岡本さとるのレビュー一覧
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老練な白波流師範と海女の水術
京極周防之守からの勧めで、武芸帳編纂所の頭取・新宮鷹之助は今回、「水術」の武芸を調べることになった。
泳ぎの知らない鷹之助は、調査するにあたって先ずは自分が泳ぎを覚えようとの思いになった。夏の暑い盛りである。海に出掛けるのも悪くは無いと思い、芝浜に日々通うようになった。そして、そこで知り合った若い海女のお光から泳ぎ方を習うようになった。お光は、漁師村でのけ者扱いを受けながらもたくましく生きていた。ある騒動からお光を守るため、鷹之助はお光を武芸編纂所に連れて来てしばらく滞在させることにした。
一方、水軒三右衛門が浪人の頃知り合った相模国出身の明石岩蔵を訪ねた。金杉橋の近く芝浜で釣具屋を営んで -
Posted by ブクログ
竜蔵の年上の一番弟子竹中庄兵衛の行きつけの茶店の茶汲み女が預かる少年の母親から便りが届かない。何かあったかと、文を代筆すると、、、勤め先をやめたと言う返事。良きことでやめたのならいいのだがと、調べてみると。
昔仇討ちのために剣を教えて助けてやった人が、郷里での仕事ぶりに藩主から上京を許され、農学の勉強に励むことになったが、何か表情が浮かない。
剣俠の人、竜蔵の父親「虎蔵」は生涯道場も持たなく弟子もいなかった。あるとき父親の墓参りをするとそこには、誰かが墓参りしたらしく、、、。密かに探索すると。
ある時から、刀袋で立会いを申し込む輩が現れた。もし負ければ、刀をもらうと言うのだ。剣技の油がの