toi8のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【短評】
個人的な取組み「流行りの小説を読んでみよう」の三作目は「このライトノベルがすごい!2025」で第1位を獲得した一冊である。
かつて魔王を倒したものの、帰らぬ人となった勇者。そんな勇者の偉業を編纂する事業において、勇者の仲間であった剣聖・レオン、聖女・マリア、賢者・ソロンに話を聴くが、勇者の死の真相は杳として知れない。
本作のタイトルは「誰が勇者を殺したか」。ミステリの文脈で描かれたファンタジィである。実に唆られるではないか。
と、書いてみたが。うーん。期待値が高すぎたかしら。
良くも悪くもお行儀の良い物語に終始してしまったような気がする。全体的に爽やかで読後感も悪くないのだが、ミス -
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Posted by ブクログ
[こんな人におすすめ]
*当時、No.6シリーズに心踊った全読者
「待ってました!」の人も、「へえ、新作出たんだ、懐かしいな。」の人も楽しめる1冊です。
本を開いたらあの頃に戻れます。14年の歳月を一瞬で縮めて、あの頃と同じNo.6の世界が目の前に現れます。久しく忘れていたティーンズの感情(私が完結を見届けたのは成人後でしたが)がそのままやってきて、ハラハラドキドキしたり赤面したり感情が忙しなく動き出します。
[こんな人は次の機会に]
*9月に2冊目か発売することに気づいた人
ティーンズ向けだからかボリュームが少なめで短時間で読み終わります。私自身は村田沙耶香さんの「世界99」を並行し -
Posted by ブクログ
ネタバレリュドニア国の勇敢で武勇も併せ持つ王子が殺される。殺したのは人の形を自在に作れる「シェイプシフター」という存在。果たして誰がシェイプシフターで、王子を殺したのか…。
このシリーズ、最後の種明かし(?)が良い。毎回、ちょっと驚きつつもそうだったのかと腑に落ちる感じがする。
今回もまた意外な人物がシェイプシフターであった。そうであっても全くおかしくなかったが、気づけなかった。
何でも完璧にできる人でも、期待の重圧だったり自分の限界が見えてしまったりと、全てが嫌になるときがあるのだな。凡人には分からないが。
重圧から解放されるためにその人がどんな選択をしたと言えど、誰も文句は言えないと思う。ただ -
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Posted by ブクログ
完結したんじゃなかったんだ!新章開幕なんだ!と驚いて購入。大分昔に読んだので、大分忘れてるなぁと思いながら読み始めましたが、流石に登場人物は覚えてました。よかった。
イヌカシが成長している。元々、作中一番しっかりしているぐらいの子だったけれども、頼りがいがすごいあふれ出てる。でも変化に戸惑い、自分が保護し育てる子供に対して何が一番なのかを悩むなんて…いい子だなぁと思う。
ネズミと紫苑は相変わらずという感じ。この二人は他と隔絶された、閉鎖空間に二人しか存在しないような密度で暮らしていた時が良くも悪くも彼らの一番わかりあえた時間なのではないかと思ったり。他の世界を知り、他者と交ることにより、し -
Posted by ブクログ
No.6を初めて読んだのは中学の時だった
エリウリアスの登場から怒涛の展開、最後は離れ離れ?!なんて結末から再会が出ると知って、全て読み返した。
ネズミ、はやく!はやく!!と読んで読んでギリギリ登場!ほっとして嬉しくなった。
再会を読む前実はこわいなと考えていた。
こんな何年も期待していた再会が、もしかしたら自分の望む形から遠いものだったら、、。
だけど期待から外れることなく読めて安心した。
これからの展開がどうなるのか、早く次の巻が出るのを楽しみにしておく。
紫苑が、次はネズミを待たない、ついて行く、そう決めた。と言った時すごく嬉しかった。ほんとちゃんと2人一緒にいてくれ、、 -
Posted by ブクログ
「誰が勇者を殺したか」の第3段。
前2作を読んでいるので楽しみにして発売当日に購入しました。サブタイトルが勇者の章なので、今からアレスの話??と不思議でしたが、別の国のお話でしたね。その国の王子が国と民を守るために英雄的な振る舞いをしてたので「リュドニアの勇者」と呼ばれていて、その王子の死の真相に迫るという話です。
そして、そこに魔王討伐に向かうアレス達勇者一行が訪れるのですが、アレス達4人のやり取りを初めてちゃんと読めて楽しかったです。マリアさんが相変わらずいい味出してますね。彼女にはまだ秘密がありそうな感じですが、この先明かされる事はあるのでしょうか。
今回とお話の舞台となるリュドニア -
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ネタバレ 購入済み
うーん
まだこれからというところです。内容的には少女漫画の恋愛要素よりもチートな能力の少年漫画要素が多かったです。これからヒロインの正体を知らずに結婚したヒーローがいつ気付きアプローチしていくのかという感じです。ただ少女漫画なのでヒロインもヒーローと過ごすうちに惹かれていくのだろうなぁという感じでした。
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