樋口明雄のレビュー一覧

  • 炎の岳―南アルプス山岳救助隊K-9―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    前作はテロに台風、竜巻と盛りだくさんだったが、本作も火山の噴火に誘拐、殺人とてんこ盛りでした。雲仙普賢岳火砕流を思い出させる場面にはドキドキ。相変わらず超人的活躍の女性隊員、静奈と夏美です。

    0
    2025年03月21日
  • のんではいけない 酒浸り作家はどうして断酒できたのか?

    Posted by ブクログ

    まだ断酒の必要性は感じていないけれど。
    ふと、お酒をやめようと思い立つ日が来るのかしら…?
    健康診断は行こうかな。

    0
    2025年03月11日
  • ヤマケイ文庫 北岳山小屋物語

    Posted by ブクログ

    北岳周辺の山小屋が、山小屋ごとに1つの章になって読みやすいです。いずれも取材を行って、泊まっただけではわからないいろいろなことが書かれていて、それぞれの小屋がどんな小屋なのかというのがわかります。ただ文章に飾っている表現が見られるのが読んでいて気になるところです。

    0
    2025年02月03日
  • ブロッケンの悪魔 南アルプス山岳救助隊K-9

    Posted by ブクログ

    南アルプス北岳の山岳救助隊員と救助犬の話。シリーズ第四弾。今回は山岳救助どころか、テロを阻止をしてしまう。VXガスのテロだけでなく、地域特別指導官の視察があったり、超大型台風がそれたと思ったら竜巻がおこったりと、盛り込み過ぎ。敵キャラはすぐ絶命しちゃうのに、救助隊のメンバーの活躍が凄すぎる。とかなんとか言いながら、楽しんで読みました。

    0
    2024年11月06日
  • 還らざる聖域

    Posted by ブクログ

    202X年、北朝鮮の特殊作戦部隊が日本の屋久島に突如上陸し瞬時に全島を武力制圧した。
    北朝鮮軍の思惑は?日本政府の対応は?米国、韓国はどう動く?島民は?
    物語は非常にスピーディーに進みます。
    章展開も短め、時系列も遡り無しで一気読み出来ます。
    設定、展開に多少都合が良すぎる部分は目につきましたがそこはエンタメとして許容しましょう。
    筆者は屋久島にかなり思い入れがあるのか、個人的には島の自然描写が少し多すぎるかなと思いましたが、概ね楽しめました。

    0
    2024年09月16日
  • 南アルプス山岳救助隊K-9 クリムゾンの疾走

    Posted by ブクログ

    南アルプスの北岳を舞台にした山岳救助隊の話だが、本作は舞台はほとんど東京である。そして、山岳小説というより、ハードアクション小説である。今回主人公の静奈さん、手錠をしたまま警官を倒して脱走って凄すぎ。

    0
    2024年09月15日
  • さよならの夏

    Posted by ブクログ

    お久し振りに<南アルプス山岳救助隊K-9>シリーズの11冊目。

    夏実が北岳で記憶喪失の男性と発見するところから始まった話は、その男性・水越和志とその妹・真穂の日常に、甲府市内で起きた連続殺人事件の捜査が絡み、加えて折々に北岳での山岳救助隊の様子が描かれていく。
    巻頭に北岳周辺の地図は載っているが、今回もまた、甲府市内での事件が話の中心で、途中の北岳の場面は無くても話はつながるし、このシリーズ、最近はだんだん山岳救助隊の話から離れてきているのが残念。
    捜査の話自体は面白くないことはなかったが、なんだかオカルトめいた話は分かったような分からないような結末だった。

    以下、どうでもよいこと。。

    0
    2024年06月22日
  • さよならの夏

    Posted by ブクログ

    大好きな南アルプス山岳救助隊シリーズが、やっと回ってきました
    今作では、山岳救助隊も出てきますが、どちらかというと連続殺人事件のパートが多く、甲府署や山梨県警の警察官が活躍(かな?)します。

    以前にも出てきた人たちなのに、読んでから時間が経って、あまり覚えていない…残念。
    もっと山岳救助隊、そして救助犬メイが沢山活躍してほしい~。

    シリーズものは段々とマンネリ化しがちなので、今作のように、捻ってきますね。
    お気に入りシリーズは、それもまた楽しめます。

    0
    2024年05月27日
  • 南アルプス山岳救助隊K-9 それぞれの山

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    (架空の)南アルプス山岳救助隊K-9はシリーズも11作品となるが、救助隊の顔ぶれ・人間関係が頭に入ってきて何気に面白い
    過去作の人間関係もシリーズならではの深みや味わいになる、中でも風の渓事件でアイドルの安西友梨香知り合っているが、彼女の人生の岐路に主役の夏実が関わるが、役立つのは老害推理作家だったりする・・・全ての処方箋は北岳に登山する事だという不可思議な作品ですが楽しいですよ(´・ω・`)読め

    0
    2023年10月12日
  • 南アルプス山岳救助隊K-9 逃亡山脈

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    公安という巨大な悪(笑)が時々作品にでるが
    バトル担当の神崎静奈が大活躍する
    今回も話の展開は上手なのだが、ラストが謎
    の御情けっぽい終わり方で消化不良
    峠越えシーンはシリーズ的に必要(´・ω・`)

    0
    2023年10月11日
  • さよならの夏

    Posted by ブクログ

    うーん、正直訳分からん。
    大好きな天空の犬シリーズ、今回も楽しみにしていた。

    冒頭少し気になるエピソードが挟まれてはいたが、いつもの夏実とボーダーコリーのメイ。
    2人の話題を中心とする山岳警備隊の活躍を、いつものように楽しんでいた。
    それが、驚きのラストにつながるとは....
    武装酒場の樋口明雄氏の作品ではある。
    だが、天空の犬にぶっ飛びの結末が用意されているとは....
    面白いと言えば面白いが、ファンとして好きか嫌いかと言えば、評価は分かれるかもしれない。
    でも、安定して楽しませてくれる作家さんではある。

    0
    2023年09月13日
  • 南アルプス山岳救助隊K-9 それぞれの山

    Posted by ブクログ

    <南アルプス山岳救助隊K-9>シリーズの10冊目。
    今度も巻頭に北岳付近の地図はないが、今回は山を舞台にした160頁程度のお話が2篇。

    最初の話には「風の渓」に出て来たアイドル安西友梨香が再び登場。ちょっとしたなりゆきで山を舞台に作品を構想中という作家の鷹森と一緒に北岳の頂上を目指すことになる…。
    アイドルにせよ作家にせよ、その世界でトップにあり続けるのは大変ね。
    傍若無人な作家先生が実はあんなんでしたというのはあまり面白みはなかったが、しっかり者で過去も乗り越えた友梨香は芸能界だけでなくどこででもきっと活躍できることでしょう。

    次の話は息子を山で亡くした両親vs.山岳救助隊のお話。
    誰か

    0
    2023年07月29日
  • 南アルプス山岳救助隊K-9 逃亡山脈

    Posted by ブクログ

    <南アルプス山岳救助隊K-9>シリーズの9冊目。
    巻頭に北岳付近の地図がないと思ったら今度も山から離れてのアクションか。

    「クリムゾンの疾走」に出て来た大柴が再び登場。本庁から南アルプス署で拘留中の窃盗被疑者の移送を命じられた大柴が事件に巻き込まれ、一方、休暇で山を下りていた静奈がそれを知りバロンとともに現場へ向かうという展開。
    大柴は飛び来る銃弾を間一髪でかわし続け、静奈は一足遅れを繰り返し、ようやく追いついてからは車を捨てて山を縦走する逃避行。追手は後ろから前から上からと、来るわ来るわ。それをひとりずつ屠っていく静奈の強いこと強いこと。
    テンポよくサクサクと読めたが、話としてはちょっと雑

    0
    2023年05月21日
  • 狼は瞑らない

    Posted by ブクログ

    著者が樋口さんで「狼は瞑らない」という題名から、狼と自然保護にまつわるものだと思って開いたけれど、話は山岳サスペンス・・・。そうだった、樋口さんは山岳ものもお得意なんだった。(^_^;) 所々にスーパーマン的描写もあるけれど、樋口さんが描く自然描写には、毎回自分自身がその場に居合わせているかのような気にさせられる。今回も稲光で周囲が青白く発光する暴風雨の中、主人公の背中を追っていた。最後まで、ハラハラドキドキが止まない作品でした。(o^^o)

    0
    2023年04月29日
  • 南アルプス山岳救助隊K-9 天空の犬

    Posted by ブクログ

    山岳救助犬の息遣いが間近に感じられる臨場感に、改めて樋口さんが書く動物の描写に感服です。 大好きな山域の南アルプスで繰り広げられる山岳救助という設定もストライクゾーンでした。(^_^)v

    0
    2023年04月29日
  • 北岳山小屋物語

    Posted by ブクログ

    北岳に行きたい理由が2つありました。1つは昨年叶ったんですが北岳にしか咲かないとゆう希少種の「キタダケソウ」をみるため日帰りピストンしました。花の時期が早いので6月の開山と同時に行ってきましたがもう終盤を迎えてましたが見れてラッキーでした。下界は晴れていたのですが2500m以上はガスに覆われ10m位の視界のなか、強風にミゾレまじりの雨が冷たくって、煽られながらも凛として咲く姿の可愛いらしい花でした。今度行くときは晴天の眺望のよいときに行きたいと思いました。
    そして2つ目は、北岳~間ノ岳の「天空の縦走路」を歩きたい。3000mの稜線歩きが楽しめる日本最高地の縦走路があるのです。ここを歩いてみたい

    0
    2023年04月04日
  • 南アルプス山岳救助隊K-9 異形の山

    Posted by ブクログ

    こういう頑なな老人と、SNSの数字稼ぎの無謀な若者いるよなって、モヤモヤした気持ちで読んだ。
    特にYouTuberのは前にあった事故がモデルだよね。

    最初に読んだのが何冊目かだったので、もうバラバラに読んでるんだけど、所々過去のエピソードに絡めた所があるから、やっぱり順番に読めばよかったな…ってなってる。

    とりあえず、他の巻も積読になってるので順番調べておこうと思った。

    0
    2023年02月23日
  • 南アルプス山岳救助隊K-9 それぞれの山

    Posted by ブクログ

    南アルプス山岳救助隊シリーズ。

    南アルプス北岳の山岳救助隊の夏実と救助犬メイを主人公としたシリーズだが、今作では救助犬はあまり登場せず、中編2作が収められている。

    以前、山で夏実たちに救助された女性アイドルが、再び北岳を訪れ、過去の事件のトラウマや自分の仕事と向き合う1篇。『リタイア』

    山で命を救えなかった隊員の関と、その遺族の悲しみや苦しみから生じた事件を描いた1篇。『孤高の果て』

    読み慣れたシリーズなので、安心して読める。
    『孤高の果て』では八ヶ岳の野生鳥獣保全管理官がクマの生態調査にやってくるなど、他作品の人物も登場して楽しめる。
    山を訪れる人間の身勝手さや、山の厳しさも伝わるが

    0
    2023年02月19日
  • サイレント・ブルー

    Posted by ブクログ

    八ヶ岳山麓に暮らしている秋津。蛇口からは天然水が出てくる環境だった。
    ところがある日突然水が出なくなってしまう。水を取り戻そうと奔走するお話。
    普段、水が出るのが当たり前だと思って暮らしているが、それはとても尊くて贅沢なことだと再認識させられた。

    0
    2022年12月11日
  • サイレント・ブルー

    Posted by ブクログ

    樋口明雄『サイレント・ブルー』光文社文庫。

    珍しい地下水問題をテーマにした社会派小説。

    水と空気はタダという日本の常識は覆されつつある。山を荒らせば、良い水を得ることが出来なくなり、二酸化炭素排出や大気汚染は世界規模で問題になっている。

    環境問題を描いたチャレンジャブルな小説である点は評価できるが、腹落ちするような結末ではないのが残念。

    家族と共に八ヶ岳南麓に移住して来た秋津俊介は別荘地のログハウスでレストランを開業する。病気がちの息子も元気になり、レストラン経営も順調だったが、ある日、別荘地の井戸に異変が起きる。

    井戸の水が茶色く濁り、その後、水位が下がり、水が出なくなったのだ。

    0
    2022年11月27日