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Posted by ブクログ
居酒屋お夏・セカンドシリーズ“春夏秋冬” 第六弾。
毒舌女将・お夏と、料理人・清次が切り盛りする居酒屋を舞台にした、人情噺連作四話が収録されています。
これぞ安定の読み心地。今回も居酒屋を訪れるお客たちが巻き起こしたり、巻き込まれたりする騒動を、お夏と清さんが影でこちょこちょ動いて解決してくれています。
表題作の第三話「根深汁」では、お夏の昔からの仲間・“河庄の旦那”こと河瀬庄兵衛さんのご近所の研ぎ師・合田喜右衛門が大身旗本の屋敷に仕事にいくも、そこの殿様がヤバイお方だった・・という話なのですが、剣吞な事に巻き込まれそうな喜右衛門の事を、居酒屋ではお夏&清さん、自宅付近では河庄の旦那と、ダブル態勢で見守ってくれるので心強いかぎりです。
前シリーズの時のように、お夏たちに“敵”がいるわけではないので、もしかして“お夏ファミリー”はちょっと暇なのかな・・と思ったりしてしまう私です。
他にも、第一話「青物夫婦」に登場した仲良し夫婦が抱えるお悩みや、対照的に、すれ違い夫婦に絡んだ騒動が起こる第四話「おこげ」。思わぬ形で生き別れの父娘が再会する第二話「酌取り父娘」など。様々な家族の在り方や悲喜こもごもが、“ええ塩梅”に書かれております。
ということで、葱たっぷりの根深汁のように、ぽかぽかに温まる一冊でございました。
ふふふ
そこはかと無い可笑しさの中にも、人情味やら、哀しみやら、色々な人の気持ちが、溢れてきて、そして、最後にはほろりと、させられる。そんな話だ。
魂風一家の皆も、年を重ねて、人間が、味わい深くなってきたのかな?
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