成田美名子のレビュー一覧

  • NATURAL 2巻

    購入済み

    左右

    左右の二面性があり、その陰のあるキャラとして、ペルーからの養子という
    設定にしたということか。
    それにしてもリコたちがアリーシャに何もなかったかのように接しているのは逆に怖い。
    そして西門は格好良すぎる。

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    2024年07月11日
  • NATURAL 1巻

    購入済み

    不思議

    なんか不思議な話。
    ペルーから日本にやってきた高校生と、家族や友人たちの話だが、
    どうやってこういう設定にたどり着いたのか。
    ほんのり不思議というかエスパー風味だったり、もっと怒っていい
    ところ怒らなかったりなんか不思議な雰囲気である。

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    2024年07月11日
  • ALEXANDRITE〈アレクサンドライト〉 3巻

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    成長

    アレックスが成長し(デザイナーに売り込みにいくなど)、それにつれて
    すっかりアンブローシアのほうがアレックスに夢中な構図に。
    空手とルーツ探し、さてさて。

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    2024年07月10日
  • ALEXANDRITE〈アレクサンドライト〉 2巻

    購入済み

    だんだんと

    アンブローシアのほうがアレックスのことを気にし始めるのが
    いつ間にか、という感じで良い。日本行きはちょっと唐突だけど
    アメリカとの違いがこんな風に、と思ったものだった。

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    2024年07月10日
  • 愛蔵版 CIPHER 【電子限定カラー完全収録版】 6巻

    購入済み

    パンチ

    この作品、パンチ一発で分かり合う往年の少年漫画みたいな展開がよくあるんだけど、
    アニスとアレクのくだりは特によくわからない。大事な局面なんだけど。

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    2024年07月08日
  • 愛蔵版 CIPHER 【電子限定カラー完全収録版】 5巻

    購入済み

    友

    実はほとんど本当の友人はいなかった双子。
    一気に交友関係が広がる。ハルもいいキャラだが、
    やはりアレクのキャラが鮮烈過ぎる。

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    2024年07月08日
  • 愛蔵版 CIPHER 【電子限定カラー完全収録版】 4巻

    購入済み

    別離

    なんという展開。不安的中ともいえるがその中でもなかなかに。
    1巻の巻末インタビューでこうならないといけないと決まっていた、
    とのことだったけど、やっぱりそうなのかなぁ。

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    2024年07月08日
  • 愛蔵版 CIPHER 【電子限定カラー完全収録版】 3巻

    購入済み

    不安

    メインキャラに何かしら陰がある設定なのがこの作品の特徴だけれども、
    ジェイクの陰を振り払うかのようなディーナの登場が印象的。
    しかしやはりなにか不安なのは作者のねらいなのか・・・。

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    2024年07月08日
  • 愛蔵版 CIPHER 【電子限定カラー完全収録版】 2巻

    購入済み

    じわじわ

    だんだんとサイファのほうがアニスのことをそのように認識していく描写がよい。
    アニスはやたらと目覚めの遅い子とされているが・・・。

    0
    2024年07月08日
  • 花よりも花の如く【電子限定特別編集版】 1巻

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    「能」を舞台にした漫画です♪
    少女漫画で初めてじゃないでしょうか。
    21巻まで借りたので一気に読みたいと思います!

    もの凄い資料と取材、全国自ら足を運んで舞台を観る先生に脱帽ですm(_ _)m
    こりゃ面白い!!

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    2023年10月22日
  • 花よりも花の如く 22巻

    Posted by ブクログ

    完結するまで思い続けるんだろうけど、なぜここで!と思うところで読み終わってしまい、続きが気になる。

    憲人の道成寺はどんなものになるのか。
    葉月との関係もどこへ行くのか。

    今回は別れの巻でした。
    その別れすらどこかへ繋がっているんだろうけど、悲しいなぁ。
    次の巻が待ち遠しいです。

    1
    2023年10月08日
  • 花よりも花の如く 22巻

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    ネタバレ

    ん~、なかなかにツラい展開の巻。

    思い込んだら話を聞かない葉月ちゃん と 甚六なケントくん。
    まさかの無自覚だったんかい、ケントくん!無自覚だからこそ、タチ悪いけどね!
    そしてそれを芳年さんに指摘されるとは、もう間が悪すぎるぞ、ケントくん。
    曾祖父の色恋話だから誰にも言わなかったことが、裏目に出まくり。
    そして、唯一理解を示してくれたゴッホ先生が……泣

    恋愛関係でここまでこじれたら、フツー修復は難しいと思うけど。
    そこは成田マジックでなんとかなってほしいなあと願いつつ、とにかくもう道明寺をがんばれ!

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    2023年10月06日
  • 花よりも花の如く 20巻

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    ネタバレ

    話が進まないという感想をちらほら見かけるのが
    とても違和感がある。
    憲人は役者だ。
    能の舞台に立っているその時だけでなく
    生きる全てが芸の糧になる人間なのだから
    こうした色々なプライベートやトラブル解決も
    役者として大切なことだと思う。

    芸事を騒音だとして自分に正義があるかのように
    挿げ替えてしてくる嫌がらせ、非常に気分が悪い。
    じいさまの振る舞いが相変わらず恰好良かった。

    鬼婆は鬼なのか、人なのか。
    鬼は人の中に棲んでいるというのはその通りだろうと思う。
    古来それを鬼の形にして描写したのだろうなと。

    「とくい」と言われて気になってしまう人間らしさも理解できるし
    とくいにはなるほどいろいろな漢字がある。
    特異な憲ちゃんが自分には役者として非常に魅力的に映る。

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    2023年01月13日
  • 花よりも花の如く 19巻

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    ネタバレ

    涼太が部屋を見せない理由がちゃんとあったことが
    なんだか良かった。
    ただいじわるで人を入らせないのとはまた意味が違ってくる。

    誰かに認められなくても
    自分は自分と思えるのは大切だと思う。

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    2023年01月13日
  • 花よりも花の如く 16巻

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    ネタバレ

    ゴミ屋敷問題。
    お弟子さんにそこまで関わるのかとも思うが
    それが憲ちゃんだし、杉浦さんからしたらあまり知られたくないことだろうし
    ばれてしまった先生が手伝ってくれるならありがたいだろう。

    捨てるなと怒るお父さんに、
    「探し易いように整理してる」と説明するところが流石。
    何度も来ることの説明も一緒にしている。
    ”世の中では、ただ一言ゴミと言われるものの正体は
    その人が暮らしてきた時間や思い、
    過去の全てその人そのものかもしれません。
    人が踏み込んで捨てようとしたら怒るのは当然だ。”
    こういう考え方ができる憲ちゃんは本当に素敵だと思う。
    冷蔵庫の買い替えを
    「お母さんも知ってるから大丈夫。それに捨てるんじゃなくて家電にリサイクルに出すの」
    と言う杉浦さんも賢い。

    少しだけでも会いたいと電話して、
    断られていじけるのはわかるけど
    分りましたおやすみなさいって即切りする葉月さん、
    結構大人げない。
    バレンタインで一度失敗してるんだしお互い忙しいんだから、
    サプライズしたい気持ちもわかるけど正直に誕生日だからお祝いしたいと言うとか
    葉月さんの方でも譲ったら良いのに。

    じいさまはほんとうに恰好良い。
    先々のことを考え憲ちゃんたちに場所をあけたいという振る舞いも恰好よくて、こんな風に年を取りたいと思わされる。
    杉浦さんのお父さんの日々に過去しかないのは確かに寂しい。寂しいと感じる憲ちゃんも良い人だ。
    だからこそ猫の為に物を処分した方がいいかも、とお父さんから言い出すところがほっとした。

    人間は本当に辛いことは忘れてしまうと私も知っていた。でとそれはなにを捨ててもいきていこうとしているのかも、という憲ちゃんのモノローグが切ない。

    時計が進み何か新しいものがやってくる、という
    無駄なことは語らない終わり方がとても綺麗だった。

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    2023年01月06日
  • 花よりも花の如く 15巻

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    ネタバレ

    テレビでもいいと言われたからと言って
    ドラマのワンシーンで見たのを「能を見た」と言ってしまうのはちょっとびっくり。
    恭子先生、短い出番だけれど気持ちの良い人だ。

    周りに人がいるところで好きだと言われるより
    嫌いだと言われる方が自分なら余程恥ずかしい。
    憲ちゃんにチョコを渡せなかったなら私なら
    とっておくか自分で食べてしまうが。
    人に渡すのは、しかも2人の共通の知人に渡すのは
    気付いて欲しくてわざとなのか。
    そうでないにしろちょっとデリカシーが無いと感じる。
    望さんの対応はスマートだが、憲ちゃんも流石に受け取れないだろう。

    楽くんはとても良い。
    清経の話で突然憲ちゃんが怒っても応じるし
    休眠打破の話を出すところが素晴らしい。
    寒さを乗り越えないと花を咲かせられない。
    琳さんもわざわざ話題を失敗したかもと
    言いに来てくれる心配りが流石だ。

    西門との間に色々あるのが当人同士の問題では無いのに
    苦しいなぁと思う。

    琳さんの『現代でもみんな戦ってる』という言葉が響く。
    いつの時代でも普遍的な苦労があるし
    その時代特有の辛いこともある。

    結願の場所に居合わせたい気持ちは分かるが
    自分ならひとりで回りたい気もするし難しい。
    少なくとも憲ちゃんと葉月さんの間では事前に相談してからの方が、と思ってしまう。

    サヨナラが満開、寂しい言葉のようにも聞こえるけれど
    別れがあるから出会いがあり、新しい旅が始まる。

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    2023年01月06日
  • 花よりも花の如く 14巻

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    ネタバレ

    憲ちゃんらしいと言えばそれまでだけれど
    ストーカーに会いに行くのは流石に危険過ぎる。
    楽くんが心配するとき、「信用はしてます」と言うのがいい。
    先生や家族も心配してくれるのが微笑ましいが
    それで一日無駄になるのはいただけないし、
    ふたりも自分の家族には説明してから京都へ行ったほうが良かったとは思う。

    漫画だから仕方ないけれど
    上野さんも七条の母親も、本人が亡くなっているのを言わずに
    会いますかとか案内するとかいう言い方をするのが気になった。
    息子を亡くして、葉月が生き生きとしている姿を見て
    複雑な気持ちになるところまではわかるが
    だからといって息子と同じようにストーカー行為を始めるのは
    全く理解が出来なかった。
    お墓に来てほしいなら謝罪をしつつお知らせという形ですれば
    この二人なら普通にお墓参りに来てくれただろうに。
    許してあげることができる葉月さんがすごいし、
    その後も二人の間で普通に七条の名前を出して会話になるところも
    自分にはできないなと思った。
    すごいと思うものと良いと思うものが必ずしも同じとは限らない。
    すごいけれどもう一度見たいとは思わないし
    自分はああいう風に舞いたいとも思わないということは実際あると思う。
    憲ちゃんが実際どっちなのかわからないが、
    強がりで大したことないと思っているとしたらそれだけ凄かったということだし
    それを認めることができるのはすごいのではないかと思った。
    すごい人や物を見て自分も頑張ろうと思う時と落ち込んでしまう時
    確かにその差はなんなのだろう。
    やはり自分のメンタルの問題だろうか。
    やる気まんまの時の自分が組んだ予定で忙殺される感じも非常によくわかる。
    準備ばかりで一つも形にならない時は本当に焦ってしまう。
    自分がどこにいるのかわからないと言うか。

    弓の弦が引っかかるので兜の吹き返しの右側を打ち落としたというエピソード、とても興味深い。
    恋重荷の天秤棒の話、朸と会う期をかけて、棒がないから
    当時のお客である貴族には会う気はないと分かったが
    そんな教養のない老人には通じなかったという説、自分は好きだなと思った。
    前に葉月さんも言っていたけれど、普通に断っただけという方が腑に落ちる。

    0
    2023年01月04日
  • 花よりも花の如く 13巻

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    ネタバレ

    自分としてはてっきり前巻で憲人と葉月さんの仲が進展したと思っていたので
    葉月さんがまさか明確な意思表示をしなかったとは思わなかった。
    麻生さんよりリードしている立場なはずなのにちょっと気の毒。
    池袋にいかないのは素直じゃないなと思うが気持ちはわかるし
    折角林檎を持っていったのに男といたらイラッともする。そこで帰ってしまうのもどうかと思うが。

    関西住んでいたけど、大阪は兎も角兵庫で運転が荒いと感じたことはなかったが。

    うまくいかない時、ひとつでも調子が良いことを探したくなる気持ちよく分かる。
    いまいちをもうひとつ発見しただけ、という言い方が可愛い。
    舞台はがんばっても一生イマイチというのも笑ってしまった。

    同じ出で立ちや型にはめ込んだ方がその人自身が見えてくる
    というのもそのとおりだと思った。

    あまりに引き込まれた舞台を見た時放心状態になって
    終わって誰もいなくなった舞台に我に返った人たちが
    ぽつぽつと始まり嵐のように拍手が鳴り響くのが
    想像できる。
    正直日本人の日本人の感性的には、スタンディングオベーションよりもよほどこちらの方がしっくりくる気がする。

    隆生先生の、「舞台も個人的にもその都度最大限の努力をしてきたつもりだけど」「やっぱり後悔は残る」という言葉が切ないが
    実際どれだけやりきっても完璧というところにはたどり着き難いものだと思う。

    葉月さんが返事もしてくれないし、連絡もくれなければ避けられていると思っても当然だと思う。
    プラネタリウムで混んでいたら歌を控えそうな人というフォローがあるが
    たとえ空いていても近くで聞こえるレベルの鼻歌を歌われたら自分はとても嫌だ。
    まあ偶然出会えたという美しいピソードなので仕方ないが。
    役が初めから那須与一であれば出会えていないという運命の話なわけだし。
    しし座流星群お二人で見る姿は微笑ましい。

    個人的にはお土産をその場で開けてみんなに配るのは
    ちょっとやめて欲しい。
    自分で買ってきたものじゃないのに
    いくら開けていいかと訊いたからと言って
    憲ちゃんは葉月さんに買ってきたのに。

    それでもずれているのが当たり前だからと
    話し合って埋めようとするところが素敵だと思う。

    0
    2023年01月04日
  • 花よりも花の如く 12巻

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    ネタバレ

    琳さんが気取らなくて時間が合えば気さくに
    会いに来てくれるところがとても好きだ。
    それだけ憲ちゃんが好かれているということでもあるのだろう。
    今さらドラマを見て、自分の顔は唯一直接見られないと気付き
    でも能のシーンだけは違和感がなかったというのは面白い。
    これまでの経験全てで、「花は自分が美しいことを知らない」と悟るのが憲ちゃんらしかった。

    盲人の面の方が周りがよく見えるというのは
    逆説的で大変面白い。
    憲ちゃんの弱法師を見て、琳さんも葉月さんも
    やる気を出しているのがとても良かった。
    二人のストイックさも、憲ちゃんの舞台がどれほど良かったかもわかる。
    そしてやっと憲ちゃんが、自分が思うように
    周りも自分のことをすごいと思ってくれる可能性に気が付く。
    お母さんが「じいじを見ているみたいだった」という感想なのも不思議だし、一緒に住んだことがなくても
    血がつながっているというのはそういうことで、
    だから「杖はちゃんと私の中に」と思えた展開が素晴らしかった。

    海くんが子供らしい真っ直ぐさと大人っぽさを兼ね備えていてとても可愛らしい。
    真剣に向き合っていても、フェードアウトできないかな
    と思う自分もいる。
    マトリョーシカのたとえも面白いし、
    そうやって自分を育ててきたからこそ、
    ”まわりにはすごい人ばかり”という環境に身を置ける自分になるのだと思う。

    憲ちゃんは自信がないと思い悩む割に結構楽観的なところがあって、
    心配性な西門とは対照的だ。
    西門が「まさかをやるのが人間」と、藁人形だって十分まさかだからと憲ちゃんを嗜めるところ、共感した。

    ニュートンが万有引力を見つけた林檎、フラワー・オブ・ケント。
    落果しやすいと聞いて「おれらしい」と思うのがなんだか良い。
    可愛いと言われても人間だし男だし色々あるし、
    ”なんでもやるぞとも思うしもうがんばれないとも思う”
    のが人間らしくてよく分かる。
    ”がんばろうと思うのも放り出したくなるのも人間
    清らかにと願うのも呪うのも人間”。

    氏子さんたちが悪気なく小野寺さんの噂話をしているところへ割って入って
    「お百度参りって伺いましたよ?」と言う憲ちゃんが流石だ。
    丑の刻参りをしていた小野寺さんだけでなく
    噂を流した氏子さんたちのフォローにもなって素晴らしい対応。
    それとは別に、目撃者だとばれるのではと憲ちゃんの身を案じる西門もすごく良い子だ。
    まさかの弟子入りは予想外だったし、西門からしたら不安的中だろうが
    一応然しもの憲ちゃんも楽くんに見てもらっていたのは安心した。
    西門の怒りが楽くんに向くのは気の毒すぎるが。笑
    山王丸の件や、氏子さんの件があったならそれは心配もするとは思う。

    稽古を断っても逆恨みが怖いけれど、
    自分だったら何を考えているかわからないから
    怖いと思ってしまうだろうな。
    大声を出さなきゃ、じゃなく出して良いんだと思って、
    と言ってあげる憲人。
    両者は似ているようで全く違う。
    こんな教え方をしてくれる人に弟子入りできるのは羨ましい。

    3.11を見て衝撃を受ける気持ちはわかる。
    「いてもたってもいられなくなった」と言われて
    「まかせて」と言ってくれる彩紀ちゃんも
    流石憲ちゃんの妹だし可愛くて頼もしい。
    わかったことを取り敢えず報告してくれるのも、
    その時お茶とお茶菓子を持って部屋にくるのも
    この家の環境をも物語っていて素敵だ。

    伊豆は近いとは言え、行ってしまうのは紙一重の行動力で
    西門でなくとも心配にはなる。
    結果は小野寺さんを止めることができて、行動に出て良かったわけだが。

    ラストですとんと葉月さんに「好きです」と言うシーン、とても良かった。

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    2023年01月03日
  • 花よりも花の如く 11巻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    隆生先生が写真やレコードを探してくれたり
    憲ちゃんに見せる為にももう一度舞おうとされたり
    というところが感じ入るし
    伝統芸能の生々しさであるとも感じる。
    そうやって目の前で見せることでしか
    伝わらないこともある。

    葉月さんが「一番したかったことを忘れるために
    ピアノを始めたのかも」というのはぐっときた。
    『かげきしょうじょ!!』でも主人公がそうだったが
    そういう家に生まれて舞台に憧れて
    でも伝統芸能で男性だけのものだから自分は立てない
    というのは辛いところだ。
    だからと言って女性も立たせろ、という問題ではないし。
    葉月のピアノが好きと言ってくれる憲ちゃんや先生たちがありがたいし
    『楽しい時間と同じように傷は隣の人を近くする』
    という表現が美しい。

    安宅の関を越える、というのが本当に文字通り
    一同で越えるというのに感じ入った。

    確かに興味がないと舞台に立つと言っても
    趣味だと思うかもしれないし、
    能と狂言と歌舞伎の区別がつかないという人もいそうだ。
    だから彩紀の言う通り、ドラマの功績は本当に大きいとは思う。
    ただ当の本人は「私には杖すらない」と思い悩む真っ最中。
    自覚した途端今まで気にならなかったことも
    気になってしまう気持ちはよく分かる。

    望さんとの出会い、丁寧に描かれているからこそ
    ご都合主義に感じず、憲人が”持っている”なと思える。
    マッサージ師だからこそ自然に「また来ます」が成り立つし。
    家族ではなく能関係の人でもなく、でも同じ役者である琳さんは
    悩みを話すのに丁度よい距離感の友人だったのだろうなと思う。

    憲ちゃんの蝉丸を力強く思えたという葉月さんの感想がとても良い。
    演じる人や考え方(演出)で変わるから芝居は面白いのだ。
    その意味でテレビドラマだって同じなのに、
    同僚から「TV組」なんて揶揄されるのは悔しいものがある。

    漫画だからと言ってしまえばそれまでだが
    憲ちゃんといい周りの人といい行動力があって展開が早い。
    HPに載せたら?とか紹介して?とか、実際にちゃんと現実にしていくところが良い。
    現実だとなかなか周りが気乗りしてこなくて
    空回りすることが多い気がする。

    忙しくて後回しにしたいことでも
    焦りつつもきちんと投げ出さないところが素敵だし
    それをきちんと身にできるところが素晴らしい。

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    2023年01月02日