あらすじ
南アルプス山岳救助隊K-9シリーズ、
徳間文庫10巻目!
南アルプスを飛び出し、静奈、アメリカへ!
山小屋のアメリカ人スタッフが秘めた暗い過去とは?
好評山岳ミステリー最新作!
いつも陽気な北岳白根御池小屋のアメリカ人スタッフ、ニック・ハロウェイの元気がない。
親友のピーターがアメリカ・ヨセミテのスルーハイク途中で亡くなり、
アメリカに戻らなければならないという。大学時代、二人は国家機密にかかわる国防関係の組織に所属していた。
だが組織は抹消、メンバーの大半が不審死を遂げる中、
ニックとピーターだけが国外に脱出できたのだ。
ピーターは夢だったヨセミテからマウント・ホイットニーまで続く
「ジョン・ミューア・トレイル」単独制覇のためアメリカに戻り、
旅の途中で”事故死”したという。
アメリカに戻れば命の危険にさらされる。
それでも親友に代わりスルーハイクを成し遂げたいというニックに、
山岳救助隊の神崎静奈は同行を申し出る……。
【文庫書下し】
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
いきなり怖すぎるやろー
しかもこんな冒頭からヤバい状況。この気持ちを引きずりながら読まなきゃいけないなんて、そんな殺生な....と思って読み始めたが、話の展開が早くてあれよあれよという間に読み進められてしまう。
ガチガチの山岳小説ではない。どっぷりと自然を礼賛し触れ合う自然小説ではない。警察モノ、国家機密を扱うサスペンスものでもない。
でも、それらの要素をみな取り込んで、一編の小説として良いぐらいに成立させているのは、やはり小説家の腕前なのだろうか。
そして、それはやはり、山麓に住み、山に登り、川に遊ぶリアルアウトドアズマンである作者ならではの作品なのだろう。
一気に読んでしまったので、冒頭のヤバすぎる状況は無事回収され、安心して本を閉じることができた。
面白かった。
Posted by ブクログ
えっ?アメリカの山?
なんで??
真相はヨセミテの山に!?
と帯にあるけど
概要しかわからない気がする
結果みたいなものはまぁ解るけど
アメリカにはアメリカの自然に対する取り組み方(仕組み)があるのね、やっぱり日本とは違う 当たり前か……
Posted by ブクログ
南アルプスが北岳がメインのシリーズ10作目は、何と舞台はアメリカ。
カリフォルニア州を南北に貫くシェラネバタ山脈のヨセミテ渓谷からマウントホイットニーまでのロングウオークコース。
ロングトレイルへ出発した白根御池小屋スタッフのニック・ハロウエイを神崎静奈が追う。
おかしな関西弁を話す彼が何故ロングトレイルへ向かったのか、彼の過去とともにそのわけが明らかにされる。
序章で描かれた場面がどこで登場するのか、まだかまだかの思いで一気読みとなる。
目先が変わったこの作品も良いが、やはりホームグラウンドでの山岳救助隊の活躍が見たいと思うが・・・
Posted by ブクログ
南アルプス山岳救助隊K-9シリーズ第15弾。今回は日本の南アルプスではなく、アメリカのヨセミテ。関西弁を話す白根御池小屋スタッフのニック・ハロウェイの親友が殺された。その親友とニックはアメリカの国家機密に関わっていた過去がある。共に歩こうとしていたロングトレイルに1人出かけるニック。それを心配した神崎静奈が追いかけトレイルへ。340kmを歩くって凄いなんてもんじゃないな。静奈とニック、まさかねー。
Posted by ブクログ
<南アルプス山岳救助隊K-9>シリーズ、14冊目。
巻頭の地図がいつもと違うぞ。ヨセミテ国立公園、シエラ国立林、キングス・キャニオン国立公園…って、これはアメリカ!?
「さよならの夏」でだいぶ素性が知れてきたと思えたニック・ハロウェイだったが、まだまだ知られざる過去があったよう。
そんなニックがかつての仲間と約束していたジョン・ミューア・トレイル(JMT)に挑むためにアメリカに戻り、案じた静奈が長期休暇を取ってニックを追うという出だし。
なのだが、そこからは静奈がJMTのルートを辿ってそれを紹介する描写が続く。怪しげな人物がウロチョロはするが何も起こらず、ニックに追いついてからもトレイルの踏破を進めるばかりで、ちっとも面白くならない。
ニックが約束を果たして状況の何が良くなるのかが分からず、そもそも、かつての仕事仲間の不審死の裏にあんな背景があるとすれば、アメリカに戻った瞬間にニックも“削除”されているのではないのかしらん。
てな感じで、この設定ではバロンやメイの活躍があるはずもなく、最後の立ち回りにこのシリーズらしさがあったのでおまけで★★★にはしたが、今年最後に読んだお話としてはかなり残念。
というわけで、こちらが今年最後のレビュー。後半にペースが落ちて久し振りに100冊に届かなんだ。
だけども皆さんのレビューを参考にさせていただきながら、初読みの作者さんも多く、色々と楽しませてもらいました。
来年もよろしくお願いします。