道場主の若き剣客、峡竜蔵の成長物語。1人もいなかった弟子が徐々に増えて行っている。弟子の1人に目明しがいるので、推理小説のような事件物も増えてきている。
まだまだ若いので直上径行が目立つ。用人役の庄太夫や幼なじみのお才に手綱を握られて成長しているが、今回も浅慮で秘密を友人に伝えてしまったことで、友人が殺されてしまった。
表題の「恋わずらい」では、お才の弟子である2軒の大店の娘達の悩み事の相談。恋わずらいを利用して、悩みを聞き出したことで事件を未然に防げた。2軒の仲も元通り。人情物と事件物を兼ねている。