岡本さとるのレビュー一覧
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お夏のさりげない助太刀
第二話 お前のそばで……
大阪から仕官を求めてここ目黒で居を構えた鬼王虎之助は、なかなか良い仕官の道が見つからないでいた。確かに名前は豪快ではあるが、名前には似つかない容貌である。ただ器用な性格で、口入れ屋の龍五郎からの賃仕事で日々を暮らしている。
同じ目黒不動のそばにある”たけや”というそば屋におえんという年増がいて、虎之助とおえんは気を通わせる仲である。虎之助は長い浪人暮らしに疲れを感じているのだが、武士の身分を捨てる覚悟が定まらない。
武士として身を立てることとおえんを妻に迎えたいという二つの気持ちが空回りする。淡々と大人の恋が描かれていく。話しは流れるように進んでいき、虎之助とお -
Posted by ブクログ
新・剣客太平記を1、2、と読んで5に飛んで読んだ。
もともと「不惑」というタイトルに惹かれてこの本を手にしたが、シリーズ5作目だったので、遡って1から読み始めた。岡本さんの本を読むのは初めてだった。
とても読みやすく、立ち回りに心踊り、人情に目頭が熱くなる。でも順に読まなくても良いシリーズと気づき5に飛んだ。
「不惑」も読み終えて満ち足りた気分になった。娯楽的であっても話の展開に無理はなく丁寧に描かれていてぐいぐい引き込まれます。
親子の確執を実際に抱いている人は世の中に多いのではないか。自分もその一人。父親のありがちな言動、振る舞い、自分の父親に重ね合わせて読みました。確かに父は口下手なだけ