【感想・ネタバレ】のんではいけない 酒浸り作家はどうして断酒できたのか?のレビュー

あらすじ

第1章はずぶずぶと酒浸りになっていった阿佐ヶ谷時代、そこで出会った愛すべき人たちとのエピソード。
第2章では山梨に移住し、そこでも酒浸りになっていった日々を描き、都会ではなく、なぜ田舎で酒におぼれていくのか、移住者ならではの視点で自らを省みる。
第3章では断酒を思い立ったきっかけと、そこからの長い孤独について。第4章では断酒の効能を軽やかな筆致で描く。

フライの雑誌-第123号(2021年10月発行)に寄稿し、読者から大きな反響を呼んだ「酒を断つ」をもとに加筆し書籍化!


■内容
はじめに
CHAPTER1 都会で呑む
CHAPTER2 山暮らしで呑む
CHAPTER3 酒を断つ!
CHAPTER4 前向きに生きる!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

共感する所がすごいある本だった。
呑む良さも呑まない良さもどちらもあるし、
どちらでも良いと思うが、呑まない事に関してデメリットが無いというのは頷けた。
著者のお酒を呑んでいる期間の
思い出もすごく濃く楽しげだった。

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2025年01月30日

Posted by ブクログ

酒がやめられない。
酒は身体を害することはわかっている。
そして、私の身体は酒に起因する障害を起こしており、当然医者にも酒はとめられている。結局、酒で身体を害して死ぬことになっても、まあ仕方ないかと思っている。

天空の犬シリーズの作者、アウトドアで、酒を書かせたら底抜けの大好きな作家、樋口明雄氏の新刊は「断酒本」。

断酒本といっても、健康のために飲みすぎに注意しましょうという本ではない。
本書の三分の二は、今まで筆者が歩んできた暴飲、壮絶な酒飲み人生の振り返り。
いや、すごいは。
筆者の作品に「武装酒場」という、壮絶な酒飲みたちを描いたものがある。
それは、ほとんど実話をベースにしていたという驚き。
そして、町飲みをやめて、放浪の旅に出て、八ヶ岳の麓に移住してからも続く壮絶な酒飲み人生。

その筆者が、ある日突然酒をやめた。第三部は酒をやめて、酒から解放された意義が書かれている。
酒を飲むことが、結局ストレスになってしまっているという事実からの解放。
酒をやめることの意義は伝わってきた。
自分の人生に未来があると思っていたら、私も酒をやめようと思ったかもしれない。
未来にとっては、断酒はメリットがあると、私も思った。

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2024年12月24日

Posted by ブクログ

著者は、フリーライターでライトノベル作家。 酒浸り作家の断酒体験の本。
若い頃から酒浸りの生活が続く著者が、都会での飲み方や移住先の山での飲み方、断酒の経緯などを紹介する。著者のお酒に関する様々なエピソードが語られて、とても面白かった。
私自身は若い頃、会社の宴会で酒を飲みすぎて大失敗(会場で派手に吐いてしまった)して以来、自分の限界を知って、飲み方に気をつけるようになった。酒は、気分良くさせてくれるものだが、他人に迷惑をかけてはいけない。著者はアル中だったので断酒は必要だったが、酒を嗜む程度の人や普段あまり酒を飲まない人は、ここまでの決意は不要だろう。飲酒は量の問題。飲んでも理性を失わないことが大切。とても面白い本だが、酒好きの人には耳が痛いかも。 酒とタバコは、精神衛生上必要という潜在的な中毒の人たちに薦めたい。

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2025年06月04日

Posted by ブクログ

酒浸りだった方がこのタイトル?と気になり手にとってみた。断酒のメリットを説くだけでなく人生訓的な内容もあり酒飲みの自分的には考えるとこもあった。すぐ止めようとは思わないけどもう少し節度持ちたいかな。

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2025年06月01日

Posted by ブクログ

まだ断酒の必要性は感じていないけれど。
ふと、お酒をやめようと思い立つ日が来るのかしら…?
健康診断は行こうかな。

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2025年03月11日

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