toi8のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
現代の陰陽師が王子にお店を出し、妖狐の中学生を雇って様々な依頼をこなすお話し
ドラマ化もされ、主なエピソードは同じだけど、前提となる設定が違うので雰囲気も結構違う感じ
個人的には日常系ミステリの亜種と感じた
実際に霊感のない陰陽師が口先で物事を解決して尚且つ人の気持ちもちゃんと汲んでいるという
さらにそれを毒舌のキャラでこなすというのも好きなキャラ設定だ
京極堂シリーズに通じるものを感じるけど、そこまで類似点はない
1章ずつはさくっと読める
ただ、化け狐が存在していて、本人はそれを家族以外には隠している思っているけど、周囲は本人が隠していると思い込んでいることも含めて知っているという設定 -
Posted by ブクログ
ネタバレ近代の人間であれば誰もが「勧善懲悪」や「戦って勝った者が正義」で世は成立しないことは薄々理解していることだろう。利害関係、損得勘定、妥協、調停…あらゆる調整がされたパワーバランスで、人の世は出来上がっている。そのような観点を、かつてのゲームRPGのような「勧善懲悪」のファンタジー世界で、あえて勇者と魔王がコンビとなって説いていく新鮮な視点で描かれた作品。経済学や農学、戦争学、宗教の要素が要所に散りばめられ、説得力がある。
ほぼ登場人物の会話のみで物語が進められる戯曲小説で、正直言って読みにくい。ドラゴンクエストの世界のような前提知識や学問のある程度の知識がないととっつきにくい。
学問的な正 -
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