あらすじ
ライフ・イズ・ワンダフル!
「南アルプス山岳救助隊K-9」シリーズの著者による、感動の人間讃歌!
仕事一筋で家庭を顧みなかった報いなのか――。ファミレス経営会社の管理職を勤め上げ、定年退職したその日、里村乙彦を待っていたのは妻からの離婚届だった。絶望の中で酒に溺れた里村は、娘に促されて再起を決意する。場所は日本第二の高峰、南アルプス北岳にある肩の小屋。標高三千メートルの過酷な環境の中、二代で山小屋を守る管理人親子と個性的なスタッフたちに見守られ、里村は苦難の中で人生のやり直しを目指す……。
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主人公は定年退職とともに妻から離婚を切り出され、己の居場所をなくした里村乙彦。
娘に促され、一念発起し酒浸りの生活を断ち、北岳肩の小屋で働くことになる。過酷な環境の中、やることなすこと不器用で失敗続き。
しかし、その必死に頑張る姿を山小屋管理人親子やスタッフたちが温かく見守る。
主人公里村の行動とともに、山小屋スタッフたちのそれぞれの内情も綴られ、人生の再生を期する人たちを清々しく描かれている。
北岳が舞台ゆえ、「南アルプス山岳救助隊」シリーズのメンバーも顔を出し、ファンにはに逃せない作品。
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表紙の山に惹かれて購入。山小屋で働く人たちが悩みを抱えながら生活しており、登場人物に共感することができた。登場人物のほとんどがいい人なので、ほっこりとした気持ちで読み進めることができました。
山での生活や景色が想像でき、爽やかな気持ちにさせてくれる作品でした。
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山と人の物語。
定年退職の日に妻から離婚届を突きつけられた里村乙彦は、絶望の中で酒に溺れるが、娘の助言で再起を決意。南アルプス北岳の山小屋で、管理人親子やスタッフと共に過酷な環境の中で新たな人生を歩み始める。
山っていいなあと思える作品。
山で働いてる人が素敵なのか、山で働くから素敵になるのか。
私的には山で働こうとなる人には何かしらに思いがあるような印象で、その抱えた思いでプラスに働くかマイナスに働くのかで、その人が決まる。 山の力でプラスに変えた人(山で働く人たちの力も含め)が、素敵な人になるのでは無いか。
何はともあれ、北岳の景色を笑う描写が素敵すぎる。山を登る。身としては登山に行きたくなった。
いざ、山小屋へ
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どこかでボタンをかけ違い、多くの物を失った退職後の男性が、山小屋で働き始め、自分を取り戻していく姿が描かれている。
下界で失ったと感じたことは妄想だったのか。そもそも下界で手に入れたと思っていたことが妄想だったのか。
厳しい大自然の中で生きる人の優しさに触れ、自然の中に溶け込むような生き方を見出していく。
その厳しくも清々しい様子が、アルプスの稜線を彷彿とさせる素晴らしい作品だった。
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「南アルプス山岳救助隊K-9」
シリーズの著者による、感動の人間讃歌!
ライフ・イズ・ワンダフル!
65歳。退職後に残された人生には絶望しかなかった。
しかしこの山小屋だけは、彼を優しく受け入れてくれた。
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インスタで見つけて気になっていた一冊です。
書店で見つけて、
表紙が綺麗で夏にぴったりかもと思い手に取りました。
主人公の里村は65歳で勤めていた会社を定年退職。
仕事一筋、これからは家族の時間をと思い帰宅すると…待っていたのは離婚届。
娘の美紀のアドバイスを受け、
仕事を探し始め、行き着いた先は…山小屋。
登山は全く未経験の私でも楽しめました。
普段見ない、とても綺麗な言葉(蒼穹や錦繍や白虹など)がたくさん出てきていいな、と思いました。
自分の居場所を見つけること。
そこに集っている人たちも、
みんな何かを抱えて生きてること。
どんな人にも山は平等。
山の厳しさや美しさが、
読みやすい文章で表現されていて、
読後も爽やかな一冊でした。
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定年退職した彼が働くのは
富士山に次ぐ標高の山にある山小屋
何があって? なぜそこで?
やや田舎に住む私には普段見ることの出来ない高さ3,000mの風景が
天候の良いときも悪い時も美しく感じる
多くの登山者や山小屋で働くスタッフ
それぞれに歩いて来た道があり
歩いて行く道がある
私の道を楽しんで歩いて行こう
Posted by ブクログ
しばらくK-9のシリーズから離れていたら、こんな作品が出ていることを偶然知った。
仕事一筋で家庭を顧みなかった報いなのか――。ファミレス経営会社の管理職を勤め上げ、定年退職したその日、里村乙彦を待っていたのは妻からの離婚届だった。絶望の中で酒に溺れた里村は、娘に促されて再起を決意する。場所は日本第二の高峰、南アルプス北岳にある肩の小屋。標高三千メートルの過酷な環境の中、二代で山小屋を守る管理人親子と個性的なスタッフたちに見守られ、里村は苦難の中で人生のやり直しを目指す……。
再生ものとして強くお勧め。
Posted by ブクログ
主人公の里村乙彦は、ファミレスを営む会社で手腕を振るった管理職だったが、65歳で定年を迎える。
帰宅した里村は、その日に妻の紀代実からいきなり離婚届を渡される。
理由が理解できない里村は茫然自失となるのだが、考えてみると妻の言い分も渋々理解する。
要は家庭を顧みず、仕事最優先で生きてきた40年近くの年月だった。
妻はその間、一人娘の美紀を育て、里村に不満を言うでもなく、毎日家庭を切り盛りしてきたのだが、定年を機に離婚を考えていたのだ。
里村は、頭の中では妻の言い分を理解しつつも、これからの生活に光明を見出せず、これまで以上にアルコールに身を任せ、悶々とした日々を送っていた。
そんな時、一人娘の美紀から「ねえ、お父さん。新しい仕事を見つけてみたら?」と告げられる。
このままの生活を送ることに不安を感じていた里村は、学生時代に登山部だったこともあり、山小屋でのアルバイトに絞ってネットで検索を始めた。
結果、「北岳肩の小屋」でのアルバイト募集を見つけ、連絡すると現地に来てくれとのことだった。
里村は保存していた一切のアルコールを処分し、北岳に向かうことになる。