妻恋日記 取次屋栄三[6] <新装版>

妻恋日記 取次屋栄三[6] <新装版>

814円 (税込)

4pt

4.0

「よせよう父つぁん。あれこれ人に節介焼くのがおれの仕事なのさ」
妻は本当に幸せだったのか。
隠居した役人は、亡き妻が遺した日記を繰る――

かつて八丁堀同心として鳴らした都筑助左衛門は、隠居して余生を送ろうとした矢先、妻・鈴を亡くす。
遺品の中から見つかった日記を読むと、そこには衝撃的な内容が認められてあった。夫婦になる前、鈴に求婚した直太郎なる男がいたというのだ。
果たして鈴は幸せだったのか。仕事にかまけて妻を顧みなかったと悔いる助左衛門に相談された“取次屋”栄三は……。

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取次屋栄三<新装版> のシリーズ作品

1~14巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~14件目 / 14件
  • 取次屋栄三[1]<新装版>
    836円 (税込)
    仲間想いで褒め上手 人の絆を守り抜く秋月栄三郎は好い男! 泣いて笑える、これぞ時代小説の真骨頂! 剣術好きが高じて剣客になった野鍛冶の倅・秋月栄三郎。普段は小さな道場で手習い師匠と素人相手の剣術指南の日々だった。 だが、権威と保身に振り回される武士の姿に辟易した栄三郎は、武士と町人のいざこざを知恵と腕力で取り持つ“取次屋”を始める。 早速、幼馴染の窮地を知るや、大名家の絡んだ悪企みに巻き込まれ――痛快かつ滋味溢れる傑作時代小説シリーズ。
  • がんこ煙管 取次屋栄三[2]<新装版>
    836円 (税込)
    人の世のおかしみ、哀しみが満載の爽快時代小説 取次屋の矜持に懸けて、頑固親爺を手玉にとってやろうじゃないか。 胡麻塩頭にねじり鉢巻き。太い眉の下でぎょろりと睨む眼。廃業した名煙管師・鉄五郎は、頑固を絵にかいた男だった。秋月栄三郎はひょんなことから、南町の名奉行・根岸肥前守のために、鉄五郎にもう一度煙管を作らせることを請け負った。ところが三月通っても願いを口にできない始末。廃業の理由を娘夫婦との確執と知った栄三だが、こちらも劣らぬ頑固者で……。
  • 若の恋 取次屋栄三[3]<新装版>
    836円 (税込)
    好き者を守り、悪しき者を許さない。胸がすく時代小説! 教え子たちを慈しみ、好青年の恋を“取次ぐ”―― 市井に生きる栄三の温かなまなざし 永井家用人・深尾又五郎から、取次屋秋月栄三郎は異な相談を受けた。分家の若様・辰之助が、嫁取りもせぬ身で茶屋の娘に惚れてしまったという。 放蕩せず文武に秀で、涼やかな青年がなぜ? 娘の身の上を探ってほしいと頼まれた栄三郎は、心優しく聡明な町娘にすっかり魅了される。 辰之助の恋を、何とか実らせてやりたくなった──。痛快かつ心満たされる豊饒の時代小説。
  • 千の倉より 取次屋栄三[4] <新装版>
    814円 (税込)
    じんわり温かい気持ちに包まれる、人情時代小説の傑作! 才気溢れる幼子の千に一つの縁を取り持つ 近頃、秋月栄三郎が教える手習い道場の外に、講話を覗く少年の姿がある。 気になった栄三郎が後を尾けると、少年は持ち前の機転と明るさで町人に気に入られ、妹と二人、けなげに暮らす孤児だった。 少年の聡明さに惚れ込んだ栄三郎は、ある取次の依頼を思い出す。これぞという子供が居れば紹介してほしいと切望していた男の名は――。 数奇な巡り合わせを“取次屋”が仲立ちする。
  • 茶漬け一膳 取次屋栄三[5] <新装版>
    836円 (税込)
    別れ別れになった夫婦とその倅。 家族三人を取り持つ秘策とは? 人の縁は、思わぬところで繋がっている。 栄三郎の門人・安五郎の長屋を、月に二度、半吉という若者が訪ねるようになって一年が経った。 一年前、安五郎から金を騙し取った半吉は、そのことを窘められ改心して以来、安五郎を「父つぁん」と慕い、少しずつ返済しにきていたのだ。 だが安五郎は知っていた。半吉とは偽名で、その正体は生き別れた我が子・安吉であることを……。 家族の絆を取り戻すべく、栄三郎は秘策を練る。
  • 妻恋日記 取次屋栄三[6] <新装版>
    814円 (税込)
    「よせよう父つぁん。あれこれ人に節介焼くのがおれの仕事なのさ」 妻は本当に幸せだったのか。 隠居した役人は、亡き妻が遺した日記を繰る―― かつて八丁堀同心として鳴らした都筑助左衛門は、隠居して余生を送ろうとした矢先、妻・鈴を亡くす。 遺品の中から見つかった日記を読むと、そこには衝撃的な内容が認められてあった。夫婦になる前、鈴に求婚した直太郎なる男がいたというのだ。 果たして鈴は幸せだったのか。仕事にかまけて妻を顧みなかったと悔いる助左衛門に相談された“取次屋”栄三は……。
  • 浮かぶ瀬 取次屋栄三[7] <新装版>
    836円 (税込)
    「奴にはまだ見込みがあるぜ……」 二親からも世間からも捨てられ、皆に嫌われる乱暴者の捨吉。 彼を信じて目をかけた栄三郎は、意外な男との縁を取り次ぐ。 「仕立屋お竜」「居酒屋お夏」の著者が贈る、人情時代劇の名作 「手前を信じやがれ!」居酒屋“そめじ”で栄三郎が叱責した相手は、人呼んで“山犬の捨吉”。 金貸しの下で取立てをする乱暴者だ。誰にも好かれぬ男と栄三の意外な組み合わせに周囲の客たちは眉をひそめるが、栄三は捨吉の目に無垢な光が宿っているのを見逃さなかった。 二親に捨てられ世間から見放された若者に再起の機会を与えるべく、栄三は“ある男”と引き合わせる。
  • 海より深し 取次屋栄三[8] <新装版>
    880円 (税込)
    心を閉ざす教え子のため、栄三は“亡き母の声”を届ける。 クスリと笑えてホロリと泣ける、人情時代小説シリーズ第8弾! 「人はいつか死んでしまうのでしょ……」 九歳にして達観し、心を閉ざす教え子公太郎の行く末を、手習い師匠の栄三郎は案じていた。 友達と遊びもせず、亡き母との思い出に縋って独り海を眺めて過ごす少年は、父の後添いとなった養母の愛情を、無気力という態度でもって拒んでいたのだ。 そんな公太郎のため、栄三郎は亡き母の愛情深き“声”を取り次ごうと妙策を打つ!
  • 大山まいり 取次屋栄三[9] <新装版>
    902円 (税込)
    いつも栄三が教えてくれる、 人の縁の大切さ、面白さ。 旅の道中で出会った女が抱える屈託とは? 人情時代小説シリーズ第九弾! 大店の主人田辺屋宗右衛門ら馴染みの面々と大山詣りに出かけた秋月栄三郎は、旅の女おきんと出会い、同道することに。 おきんは親族と合流するつもりだというが、親族は現れない。 「もとより連れなどおらぬようですな」訝る栄三郎の読み通り、おきんは懐に曰くのある五十両を抱えて単独行の途中だった。そして背後には、おきんを付け狙う男二人の影があり……?
  • 一番手柄 取次屋栄三[10] <新装版>
    902円 (税込)
    悩める若き栄三の活躍。 〈取次屋 誕生秘話!〉 人の世話をすることでつながる、損得抜きの上等の縁 人情時代小説シリーズの前日譚 特別長編! 剣術好きが高じて剣客になった野鍛冶の倅・秋月栄三郎は、金と権威に転ぶ侍の世界に失望し、将来を見出せずにいた。 そこへ父の正兵衛が訪ねてきて「源蔵というおもろい男の世話を焼いてやってくれ」と言う。かつて火盗改の手先だった源蔵も、今や法螺吹きと称され失笑を買う隠居暮らし。どうやら源蔵は、ある盗人を追いかけているらしく……? 若き栄三、最初の“取次”!
  • 情けの糸 取次屋栄三[11] <新装版>
    902円 (税込)
    乱暴者が医者になり、聡明な孤児が奉行所与力の養子となった―― 栄三が導く若者たちの刻苦と成長 人情時代小説シリーズ第11弾! かつて町のやくざ者だった捨吉は、栄三郎の“取次”により、今や立派な医者見習いとなっていた。 ところが医者の土屋弘庵は、弟子の空元気を見抜いていた。どうやら近頃、捨吉が出会った四十絡みの堅気に見えぬ女性が、幼少の捨吉を捨てた母親であったらしいのだ。 捨吉の荒くれた心が戻らないか心配した栄三郎は、断絶した母と子の絆を結び直そうと試みるが……?
  • 手習い師匠 取次屋栄三[12]<新装版>
    880円 (税込)
    「殴られるより殴った方が辛いだろう」 手習い子が手習い子を殴った。 教え子の喧嘩を叱らぬ栄三郎の真意とは――。 縺れた心を解き、縁を結ぶ。人情時代小説、第12弾! 「先生は子供の喧嘩で済ませてしまうおつもりですか」 手習い子・巳之吉の父が、秋月栄三郎の道場に押しかけてきた。同塾の太吉に殴られた息子を思ってのことだ。 喧嘩両成敗――理由を語らぬ太吉と、太吉を非難する巳之吉を前に、栄三は双方が納得のいく落としどころを探っていた。 師が、親が、子供のためにできることとは。表の顔“手習い師匠”栄三が導く人の道。
  • 深川慕情 取次屋栄三[13]<新装版>
    880円 (税込)
    馴染みの女将の“忘れられぬ男” 聞くのは野暮と聞かずにいた、お染の男の話。 男は昔、お染のために人を殺したという――。 大人の濃やかな機微を描く人情時代小説、第13弾! 行きつけの居酒屋の女将お染が怪しげな男と話しているのを、栄三郎は目撃した。お染は遠目にも動揺しており、かつて見せたことのない憂いと哀切すら漂わせていた。 心を乱された栄三郎は、漏れ聞こえた礼次という名を手掛かりに探りを入れる。お染はついに明かした。「礼次さんは、わっちのために人を殺したお人さ……」 やがてお染に迫る危機を知り、栄三はある決断を下す。
  • 合縁奇縁 取次屋栄三[14]<新装版>
    続巻入荷
    880円 (税込)
    一向にお咲を娶らぬ新兵衛。 その真意が栄三には痛いほどわかる――。 気心が合うも合わぬも数奇な縁。 剣に生きる親友の恋を取り次ぐ! 人情時代小説、第14弾 松田新兵衛を一途に慕う女剣士お咲に、縁談が持ち上がった。お咲の想いを知りつつも一向に娶ろうとしない新兵衛に業を煮やし、秋月栄三郎は酒席で長々と詰る。 そんな折、眉間に向こう傷のある異相の浪人が新兵衛を名指しでつけ狙い始める。「当分の間稽古には来ぬように」とお咲に厳命する新兵衛には、並々ならぬ覚悟があった――。 男女の真心が溢れる人情時代小説。

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妻恋日記 取次屋栄三[6] <新装版> のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    やっぱり僕は、このシリーズが好きだ。世の中は、こんな心持ちの良い人間ばかりじゃないことは、長年生きてきてよくわかっているけれど、小説の中だとしても、やっぱりグッと来る。歳かなぁ?

    0
    2024年07月20日

妻恋日記 取次屋栄三[6] <新装版> の詳細情報

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