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Posted by ブクログ
樋口明雄『クリムゾンの疾走 南アルプス山岳救助隊K-9』徳間文庫。
文庫書き下ろしシリーズ最新刊。何時ものように南アルプスから物語は始まるが、序盤を過ぎると驚愕のハードな展開が待っていた。そもそもタイトルの『クリムゾン』とは何だ、何だと、気になりながらの予想外のハードアクションな展開に一気読み。
空手大会出場のため上京中の山梨県警南アルプス署の神崎静奈の愛犬バロンが謎の男たちに拐われる。バロンを取り戻すために静奈はなりふり構わずハードなカーチェイスと男たちとの闘いを繰り広げるが…
こういう血沸き肉踊るようなハードアクションを描ける作家の存在は非常に貴重だ。しかも、主人公が美人空手家というのがまた良い。
Posted by ブクログ
<南アルプス山岳救助隊K-9>シリーズの8冊目。
読む順番がバラバラになってしまっているのだけれど、シリーズとしてはこの前に読んだ「白い標的」の次の巻ということで良いのかな?
今回は冒頭から怒涛&波乱の展開。
静奈が出場した空手大会を皮切りに、最近出没しているシェパードばかり狙う賊と遭遇してのカーチェイスと見せ場が続く。
ここまででも結構凄いと思っていたがなんのなんの。今度はバロンが捕らわれ再び激しいチェイスと格闘劇、挙句に犯人一味と間違われた静奈が警察から追われるはめに。
くう~っ、なんと言うこと…、一旦本を閉じて心を鎮めないと次に進めないくらい苦しい展開。遂に捕まってしまっても手錠のままに脱出し、警察から逃げながら、バロンを救いに追い縋る。
もしもバロンが被害に遭ったらと問われて『そのときは自分を抑えきれる自信がない』と言ってはいたが、それにしても無茶するなぁ…。
この窮地をどう脱するのかとドキドキしていたが、新宿のホームレスや所轄の刑事・大柴の助けで意外とあっさり抜け出し、警官を撃った疑いをどう晴らすのかと思っていたがこれも簡単に晴らされ、それまでの展開からするといささか肩透かし。
その後は、どちらかと言えば大柴が事件の全貌を解き明かしていく話となり、公安が貼り付いたりフリーライターが接触してきたり、それなりに面白い話ではあったけど、あまり山岳救助隊とは関係ない話になってしまったのがやや残念。
今回、巻頭にお馴染みの地図がついておらず、大半が都内での話だったので必要なかったということだが、このシリーズでは北岳で犬たちが活躍する話を読みたいね。
Posted by ブクログ
山岳救助犬シリーズ最新作。
まさかの文庫書き下ろしで、発売されたことに最近気がついた…何故いきなり文庫書き下ろしなの〜?
今作は北岳ではなく、空手大会出場の為に東京を訪れた神崎静奈が、運悪く、シェパードの連続誘拐事件に遭遇してしまい、バロンを攫われてしまう。
静奈はバロンを取り返す為に、必死に犯人を追う。
いくら大事なバディを取り返したいと言っても、本来は警察官。あまりにも取り乱し、常識を外れた行動を続ける静奈に同情の余地はない。それでも、簡単に事情聴取も終わってしまって、前にも書いたけど、この作者さんは大規模犯罪を絡めた話は向いていないと思う。
公安やテロ組織の話より、やはり山の安全を守る人々の話を描いて欲しい。
Posted by ブクログ
タイトル通り、一気読みできるサスペンス。
今回の主役は静奈とバロン。
シェパードばかりを狙う連続誘拐犯に拐われたバロンを追う静奈が犯人たちと激闘を繰り広げる中で大変な窮地に陥る序盤はハラハラドキドキの連続だったが、意外にアッサリと解決。
その後公安が絡んできてどんな横槍や駆け引きがあるのかとワクワクしていたが、こちらもしつこくなく退場。
所轄の中年刑事が良い味を出していたが、もう少し活躍して欲しかったような。
面白いんだけど色々半端な感じがしたのが勿体ない。
夏実と深町は相変わらず進展なし。
静奈は曾我野に思われてるのかと期待してたら、そう来るか。
しかし夏実も静奈もしばらくは仕事に情熱を向けてる感じで、それも良いか。
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