成田美名子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ能のお話って、あまり時間を感じさせないのだけど、そうか、このお話は2001年頃だったのかっていうのが、NYの同時多発テロの部分でした。あのイラスト見て、私も当時の彼と電話しながらテレビを見てて慌てたのを思い出しました。そうか、もう10年以上経つんですね-。だから、みんなガラケーなんだって思いました。
ゴスロリの梨花ちゃんの話は、最初ちょっと怖かったです。丑の刻参りを本気でしようとしたら、家からあのかっこっていうとかなりひきそうですけど、そこまでして自分を殺したいって、よっぽどなんだなって思いました。最後はイメチェンして、ふっきれたみたいでよかったですけど、大学に戻ったら、またみんなびっくりし -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回から装丁が変わりました。
花が艶やかで美しいです。
巻末に、これまで出てきた能の演目が紹介されているので、本編自体は少し短めな印象。でも、ターニングポイントになる重要な巻でもありそうです。
2001年はもう十年以上昔になってしまっていますが、アメリカ同時多発テロが発生。これを描くために『花よりも花の如く』は連載され続けていたような気がします。
成田美名子の作品の人間関係は毎度毎度まだるっこしいと感じますが、12巻かけてケントがやっと自分の気持ちを認めて、告白。
テロが契機ではないでしょうが、ケントが背中を押されたのも事実でしょう。この辺は震災婚が相次いだ3・11後にも似ています。
ストー -
Posted by ブクログ
正直、これほどドラマの影響が続くと思っていなかったので、たまに時間軸が混乱(笑)
そして憲人さんの藤哉さん化が進んでいる気が(笑)
いや、シリアスな場面と云うか、新しいお弟子さんとのシーンとかが多かったりするから仕方ないんですが、ムードメーカー的なおちゃらけた憲人さんも好きなので、ちょっち寂しい…。
でもしっかりもののようでいて、全力体当たりなところと、同じようなループに嵌っているのは変わりないので、らしいなぁ、と。
彼を見ていると強くではないけれど、じわじわと頑張れる力が湧いてくる。
そんな意味で私にとってこの本はマイロングセラーです。
再読ベスト10には確実に入る。