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Posted by ブクログ
内容(ブックデータベースより)
南町奉行所の定町廻り同心・春野風太郎は、町の者からは男女を問わず人気がある。歳は三十二で独り身。きりりとした目は鋭いが、顔立ちはふっくらとして、両端の切れ上がった口許にはえもいわれぬ愛嬌がある。と、風太郎のもとに、土左衛門が上がったと知らせが入った。駆けつけたところ、骸は歳の頃二十五、六くらいの若い男で、さほど時は経っていないようだ。心中か、色恋の縺れからか、などと軽口を叩いている野次馬をよそに、風太郎は野次馬の間に怪しげな色香を漂わせた女の姿を捉える。傘に隠れて顔が見えないが、色が白く年増の風情をたたえていた。風太郎が気になったのは、傘から覗く涼しげな眼が、食い入るように骸を見ていたのが気にかかったのだ。――もしや、あの女は仏のことを知っているのでは。女は姿を消し、骸は呉服店<近江屋>の手代だと判明する。近江屋の主に事情を聞いたところ、つい三日前、店の金が十両合わぬようになったのだという。どうも悪い女に入れあげて騙されたようだと睨み、この一件を風太郎は調べることにしたのだが……。人にやさしく、悪に厳しい。浮浪雲を彷彿とさせる、人気時代作家・岡本さとるの渾身の新シリーズ第一弾!
令和7年12月29日~31日
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