樋口明雄のレビュー一覧

  • ドッグテールズ

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    犬と人の絆を描く五つの物語。樋口明雄作品の初読み。
    最初の2編はファンタジー色の強い作品で、生き方を迷う人間と不思議な犬との出逢いを描く。後半の3編は職業で犬に関わる人を描くストーリーで、私としてはこちらのほうが好み。特に、「疾風」には熱いものがこみ上げてきた。20年程前に読んだ今野保さんの「アラシ」を思い出す。

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    2015年01月31日
  • 南アルプス山岳救助隊K-9 天空の犬

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    東北での震災での救助活動を経て南アルプス北岳を舞台に活躍する山岳救助犬とハンドラーの夏実。
    初めての実戦配備からの苦労と格闘の物語。
    警察小説、サスペンスとしても面白い一冊。

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    2014年12月22日
  • ドッグ・ラン!

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    コミカルで、どこかカッコイイ元刑事と元暴走族の探偵コンビを主人公にした活劇探偵小説。

    舞台はヨコハマ。元刑事の鯉沼と元暴走族の二人の探偵は銀行強盗をせざるを得ない状況に。二人を陥れた黒幕の正体は…二人の運命は…

    懐かしいテレビの探偵ドラマを観るかのような描写と奇抜な事件の設定。警察とヤクザに殺し屋、チャイニーズマフィアまでもを巻き込んだ二人の逃走劇に真相の究明…

    アタマを空っぽにして、楽しむべし。

    文庫書き下ろし作品。

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    2014年10月20日
  • ドッグテールズ

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    犬と人間を題材とした短編集。
    何の先入観もなしに電車の中で読み始めたのがいけなかったです。
    最初の短編「グッドバイ」を読んでたら泣けてきて。そのまま進むと完全に泣いてしまうので、うるうる来るたびに休みつつ読みました。
    他の短編も含め、いずれもラストに余韻を残します。
    改めて犬の温もりに触れたくなる本です。

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    2013年12月19日
  • 南アルプス山岳救助隊K-9 天空の犬

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    主人公や他の登場人物の背景、東日本大震災など色々盛り沢山。そのせいか、途中から一気に展開するサスペンスには物足りなさを感じたけど、メイと夏実の絆に涙。犬好きにはたまらない一冊。

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    2013年12月08日
  • ミッドナイト・ラン!

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    ネットの書き込みで集まった5人の自殺志願者たちが、まさに命を絶とうとした山中で出会った、追われている少女を助けてしまったことで、冤罪を被せられ、ヤクザと警察に追われる逃走劇が始まる!四面楚歌になった彼らをFMミニ局がサポートしはじめて、世間を巻き込んだ騒動に発展して…。

    ちょっと荒唐無稽感はあるけど、キャラクターがよくできてて、疾走感あって、頭に映像浮かぶようなアクションで、がーっと一気に読んでしまった。エンタメ小説として、申し分なかったです。

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    2013年11月25日
  • 逢魔ヶ刻

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    しっとりとした叙情ホラー小説。リストラされ、当て所の無い旅を続ける笹森が立ち寄った『夜見』というひっそりとした街で次々と起こる怪異…

    時間の経過が止まったような静かな街の風景描写が非常に上手い。こうした風景描写を土台に描かれる恐怖は最後には、しんみりした哀しみに変わる。

    樋口明雄の作品では『約束の地』『狼は瞑らない』『光の山脈』といった冒険小説が好みであるが、この作品も同じような香りが漂っており、なかなか読み応えがあった。

    『鬼火』の改題。

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    2013年10月06日
  • 狼は瞑らない

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    中々読み応えがあります。

    折角の山岳小説なので、
    雪山での攻防が、もう少し分量が多いと、
    もっと満足感は高いと思います。

    この手の作品に有りがちな、
    内通者も存在し、手に汗握る物語になっています。
    映画とかになれば、面白そうなんですけどね。

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    2013年10月03日
  • ミッドナイト・ラン!

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    少し軽くて物足りない気もしたけど、スカッとできる一冊。
    汚職刑事や市議会議員がもっと追い詰められる様を読みたかった。
    映画だと、さらにスピード感が出て面白そうだと思いました。

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    2013年08月31日
  • 男たちの十字架

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    新書としてのタイトルは『クライム』。文庫になってタイトルが変わったみたい。前半は新宿・歌舞伎町を舞台にどす黒い面白くもない物語が展開する。樋口明雄作品初めてのハズレかと思ったが、中盤から山に入り、一変。それまでの登場人物が複雑に絡まり合って、重なりあう。特徴は主要登場人物がみんな悪人だということ。そのせいで途中までは結構不快だった。
    功刀と千晶の最後は納得行かなかった面もあるが、最後は樋口明雄、最後はしっかりと締めてくれた。

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    2013年04月18日
  • 約束の地(上)

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    久しぶりの自然系。単純なクマ倒しの話かとおもいきや、人食いイノシシでてくるわ、人が殺されて?ミステリーだわ、娘はイジメにあうわ、新種の寄生虫がでてくるわ、とにかく収拾つかない!
    後巻を待て!!

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    2013年02月07日
  • 約束の地(上)

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    序章からの展開に引き込まれつつ、問題提起は興味深く社会性も高い。「甲斐駒ヶ岳しんどかったなぁ」と、とても美しく険しい南アルプスの山々が思い出される描写にも感嘆。さぁ、どうなる下巻!!

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    2012年11月19日
  • 武装酒場

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    父から譲り受けたので軽い気持ちで読んでみた・・けれど!

    まるで映像を見ているかのようなリアリティ!!
    登場人物が個性的すぎて、映像化するなら誰がいいかな
    なんて考えながら頭の中でドラマが繰り広げられた!
    セリフと擬音語、擬態語がおもしろすぎて、「間」さえ感じられました。
    運命としか言いようのない出来事の連続に口元が緩みっぱなしで・・・
    一気に読んでしまいました!

    オヤジさんのキャラがおもしろすぎる。
    酔っ払いの力ってすごいんだなぁ。。

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    2012年04月16日
  • 光の山脈

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    この前見つけた樋口明雄の、これまた山岳冒険小説です。
    前に読んだ『狼は狼は瞑らない』が良かったので、また試してみました。
    読んでみた結果は…、やっぱり良かったです。
    やっぱり冒険小説はこうでないと!と思ってしまう内容でした。

    産業廃棄物の不法投棄を行う組事務所とそれを見て見ぬふりをする町の人間。そこに一投を投じる兄弟。祖父の時代に町に来たのにも関わらずよそ者扱いをされる閉鎖的な町に住む彼等は、兄は町を捨てて、弟は町外れで山とともに生きる。

    でも町は非情で、山とともに生きる弟を排除しようとします。
    彼が不法投棄の告発の手引きをしたということで…。

    弟は知的障害を持っているという設定となって

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    2011年10月23日
  • 狼は瞑らない

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    標高2000mを超える険峻な山岳地帯を舞台にした決死のハードボイルド。事件の黒幕の背景が少々大袈裟な感はあるけれども、山岳警備隊等々の山の男たちの描写は胸熱くなるものがあった。満足のいく面白さです。

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    2011年05月30日
  • 武装酒場の逆襲

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    「武装酒場」の続編。前作に出ていた人物や新しい飲兵衛達が登場して、店を根城に大暴れします。今作も良い話。

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    2010年12月14日
  • 武装酒場の逆襲

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    前作に続き、バカバカしさ満載。シリアスとスラップスティックを行き来するB級なノリ。ただギターが「5弦」というのはどういうことだ?

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    2010年02月21日
  • のんではいけない 酒浸り作家はどうして断酒できたのか?

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    阿佐ヶ谷で、山梨の田舎村で、毎晩のように飲んだくれ、飲酒が人生の重要な一部であった作家が、ある日ふと断酒を思い立ち、断酒前と後の生活、心身の状態などを記載する。かく言う僕も断酒270日を超え、本書で紹介されているデータによると成功率 30% という一年断酒がもうすぐ目前だ。ただし、冒頭の二章は筆者がいかに酒を飲み、楽しんできたかという記録なので、いまから断酒を志そうという人、断酒歴の浅い人にはお勧めできない一冊。

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    2026年03月15日
  • 南アルプス山岳救助隊K-9 愛と名誉のためでなく

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    南アルプス山岳救助隊シリーズ第14作。本作は短編集で、8つの話を収録。その中の1編、COLD WARでは北岳でスノーボードを楽しもうとしていたカップルが、米軍ヘリの低空飛行によって引き起こされた雪崩に巻き込まれる。救助隊の元に再び訪れる米軍機、さあどうなる。第8話では、台風による大雨被害から宿泊客ら41人を連れて脱出した両俣小屋の管理人さんが登場。

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    2026年03月07日
  • ヤマケイ文庫 宇宙に願いを

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    少し文学チックな短編集。UFOを見たことがあるというかつてデートしたことのある年上の女の子を思い出を求めて同じ山を訪れる、最後の表題作が少しロマンティックで良かったかな。

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    2026年02月16日