【感想・ネタバレ】南アルプス山岳救助隊K-9 逃亡山脈のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2019年08月17日

「いきなり文庫本」の『クレムゾンの疾走』と同じく、山岳救助隊の神崎静奈が主人公。
カーチェイスあり、銃撃戦(人が死にすぎる!)ありの、ノンストップアクションエンタメ。
「クレムゾン」で関わりあった警視庁阿佐ヶ谷署の大柴刑事が陰謀に巻き込まれ、警察からも追われる羽目に。
彼を助けるべく、静奈が愛犬バロ...続きを読むンとともに救出に向かう。
彼女の目も覚めるかのような活躍に、猛暑も忘れる一気読み。
陰謀の背景にあるのは、「地方財務局が国有地を不正価格で私立学園に売却した」(どこかの国で聞いたような!)事件だとか。
静奈たちの前に立ちはだかるのは、「政治家の犯罪の証拠隠滅のため、事故や自殺に見せかけて他人を殺す秘密公安組織」!!
さすがにこんな組織は、フィクションだろう(もし、現実にあったりして恐恐・・・)。
最後「この国は一つの大きな組織だ」とか?・・・

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Posted by ブクログ 2019年07月07日

バロンの出番が少なかった。大柴さんの大活躍はスッとしながらホント?と思う。そこまでの組織悪は無いと信じたいのだけど。

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Posted by ブクログ 2019年05月26日

樋口明雄『南アルプス山岳救助隊K-9 逃亡山脈』徳間文庫。

文庫書き下ろしのシリーズ最新作。

なかなか面白いストーリーなのだが、モヤモヤ感が残るあっさりした結末が少し残念。今回は『クリムゾンの疾走』に登場した阿佐ヶ谷署の大柴刑事と南アルプス署の山岳救助隊員にして、空手の達人である神崎静奈と相棒の...続きを読むバロンが大活躍を見せる。

突然、上層部の呼び出しを受け、南アルプス署に拘留中の窃盗犯の移送を命ぜられた大柴刑事は相棒の小坂刑事と共に南アルプス署に赴き、窃盗犯の移送を開始するが、大規模な陰謀に巻き込まれるが……

余りにも人が死に過ぎるのはどうかと……

本体価格740円
★★★★

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Posted by ブクログ 2020年03月03日

〈南アルプス山岳救助隊K-9〉シリーズ。

「クリムゾンの疾走」の阿佐ヶ谷署の大柴が再登場。
南アルプス署に勾留中の窃盗被疑者の移送を命じられ、後輩刑事と共に車で移送中、何故か大型トラックに追突される。しかしこれは悪夢の始まりでしかなく…。

『大藪春彦の小説じゃねえんだ』
という大柴のセリフがある...続きを読むが、私に言わせれば『新宿鮫』かよ!という印象。あっちは桜田商事(あるいは桜井商事?)だったかな。

つい最近、政治の世界で大いに盛り上がったあの問題が取り上げられているが、そこにここまで冒険要素を絡めるとは。
こんなことが、まさか現実にはないだろう…と言い切れないのも政治の世界に不信感が高まっているからか。だが、さすがにこれはやり過ぎかな。そもそもプロの仕事ならもう少し自然に見せるよう、上手くやるだろう。
神崎静奈のクールさと強さが光り、格好良かった。しかも体一つで闘うのだから、大柴でなくとも惚れてしまうだろう。

ただ『山岳救助隊』シリーズというには、今回は静奈がジレンマを抱えるように、何を以て『救助』というのか難しいところ。良い人は助けるが悪い人は助けないのか?
そもそも良い人悪い人とはどこで線引きするのか?
毎回悪役がはっきりしているこのシリーズだが、人間はそこまで白黒はっきりした生き物ではない。

派手な闘いを描いた割にはあっけなく終わったのがちょっと残念。
夏実を始め救助隊グループがあまり出て来なかったのも残念。
しかし大柴との絡みがこれからもあるのか、そちらは少し楽しみ。

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Posted by ブクログ 2019年11月12日

やはり、樋口明雄氏の書く本は面白い。
冒頭から切れ目なく続く連続した緊迫感と繰り出されるアクション。
そして、静かで切なく、自然の中で、きっちりと方をつけるエンディング。
天空の犬シリーズの読者には堪らないし、天空の犬シリーズを知らない人にもお勧めできる一冊。

冒頭出てくるのは、いつもの星野夏美と...続きを読む神崎静奈。
天空の犬シリーズの始まりかな?と誤認するのだが、すぐに彼女たちは山を下りる。
その後、夏美は姿を消し、美しき武闘家神崎静奈巡査の戦いが始まる。
樋口氏の書く物語の背景は、いつもとてもリアル。
日本の国という組織、政治、そして警察という組織に存在する悪。そのリアルに翻弄される現場警察官と元官僚。
像絶な戦いの後にやってくる山の景色と静寂。

天空の犬シリーズが始まった時に、神崎静奈巡査はここまで重要な役割を占めていたのだろうか?
いや、彼女はきっとシリーズの中で徐々にその姿を現していき、ついにメイと夏美のコンビ抜きの物語を成立させてしまったのだろう。
天空の犬シリーズがメイと夏美の物語であるとしたら、本作品は神崎静奈の物語だったと思う。
ごめん、バロン。君は活躍したけど、静奈さんの活躍がすごすぎる。

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