樋口明雄のレビュー一覧
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前作「ミッドナイト・ラン」に続く、B級エンタメハードボイルド。
『K&T探偵社』の鯉沼、鷹羽コンビ。女に騙され、爆弾を巻かれ、銀行強盗をやらされる羽目になる。そんな二人を追うのは警察、やくざ、そしてチャイニーズマフィアに伝説の殺し屋とオンパレード。更にその舞台はヨコハマ。登場人物、ストーリー展開、どれをとっても、懐かしの刑事・探偵ドラマのよう。アブデカ大好きだった私には堪らん設定でした。勿論、リアリティなんかそっちのけで、ハチャメチャなのは分かっているんだけど、このハチャメチャ感を徹底してこそのエンタメ作品。恐らく映像化はもう無理であろうこのハチャメチャ感を、せめて文字で読ませてくれ -
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この前見つけた樋口明雄の、これまた山岳冒険小説です。
前に読んだ『狼は狼は瞑らない』が良かったので、また試してみました。
読んでみた結果は…、やっぱり良かったです。
やっぱり冒険小説はこうでないと!と思ってしまう内容でした。
産業廃棄物の不法投棄を行う組事務所とそれを見て見ぬふりをする町の人間。そこに一投を投じる兄弟。祖父の時代に町に来たのにも関わらずよそ者扱いをされる閉鎖的な町に住む彼等は、兄は町を捨てて、弟は町外れで山とともに生きる。
でも町は非情で、山とともに生きる弟を排除しようとします。
彼が不法投棄の告発の手引きをしたということで…。
弟は知的障害を持っているという設定となって -
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<南アルプス山岳救助隊K-9>シリーズ、16冊目。
これでようやく既刊のものに追いついた、よね。
北岳で起こったクマ騒動に、幕営地での盗難事件も加わって展開していく話。
昨日もまた「八王子城跡でツキノワグマが目撃された」とニュースになっているが、全国的にクマの被害が頻発するご時世にタイムリーなお題。
人知を超えた手負い熊“片目”を巡ってページが割かれ、盗難事件はリンクするわけでもなく、いささかとってつけられた印象。
単身山に入った七倉を追い夏実と静奈が“片目”と遭遇するクライマックスは緊迫感があったが、そこまでの流れは何回も“片目”が人を蹂躙する場面が重ねられるばかりで、物語としては平板。