ヤマケイ文庫 宇宙に願いを

ヤマケイ文庫 宇宙に願いを

1,100円 (税込)

5pt

4.7

「実はね、見たことがあるの。UFO」。1977年、中学2年生のヒロキは映画館のチケット売り場でひとりの女性と出会う。それは彼にとっての初恋だった。〈イージー・ライダー〉〈ジョーズ〉〈卒業〉そして〈未知との遭遇〉。数々の映画とともに描かれる淡い恋の物語(「宇宙に願いを」)。

久しぶりに故郷の岩国に帰った私は、年も格好も1973年のあの頃のままの親友2人に出会う。夏の日差しの元、釣り竿を持った彼らと錦川の岸辺から狙うのはネラミ(オヤニラミ)だ(「幻夏」)。

1972年、中学1年の夏休み。当時開通したばかりのバイパス道路を40km歩こうと計画を立てたモリケン。親友のノッポとムラマサに加え、不良のモゲも同行したいという。かくして4人での徒歩冒険旅行が始まった(「俺たちのロングウォーク」)。

1970年代の山口県岩国市を舞台にした3編を収録する郷愁あふれる青春小説集。
解説・西上心太(文芸評論家)

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ヤマケイ文庫 宇宙に願いを のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    青春の結末はいつだって苦い。それが少年少女たちの成長のステップになっているからだ。
    本書に収められた三本の短編はいずれも青春の思い出と上手くいかない現在が詰まっている。
    特に表題作は映画ファンなら「おお」となるタイトルがズラリである。映画少年が主人公だから当然と言われれば当然なのだが。
    思い出とは面

    0
    2025年05月22日

    Posted by ブクログ

    樋口明雄『宇宙に願いを』ヤマケイ文庫。

    『風に吹かれて』に続く、樋口明雄の自伝的青春小説。3編の短編を収録。

    この歳になると、こういう短編を読むと涙腺が緩み、自分の過去にも思いを馳せてしまう。あの時、こうしていれば良かったと後悔ばかりが先に立つ。


    『幻夏』。

    ノスタルジックな快作。読みなが

    0
    2025年02月28日

    Posted by ブクログ

     著者自身の故郷・山口県岩国市を舞台にした短篇集。収録された三作のうち表題作だけ主人公が異なるが、初恋についてのモノローグですぐにわかる通り、どの作品も著者を通して繋がっている。様々な映画が引用される。表題作は、映画館が物語の舞台のひとつなのであたり前だが、他の作品にも、洋画・邦画のあんな作品やこん

    0
    2025年05月20日

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