【感想・ネタバレ】一途 新・剣客太平記(四)のレビュー

あらすじ

直心影流の名だたる諸道場の若き剣士を対象とした勝ち抜き戦が行われることになった。峡道場からは、期待の新鋭・内田幸之助を出場させることが決まる。だが、幸之助は母親との間に大きな葛藤を抱えていた。息子を一流の剣士にしたいと願いながらも、子離れできない母親の過分な愛情と干渉は徐々に高まり、重荷となっていくばかり。時として鬼になる――剣の師として、弟子達のために悩みつつ尽力する竜蔵が取る策や!?子の独り立ち、親の想い……揺れ動く竜蔵の心。大人気爽快時代小説、注目の第四弾。

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子離れ出来ない母親、剣の重みを取り去って、悠々と生きたい男、若い女と浮気をしているつもりで、騙されていた上に、女房に悟られて居た男、昔の喧嘩友達を、頼った男と、それを助けに行った男、それぞれの話が、しみじみとして、味わい深かった。

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2025年07月24日

Posted by ブクログ

今回も痛快な4話収録。
立派な道場の師範となった竜蔵。
弟子の教育には心を配る。
腕の上達がめざましく、直心影流派の試合に出る若き剣士、幸之助は、子離れできない母親がうるさくて仕方がない。
知恵を絞って母親と引き離してやると、幸之助は立派な結果を残した。。。

かつて、竜蔵の命を狙うために雇われた殺し屋は、嫌な奴しか殺さない流儀。竜蔵を気に入った五十嵐左内はその剣の強さから、揉め事が寄ってくる人生だった。だが本人は、そんな暮らしから離れて本当の意味での自分の生きがい人生を探して江戸に舞い戻る。漁師の仲間になりやっと生き生きとした暮らしになった矢先、剣豪に狙われる。

行きつけの居酒屋の主人は頭も薄い50代、色っぽい話もなくただのジジイになるのかと思っていた時、親しくなった女性が出現。なんとなく元気になった。がその裏には陰謀が。

昔から顔を見れば喧嘩ばかりしていた相弟子沢村からの救援を忍ばせる手紙が届き、出稽古もやめてひた走る。
そこで、友の窮地を救うべく友人猫田とともに大活躍!

痛快!!

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2019年03月21日

Posted by ブクログ

ここのところ大変気に入っている時代小説。
直心影流の道場主で凄腕剣客の峡竜蔵を主人公とする、単純、明快、人情的で爽やかな時代小説である。
この巻では、ちょっと竜蔵の凄腕を見れる機会が少なかったような気がする。
今までの巻と比較すると読後の爽快感が多少薄かった。
しかし気持ちの良い時代小説だ!

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2016年04月17日

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