樋口明雄のレビュー一覧

  • 標高二八〇〇米

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    「狼は瞑らない」の山岳サスペンスのイメージで読み始めたら全然違った。ホラー・SFの短編集だった^^;
    どれも明るい兆しがありそうな感じで終わるけど、でもそれでも悲しいし切ない。。希望よりも切なさの方が残った。

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    2013年08月16日
  • 約束の地(下)

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    下巻は怒濤の展開で物語が収束していくのが気持ちいい傑作ですね。それにしても、頑固親父にダメ息子、典型的なパターンだけど、実際に良そうで、結局人間が一番ダメな動物で、怖ろしい動物だといういつもの結論になっちゃいますね

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    2013年05月07日
  • 約束の地(上)

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    山から人を襲いにというと熊を想像するけど、熊を超える怪物が登場、しかもその野生生物は…山の自然を守ろうという人達と、お役所でなく既得権益を守ろうとする猟友会というのがなぁ。まぁ、そんな人達が銃を持っているというのはある意味危なすぎます。主人公の前に問題が山積み過ぎて、解決が出来るのか少し心配になります。さぁ、下巻へ

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    2013年05月07日
  • ミッドナイト・ラン!

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    ネタバレ

    集団自殺を決行するために山へ向かった見ず知らずの5人。ところが、なぜかヤクザに追われる少女が助けを求めてきて、助けてしまった。仕方なく山を降りて今後の相談をする5人の前に警察官が現れ、任意同行を求められた5人は・・・。ヤクザと警察に追われて逃げる5人の逃走劇。ありえない!だからこそ笑えて楽しくて面白い。暴力描写が若干きつく、彼らの更生する物語として意外性はないし、つっこみ所も沢山あるけれど、この感じが好き。

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    2013年03月10日
  • 約束の地(下)

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    論点多すぎ!つめこみ過ぎ!
    社会派小説、自然系、ミステリー、どの要素も持っているけど、とにかく的を絞って掘り下げて欲しかったな。
    まあ、その複合的な複雑さが、環境問題や社会問題の本質そのものなのかもしれないけど。

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    2013年02月11日
  • ミッドナイト・ラン!

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    タイトル通りのノンストップ・ストーリー。自殺志願者の5人だけでなく、途中で出てくる脇キャラも個性的で面白い。ちょっと昔の東映みたいなカーアクションもあったりで、そういった懐かしい雰囲気も感じられる。
    リアリティはこの際置いておいて、ひたすらエンタメ小説として楽しむべし。著者の山岳ハードボイルドもいいけれど、こういう肩肘張らず、軽い気持ちで読める本もいいと思う。

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    2012年12月17日
  • 約束の地(下)

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    樹皮が剥がされた木々、電気柵に挟まれながらの登山道など…、私みたいな初級者の山好きにも本書で描かれている鳥獣による森林被害を目にする機会は少なくない。長い共存の歴史でかろうじて住み分けがされてきた(それすら人間本位の住み分けだけれど)ものが壊れつつあり、死、怒りを超えた動物たちの絶望が伝わってくる。『ベアドック・ハンドラー』、そして『ピッキオ』の活動が知れただけでも感謝。

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    2012年11月19日
  • 狼は瞑らない

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    ザシュザシュっと決めてくる感じ。
    鋭利な単語で端的に表現する事によってスリル感が増す。
    という印象

    どんでん返しはないがスリリングな山岳小説

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    2012年07月01日
  • 約束の地(下)

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    面白かったけど、ちょっと長い。
    日本では、VS野生動物といえば熊が定番。これも熊ものかと思って読み始めたら、熊も出るけど実際の相手は大イノシシ。これに、猟銃規制やら、環境問題やら、教育問題やら、家族問題やら、いろいろ絡んで、それぞれ上手く書いていて興味は途切れないけれど、やはり本筋のVSイノシシの部分が薄まった感あり。
    やはり、大イノシシとの対決をもう少し盛り上げて頂いた方がエンターテイメントとしては良かったと思う。

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    2012年04月11日
  • 狼は瞑らない

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    高校大学社会人の数年間とずっと山に登っていたので山の匂いなら少しはわかる。出だしの山岳警備隊の日常を連作集のように淡々と語った部分が実に良い。山と海の違いはあるが初期の谷恒生を思わせる。谷恒生の海洋モノだけを読み続けた日々が懐かしい。後半になり話は動き出す。警察キャリアと政治の癒着、知り過ぎた者の運命・・著者渾身の部分だが何故か話に入り込めなかった。でも他の山岳モノも読んでみるつもり。最後に後書き。普通は見られないような思い入れたっぷりで、やや気取った書き方であるが、久しぶりに旅に出たいと思わせてくれた。

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    2012年02月10日
  • 狼は瞑らない

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    はじめて読む人です。
    山岳サスペンスってコトで、なかなか面白そうだなぁと思い、手に取った
    作品です。

    結構面白かったです。
    特に、山岳シーンが良かったですね。
    これだけ描けるんだったらもっと人気が出てもいいと思います。
    全然無名な作家だとは思いますが、これだけの水準だったら、もっと有名になっていてもいいのでは?というかんじでした。

    昔SPをやっていた警官が、自分が守っていたVIPの秘密を知ってしまい、そのため、SPを退いて山岳救助隊に異動した後も狙われてしまうという内容です。

    主人公の仲間の山岳救助隊の面々もかなり魅力的ですし、何よりも山のなかの描写がかなりいいかんじでした。
    いろいろな

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    2011年10月23日
  • 狼は瞑らない

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    雪山を舞台にしたアクションもの。
    こういう小説は、どうしても専門用語が多い。
    まるでジャンル違いの人の会話に放り込まれたみたいで、
    最初は必死についていこうと思うんだけど、
    だんだんどうでもよくなってくる(ごめんなさい)。
    SPというとV6の岡田くんが主演してたドラマを思い出しちゃって、
    あぁ、あれは面白かったのにな…とか余計なお世話。

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    2010年09月09日
  • 武装酒場

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    軽快なドタバタ喜劇を楽しめます。どんなにやばい状況でもなぜか都合よく人は死なず、ころころ話が進んでいきます。あくまでも軽快なので、意味など何だのを考えて読みたい方には向いていません。場面も少ないのでこのままどこかの小劇場が舞台で演じてくれると楽しいです。

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    2011年09月20日
  • 闇の守護者 ロスト・ゾーン

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    え?これで終わりなの?
    と言うほどに呆気なく終わった気がする。
    これは「1巻」です。続いてます。あれ続くよね?ここでおしまい、って内容だったら怒るよ。
    頼城茂志、格好良いなと思った。
    次巻、面白くなること期待して待ってます。

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    2009年10月04日