toi8のレビュー一覧
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購入済み
原作未読ですが、雰囲気◎
他の方のレビューや、原作の前評判を見る限り、恐らく上質なミステリーファンタジーを基とするお話なのだと思う。
それを踏まえると、魔王を倒し死んだとされる、勇者に関する伝聞をメインに据えた構成は、ミステリーとしてかなり雰囲気のある内容に思える。
原作者のコメントからは、原作の雰囲気を壊さず漫画化されているようだし、原作では描かれていない、登場人物の成長した姿も見られるようなので、原作履修済みでも楽しめる要素はあるようだ。
ただ、一巻の終わりが本作品の全行程のどこまで描かれているかはわからないが、物語の真相に踏み込んではいないので、盛り上がりには欠ける。
また、次巻の発売予定が2026年初冬というこ -
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Posted by ブクログ
あのNo.6の続編!
ついに再会の日がきたー!
崩壊したNo.6に残りその再建に尽力した紫苑と、己の役割はここまでとばかりNo.6を去ったネズミ。
再建委員会のトップになりその手腕で見事No.6を立ち直らせた紫苑だが、その心の片隅にはいつもネズミのことかあった。
『再会を必ず』
その言葉とともに去ったネズミがついに戻り、紫苑との再会を果たす。
どこでなにをしていたのか、そしてなぜ今戻ったのか。
綻びを見せ始めたNo.6。
殺人事件。
何者かに襲われる紫苑。
そしてネズミがささやく。
『破壊が始まろうとしている。間もなく、な』
この#1のラストから一気に不穏感が漂い始めるけれど、 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ初のライトノベル。まずタイトルのインパクトに惹かれた!
そして肝心の中身も仕上がりすぎていて、あっという間に読み終えてしまった…。
『誰が勇者(アレス)を殺したか』は、勇者に選んだ巫女であり、最後の闘いの前で見殺しにしたザックであるが、きっとそれは必要な選択であっただろう。そして、アレスも、シェラも、その選択を恨んだりしないだろう。血は繋がっていなくとも、大切な兄弟、大切な息子なのだ。
作中にも書かれていたとおり、「勇者なんてなるものではない」のだと気付かされた。メリットデメリットで考えると、あまりにもデメリットだらけ。そして、周りの人がどれだけ人任せで、傲慢なのかも。
『本物の勇者』が死んで -