岡本さとるのレビュー一覧

  • 恋わずらい 剣客太平記

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    道場主の若き剣客、峡竜蔵の成長物語。1人もいなかった弟子が徐々に増えて行っている。弟子の1人に目明しがいるので、推理小説のような事件物も増えてきている。
    まだまだ若いので直上径行が目立つ。用人役の庄太夫や幼なじみのお才に手綱を握られて成長しているが、今回も浅慮で秘密を友人に伝えてしまったことで、友人が殺されてしまった。
    表題の「恋わずらい」では、お才の弟子である2軒の大店の娘達の悩み事の相談。恋わずらいを利用して、悩みを聞き出したことで事件を未然に防げた。2軒の仲も元通り。人情物と事件物を兼ねている。

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    2026年07月21日
  • 雨やどり 駕籠屋春秋 新三と太十

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    こういう「人情物」も、良いなあ、と思って読んでいたら、最後で、衝撃が走った。この作品が、「駕籠屋春秋シリーズ」の3冊目で、前2冊を読んでないので、背景がよく解らないけど、この二人は、結構、ヤバイ人間みたいだ。やっぱり、前2冊を読まなければならない。

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    2026年06月16日
  • 剣客太平記

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    剣客という物騒なタイトルの割に、ストーリーはややのんびりとした人情物語という様相で幕が開けました。
    この先どんな方向に進むのかな?

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    2026年04月18日
  • 旗本遊俠伝 : 2 姫と賽

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    202510/主人公が魅力的な設定だけど、彼の周囲の人物達の描写も個性あってわかりやすく憎めないキャラが多いのもいい。

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    2025年12月22日
  • 巡り合い 仕立屋お竜

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    読み忘れていた第7巻。今回も2本の話がそれぞれ2章立て。前半の話はいい話だったんだが、後半の話はちょっと勝手な武士の世界の話で個人的に好きになれなかった

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    2025年10月09日
  • 仕立屋お竜

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    仕立屋として働くお竜。彼女には信じた男に裏切られて命までも危うくした過去があった。
    そしてその過去を封印したお竜はやがて裏の仕事をする「仕立屋お竜」として活躍するようになる。
    一人の女が人でなしの悪党を始末する凄腕の殺し屋となるまでを描いた作品。
    おしんという名を捨て過去を封印して新たな「お竜」という女として生きるようになるまでが描かれていて、今後の活躍が期待できる。

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    2025年09月09日
  • 五分後にホロリと江戸人情

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    神田講談町にある保呂里(ほろり)長屋。
    そこに住まう店子たちの日常を描いたアンソロジー。
    特に何か大きな事件が起きたりするわけではないけど、それぞれが懸命に生きている様子が楽しい一冊。
    古傘治しを生業としている男の元にきた恋模様、
    財布を拾ったことから困った事になる湯屋好きな男の結末、捨て子を拾った事でヤクザ稼業から足を洗った男。
    様々な出来事が暖かな筆致で描かれている。
    短編だし、優しい人情噺ばかりなので気持ちよく読める。

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    2025年09月03日
  • 酒と飯 居酒屋お夏 春夏秋冬

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    ネタバレ

    202412/第一話はわりと好き。第二話では不動の親分が心配だったけどホッとできる終わり方でよかった。第三話は団蔵の魅力がわからず笑…自分はあまり好みではなかった。第四話はお夏シリーズらしい展開。

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    2025年05月15日
  • 酒と飯 居酒屋お夏 春夏秋冬

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    居酒屋お夏・セカンドシリーズ“春夏秋冬” 第九弾。

    毒舌女将・お夏&いぶし銀料理人・清さんが切り盛りする居酒屋を舞台にした人情噺・連作四話が収録されています。

    相変わらず優しい“お節介”で、訳ありな人々のお悩みを人知れず解決しちゃうお夏さんと清さん。

    第一話「引っ越し蕎麦」で、元カノと思わぬ再会となった半次郎さん・・切ない結末にはなりましたが、彼にも幸せになってほしいですね。

    第二話「大蒜」では、居酒屋常連のまとめ役でもある“不動の龍五郎親方”の好敵手且つ盟友が亡くなってしまったことで、龍五郎親方がすっかり老け込んでしまい、周りを心配させましたが、昔親方が世話をした新吉を巡るゴタゴタがきっかけで威勢のいい親方に戻ってくれて良かったです。

    第三話「芋粥」は、お夏の亡父の弟弟子・団蔵さんが江戸に出てきて、過去交流のあった女性達と再会&もしかして団蔵さんに息子がいるかも?疑惑に、お夏たちが協力する流れで、こちらもええ話でしたね。

    続けて第四話(表題作)「酒と飯」も団蔵さん絡みの話。
    足柄山に戻った団蔵さんが、因縁の相手と果し合いをするのにお夏たち「”元”魂風一家」のメンバーが足柄山まで助太刀に赴く展開で、団蔵さん&お夏一味のカッコイイ剣戟シーンもお楽しみ頂けますよ~。
    因みにこの話の中で、お夏&清さんが「そろそろ目黒を出た方がよいかも・・」みたいな事を言うていて、“もしや、シリーズ終了か?”と、ちょっと心配したのですが結局ラストではまだ続きそうだったので一安心。

    お夏の居酒屋は、酒と飯を提供するだけでなく、常連客にとってのかけがえのない居場所でもあるので、今後も目黒に居てくれるようで良かったです。
    (とはいえ、“新しい場所で心機一転”というターンもちょっと興味があったりするのですけどね)

    さて、これからは団蔵さんもレギュラーメンバーになるのでしょうか・・次巻も楽しみにしております~。

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    2025年04月15日
  • 仕立屋お竜

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    売れてるシリーズと云うことで読んでみた。この作者の作品は初めて。初回はまず登場人物の理解。まあ、悪くない設定。次も読んでみよう

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    2025年02月13日
  • 大山まいり 取次屋栄三<新装版>[9]

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    やっぱり、このシリーズは面白い。だんだん、登場人物が増えて来て、話が広がって来たので、今後の展開が楽しみだ。

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    2025年02月06日
  • 海より深し 取次屋栄三<新装版>[8]

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    この作品は、僕にとって鉄板である。文句なく面白い、ということ。江戸の下町の人情というか?人の温かさを感じるからだ。悪人も出てくるけど、どっか抜けているので、憎めないところが良い。

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    2024年12月24日
  • 春風捕物帖

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    この作品も、登場人物のキャラクターが良い。次回作以降のなかで、各々のこれまでの人生については語られるだろうけど、面白いシリーズになると思う。楽しみだ。

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    2024年11月08日
  • 親子の旅路 仕立屋お竜

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    今回は、今までの話より込み入った内容になっていて、その分、2章で1話の中篇になっているけど、その分、読みごたえがあった。あんまり立ち回りの場面が無かったけど、たまには、こんなのも良いか?

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    2024年09月07日
  • もみじの宴 居酒屋お夏 春夏秋冬

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    居酒屋お夏・セカンドシリーズ“春夏秋冬” 第八弾。

    辛口女将・お夏&料理人・清次が切り盛りする居酒屋を舞台にした人情噺・連作四話が収録されています。

    何だかんだで困っている人を放っておけないお夏、清さんや常連客の不動の龍五郎さんといった、“お節介”なメンバーの優しさが心に染み入ってくる内容となっているのですが、今回は特に“お節介度”が高めで、頼まれてもないのに動いちゃう印象を受けました(勿論、それで解決に繋がるので良いのですが)。
    第一話「台所飯」では徳次郎と伴三を助ける為とはいえ、悪い奴らを影でちゃっちゃと"殺って"しまうという、まるで“勝手な必殺仕事人”という感じでした(汗)。
    そして、第四話「炊きの煙」では、父を亡くし一家を支える為に自己犠牲状態になっている祥太郎を希望の道に進ませる為、もう周りが寄ってたかってお膳立てをするという展開で、お節介もここまでくると"皆さん、どんだけいい人達なんよ~"と、しみじみと思ってしまった私です。
    そんな中、他の話とちょっと毛色が違っていたのは第二話「菊落雁」。
    仏具店〈真光堂〉の隠居で、"天然キャラ"のお春さんの微笑ましいエピソードと、そんなお春さんに振り回されてしまうお夏の様子が面白く描かれていたお話だったと思います。
    第三話(表題作)「もみじの宴」は、"殺人事件"が絡んでくるので、ちょっとピリつきましたが、前述のお春さんの"グッジョブ"と、"二代目・濱名の旦那"こと同心の濱名又七郎さんの粋な裁きによって、いい感じに着地したと思います。
    それにしても、又七郎さんは叔父の茂十郎さんの跡をしっかりと受け継いでいて、頼もしい限りですね。

    因みに、舞台となっているお夏の居酒屋の“居心地の良さ”というのが、毎回これでもかという程、しつこく描写されているのですが(苦笑)、つまるところ、お夏たち居酒屋のレギュラーメンバーが、すごく気を遣っているからこその居心地の良い空間なんですよね・・。
    そんな居酒屋メンバーが、今後どんな"お節介"を焼いていくのか・・次巻も楽しみにしたいと思います~。

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    2024年05月29日
  • 茶漬け一膳 取次屋栄三<新装版>[5]

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    江戸人情もの時代小説は、ある意味鉄板である、と思う。特に、この取次屋栄三シリーズは、キャラクターの妙もあり、アクションもありで、読んでいて楽しい。

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    2024年05月24日
  • 恋風 仕立屋お竜

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    金持ちの道楽で、悪人を始末する、という設定には、いまだに違和感はあるものの、作品としては面白い。キャラクターも、まだ素性が明らかでない部分もあるので、先が楽しみだ。

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    2024年03月09日
  • もみじの宴 居酒屋お夏 春夏秋冬

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    202312/安定の面白さ。第二話で、お夏がお春に付き添って行った『胸毛屋のおじさん(正しくは稲毛屋だけど、胸毛がある為もじってる)』の笑ってはいけないお見舞い場面の描写が秀逸で声出して笑った。

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    2024年01月16日
  • 名残の袖 仕立屋お竜

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    シリーズ3作目。短編4話。

    「母」は、女は誰でも母の心がある、というのにはどうかな、と思ったが、
    小さきものに優しくしたい、誰かのために力を尽くしたい、守りたいという気持ちは多くの人にあるだろう。
    自分の罪と向き合いながら、穏やかな生活をしたいと願うお竜の心の揺れが切ない。

    「名残の袖」は「母」の続き。
    母を亡くした幼子と、若き日の過ちを悔い、必死で店を守る男。
    その二人を振り切り、裏稼業へ戻るお竜。悲しいなあ…
    人情一膳飯と守り神も続く物語。
    悪いお殿様は時代物には欠かせない。
    色気と強さと、さながら和風の峰不二子。
    そして久々の師との再会。
    まだまだ物語は続きそう。

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    2023年10月01日
  • それからの四十七士

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    ネタバレ

     最近忠臣蔵に魅了され、手に取ったこの1冊。赤穂浪士生存説という奇抜な設定への違和感から楽しめなかった。例えば大石だけが生存していたら現実味があるだろうが、46士もいれば離脱者も出るし、全てを隠し通すのはどうしても無理がある。さらに上からの命とはいえ、当時の武士の矜持からすると、切腹を逃れることは受け入れられないはずだと思う。
     後半は綱吉と家宣の物語。家宣が終始不気味だったが最後に将軍を誅する場面でその違和感に納得。ただ、そういう展開にするなら、儒学者であった綱吉に絡めて、武王や紂王の例えを引用してほしかった。新井白石や間部詮房の動機にも共感ができず。柳沢吉保を悪者に仕立てているが、結局は新井も間部も自分が中枢に立つための陰謀にしか見えない。
     また、連載の名残なのか、章が変わるごとに細かく状況説明・解説が入るのが非常に煩わしかった。文庫化の際に手直ししてほしかった。

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    2023年09月15日