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蝉の鳴き声が響く夜。三田に剣術指南の道場を構える峡竜蔵は、武士と浪人風の男の凄まじい斬り合いに遭遇する。仲裁に入ったものの、浪人の剣技は竜蔵さえも圧倒するものだった。数日後、念願叶い、大目付・佐原信濃守康秀の屋敷へ指南役として赴くことになった竜蔵は、そこで佐原の側用人を務める眞壁清十郎と再会し、親交を深める。そんな中、密命を帯びて出かける眞壁を見つけ、気になって後をつけた竜蔵は、そこで先の凄腕の浪人と遭遇し・・・・・・(「第一話 夜鳴き蝉」より)。人々への優しさを胸に、剣の道を歩む男の姿を描く傑作時代小説、シリーズ第二弾。
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Posted by ブクログ
峡竜蔵は避けていた特定の屋敷の剣術師範に、逃げ切れなくて就任。五千石の大目付。行ってみると、謎だった剣士を見つける。大目付の側用人と判明。親友として付き合うことに。
表題の「夜鳴き蝉」では、この側用人を助けるために敵方の剣士と決闘をすることになった。相手が凄腕で簡単に勝てないことから、策を練って闘う。ただ、相手の弱みを突くようで、何か割り切れない気分がして来る。若いのだから、正々堂々と闘って欲しかった。
「ぼうふり」では、押しかけ用人の庄太夫の小さい頃虐められていた相手と偶然の出会い。また馬鹿にされたことから竜蔵に剣術を本格的に習っていく。竜蔵が相手に勝てるために行った作戦が功を奏す。こちらの作戦はなるほどと思った。
「宿下がり」では竜蔵の幼なじみのお才からの依頼で、お才の妹分の自殺の真相を暴いていく。相手が旗本だったことから大目付けの力を借りる。側用人が偽名でお才の常盤津の稽古に来ていたが、その理由が明かされる。想像通りだった。
面白い男だね〜(笑)
剣術の真剣勝負を、喧嘩にしてしまい、一番弟子の昔虐められたヤツへの報復の手助けをし、自分が、昔虐めた(と、本人は思っている)女の子の幸せを願い、殺された若い二人の敵討ちをしてやる。次は、何が起こるか?わくわくする。
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