸だった過去とも、決別出来て(母親と自分を不幸にした父親は、死んでいたし、かつて夫だった男は、殺す事が出来た)これからは、幸せに、ならなきゃ。

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    2023年07月25日
  • それからの四十七士

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    まあ、小説というのはフィクションですから、何が起こっても、驚くことではない。といっても、これは、さすがに、やり過ぎでしょう?でも、何か、痛快な気分なのは、なぜかな?

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    2023年07月19日
  • 八丁堀強妻物語

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    ネタバレ

    Tさんのお勧め。

    幕府の”将軍家影武芸指南役”である扇屋の善喜堂。
    そもそもこの設定が無茶だが、
    その主人の娘である千秋が兄をもしのぐ武芸の達人、
    だが隠密の仕事で路地の板塀の間に挟まれてしまった、
    というのも無理やりな話。

    その千秋が(本当は全く危うくない)危ういところを
    町同心に助けられ一目ぼれ、と奇想天外な、いや、ありがちな話に転がっていく。
    老中の「下心」もあって、無事夫婦となれた千秋と柳之助だが、
    もちろんそれだけで済むわけはなく、
    千秋は潜入捜査を行う柳之助を助けることに。

    面白かった。
    無茶苦茶な設定だが、主人公千秋の一途な思いが核となって、
    うまくまとまっている感じ。

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    2023年04月22日
  • 雪見酒 居酒屋お夏 春夏秋冬

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    本気で血生臭い復讐が終わり、シーズン2は市井の人情部分だけを残した非常に温かい作品になっている。
    途中から読み始めた人には若干物足りないかも知れませんが、隠居生活ような穏やかさが心地良いです。

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    2023年03月25日
  • 根深汁 居酒屋お夏 春夏秋冬

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    居酒屋お夏 新シリーズ 6
    男伊達・相模屋長右衛門の遺志を受け継ぎ、人助けに生きる、長右衛門の娘・居酒屋お夏の女将と、料理人の清次、そして、その仲間達の活躍を描く人情話。

    〈青物夫婦〉
    青物の棒手振りをする仲の良い夫婦。
    〈酌取り父娘〉
    前妻との間に出来た娘と再会した、下っ引き。
    〈根深汁〉
    お夏の昔の仲間・河瀬庄兵衛の庵の近くに越してきた、刀研ぎ師。
    〈おこげ〉
    小僧から、大店の婿になったが、家付嫁の力が強く、店のお金を未だ、触らせてもらえないと愚痴る男。
    の四遍。

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    2023年02月18日
  • 鯰の夫婦 居酒屋お夏 春夏秋冬

    ネタバレ 購入済み

    良い話….….

    鶴吉の話には、泣けてしまった。幼い頃別れたままの父親との和解。母親違いの弟まで居て、二人で、昔世話になった兄貴分への義理を果たそうとする老いた父親を、助けようとする。良い話だった。

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    2023年01月15日
  • 居酒屋お夏 春夏秋冬 山くじら

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    新シリーズの開幕は血生臭い場面がなく、清次の昔語りや相模屋長右衛門の兄弟弟子である団蔵など、人生をしみじみと味わうような内容が多かった。
    敵討は終わったので、このままの雰囲気が続けば良いと思う。

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    2022年11月27日
  • 悲愁の花 仕立屋お竜

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    内容(ブックデータベースより)

    若かりし頃、廓の掟を破って遊女・お花を逃がそうとした文左衛門。しかし遊女は追手につかまり、折檻の末に亡くなっていた。その後悔を抱き続けてきた文左衛門は、隠居の身になってから弱い者に害をなす悪人を成敗する裏稼業を立ち上げ、お竜、井出勝之助を仲間にした。ところが、お竜はあることをきっかけに、お花を殺した男の消息を調べることになり……人気シリーズ第二弾!

    令和4年11月23日~25日

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    2022年11月26日
  • 居酒屋お夏 十 祝い酒

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    千住の市蔵をやっつけたので一応シリーズは完結ということになるのか。
    だけど実際にはまだ何作か続いているようなので、名同心 濱田茂十郎が引退して一般人として居酒屋の常連になりつつ、人情でお夏一味と一緒に弱者を救う流れになりそうな予感。
    居酒屋に通う男たちの余計なところまで立ち入らない阿吽の呼吸が、本作は特に心地よいものだった。

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    2022年09月25日