石平のレビュー一覧

  • 石平の新解読・三国志 「愚者」と「智者」に学ぶ生き残りの法則

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    司馬懿はともかく演義では脇役的存在な人物達への考察。劉禅に関する考察は当たらずといえども遠からずでこの先も暗愚説は無くならないだろうが筆者の主張には説得力がある。生き延びるという才能については間違いなく父親である劉備のDNAを受け継いでいるといえよう。
    曹爽や許攸に対しても一見辛辣に見えるが客観的にみると本書の解説通りに思える。

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    2023年11月21日
  • 中国共産党 暗黒の百年史

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    権力欲、色欲、金欲。
    粘着質的な粘り強さを持ちながら、浸透と裏切りと、暴力と快楽が源泉か。

    気持ちわる。

    どうしてこういう文化の地域と、平和に友好が結べると思ってるのか。
    明らかに狙われていて、浸透も進んでいるであろうことが、本気で背筋の逆流するわ。

    具体的な人名がどんどん出てくる生々しさの一方、出所とか全く書いてない、エッセイ的な本で、あくまで読み物になってるのが、微妙。

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    2023年05月25日
  • 韓民族こそ歴史の加害者である

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    密告誣告、謀殺、クーデター、外患誘致、逃亡が続く歴史。国内問題を解決するために外国勢力の国内への勧誘という視点で、古代統一新羅、元寇、大韓帝国による近代化、朝鮮戦争の拡大まで。
    登場人物が宮廷と一部反発勢力しかない辺り、極端な中央集権と国内統治機構の不足もあるのだろうが、虚偽性と相手をうまく利用しようとする手段は、改めてここまでか、と。
    書き方は反韓的ではあるが、視点としてなかなか面白いのと、参考資料が都度上げられているので良。

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    2023年04月30日
  • ならず者国家・習近平中国の自滅が始まった!

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    先日、石平氏の講演会を聴きに行って来ました。 その前に、石平氏の著書でもと思い、対談本ではありますが手に取りました。 対談本だと読みやすいだろとおもったのですが、経済に疎い私には、所々よくわからない部分もあり、再読しなきゃと思ってます。 石平氏の講演会では、武漢ウィルスや香港問題など、そんなに目新しい話はなかったんだけど、わかりやすくお話ししていただきました。 生「ですわな〜」も聞けて嬉しかったです

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    2023年01月03日
  • これはもう第三次世界大戦どうする日本 - “プーチンの核”“台湾侵攻”どっちが先か -

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    『#これはもう第三次世界大戦 どうする日本』

    ほぼ日書評 Day582

    本書で一貫して述べられるテーマを一言で示せば、ウクライナ侵攻でロシアが悪者にされ、締め上げを食らっているが、それが奏功した暁に利を得るのは、ロシアの属国化を狙っている中国だということ。

    その文脈で、マスコミの報道姿勢を改めて見てみると、なるほどと頷ける面も多い。

    ただ、中身の8割は、昼のワイドショーのコメンテーターが喋っているレベル感。

    議論の方向性は、昨今のマスコミの報道姿勢に対するアンチテーゼとなり得るものの、本を一冊通して読むべきか、となると疑問符のつく内容だ。

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    2022年10月23日
  • 朱子学に毒された中国毒されなかった日本

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    ネタバレ

    中国(共産党)の現在の政治的な情勢が何故かを紐解くには十分な内容。朱子学の思想が、力の強いものが上に立つ(世の中のルール)とさせている側面が強く、片や日本は天皇性があるために、同じように朱子学が入ってきても、民主的な発展に繋がったという部分は勉強になった

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    2022年09月04日
  • なぜ中国は民主化したくてもできないのか 「皇帝政治」の本質を知れば現代中国の核心がわかる

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    <目次>
    はじめに
    第1章習近平という新しい皇帝の誕生
    第2章皇帝の本質は秦の始皇帝に学べ
    第3章前漢王朝が定着させた国不可無君
    第4章中華思想に基づく歴史の法則とは
    第5章なぜ蒋介石は皇帝になれなかったか
    第6章皇帝政治の終焉を狙った鄧小平改革
    第7章新皇帝率いる中国の戦略と日本の覚悟
    おわりに

    セントレアで出国前買った本。
    長いあいだ読みかけ放置であったものを何気に読んだ。
    言っていることは以前から言われていることなので
    つまらなくて放置していたのだろう。
    出版後4年して状況はどうなのか?と考えて
    あまり大差ないと思う。
    このコロナ禍の下、どのように考えるるのか。。。

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    2022年05月22日
  • 中国 vs. 世界 最終戦争論 そして、ポスト・コロナ世界の「復興」が始まる

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    装幀や題名は大げさだが、内容は著者が日頃から主張している通りのもので、すんなり理解できる。

    その生い立ちや経験から著者の中国に対する論評は悲観的、否定的な断定がきつい感もあるが、その根幹、本質は的を射ていて納得できる。

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    2022年05月06日
  • 「カエルの楽園」が地獄と化す日

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    百田尚樹氏と石平氏の日中問題(殊に尖閣諸島問題や日本の国防問題)についての対談書。カエルの楽園を予言の書として、引用されつつの2人のとんでもなく広く深い知識に驚愕しました。まずは中国という国の共産主義の歴史的な残忍さ狡猾さを日本人はもっと認知すべき。経済的にも中国に依存している体制は非常に脆く危うい。尖閣諸島の問題はじめ直近の朝鮮半島の動きに対して日本国民は平和ボケし過ぎている。1945年以降、島国というのもあり、70年近く平和というものを享受してきているので仕方ない部分もある。とある本では、日本人は水と安全はタダだと思っているというのはその通り。まずはアホな偏向メディアの情報に煽動されるず、

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    2022年02月28日
  • 中国共産党 暗黒の百年史

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    共産党の暴挙はよく分かった。

    けれど殺戮の描写が多くて、いたたまれない気持ちになり途中で読むのを断念してしまった。

    事実なのだろうけど、この本はちょっとやり過ぎ。

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    2021年12月19日
  • 中国 vs. 世界 最終戦争論 そして、ポスト・コロナ世界の「復興」が始まる

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    石平(1962年~)氏は、中国成都市出身、北京大学哲学科卒、1988年に日本に留学した後、移住、2007年に帰化した評論家。「正論」、「Voice」、「WiLL」等の保守系論壇誌に寄稿し、日中関係・中国問題などを論じるほか、民放TVの中国関連ニュース・討論番組にも出演している。
    著者は、上記の通り、中国で中国人として生まれているが、政治思想上の立ち位置は(日本から見た場合)保守強硬派であり、そのような評論家が、今の中国をどう見ているのかに興味があり、本書を手に取った。
    本書を読む前は、中国は今後更に強大化し、早晩世界の覇権を握るというような、脅威を煽る主張を予想していたのだが、本書のトーンはや

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    2021年11月05日
  • 中国共産党 暗黒の百年史

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    本書は中国生まれで後に日本国籍を取得した著者が、中国共産党の歴史を赤裸々に描いた作品である。
    自分が学生時代の頃は、歴史の授業における近代史は最後に扱われるため、ほとんど学習時間がなく自習をする程度であり、試験問題にもそれほど扱われていなかった記憶がある。その後も歴史小説などで戦国時代や幕末時代、さらには世界史でも近代史を学ぶ機会がなかったため、恥ずかしながら中国共産党がどのような成り立ちでどのような行いをしてきたのかは、断片的にしか理解していなかった。
    本書では、それらの史実を記録しているのであるが、残念ながら紙面の都合だと思われるが、詳細に記載されているとは言えるレベルではなく、入門書とい

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    2021年10月27日
  • 石平の新解読・三国志 「愚者」と「智者」に学ぶ生き残りの法則

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    劉禅を名君と捉える解釈は違うなと思うし、知者と愚者の判別の仕方も即物的だなとは感じたが、三国志の登場人物の捉え方の一つとして、これはこれで面白いなと感じた。

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    2021年10月23日
  • 中国共産党 暗黒の百年史

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    もっと高評価をしたいところだが余りの衝撃性と痛みでフツーとした。
    文字が大きく、かなり読み易いが、継続して読めない・・吐き気が絶えず襲い、とても平常心を保てない中身。そして筆者が危うい状況に陥るのではないかと案じさせられる。とすれば中身を割り引きたくなるが、これ以上の酸鼻を極めて来たことは察するに難くない。

    私の年代なら連合赤軍、親の世代なら共産党リンチ・・と来るだけに共産党故に持つ宿命的な≪淫乱と暴力、退廃、血で血を贖うような権力闘争≫は思い出される。

    折しもガースーは渡米、そしてクアット。石平氏がラストに綴った想いが結実する事を真に祈らざるを得ない。
    ジェノサイドの端緒は「ナチス」しか

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    2021年09月26日
  • 中国共産党 暗黒の百年史

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    多分に著者の思い入れが入っているとは思うものの、中共とは一言でいえば極悪非道な組織で、国際化や近代化で体裁は多少変わっているのかも知れないが、習近平政権の強引な手法は、世界2位の経済大国となった自信からか、単に中共の本性が顕わになったのだと思う。

    中国に幻想を抱く向きの目を覚ますには最適のきつい1冊。

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    2021年09月14日
  • 韓民族こそ歴史の加害者である

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    著者のいうように古代史から朝鮮戦争まで俯瞰してみると、内紛の解決に周辺国を巻き込んで騒乱を起こした上、その後は預り知らぬ顔をするのが半島民族のお家芸といわざるを得ない。

    著者があとがきに書いた、半島とは一定の距離をおき、韓民族内部の紛争にできるだけ関与しないようにするのが最も賢明かつ半島と付き合う上の鉄則、というのは全く正しいと思われる。

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    2021年09月11日
  • なぜ論語は「善」なのに、儒教は「悪」なのか 日本と中韓「道徳格差」の核心

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    儒教は孔子の教えを源流だとしているが、その実何の関係もなく、数世紀後の儒学者たちが箔付けするために詐称したとの指摘。

    論語は苦労人だった孔子が口にした処世訓をまとめたもの。
    儒教は、成り上がりの皇帝の支配を正当化する屁理屈を尤もらしく体系化したもの。

    何事も自分たちに都合の良いように我田引水の屁理屈をこねる性癖は、今の中共も何ら変わらない。

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    2021年06月15日
  • 中国はなぜ、何があっても謝れないのか

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    中国、韓国の考え方に興味があったのでこの本を手に取った。中国人が著す中国像に興味を持って読んでいたのだが、同じようなことを重ねて書いている冗長な文であると感じるようになり、最後はパラパラとページをめくるだけとなった。

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    2021年04月21日
  • 中国はなぜ、何があっても謝れないのか

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    中共は隠蔽体質で目的のためなら、なんでもやる。
    んで、自分の非は認めない。

    だが、なんでだ、ってのははっきりとは書かれてないな。無謬性が崩れると死ぬからか。

    石平先生の本は面白いのだが、若干、中共への怨念が溢れすぎてて、根拠はあるんだろうが、解釈とか、断定に近く感じるところもあって、続けて読むとちょっと疲れる。

    シナ生まれだから彼らのことは判る、というのはちょっと困る。

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    2021年04月21日
  • 中国はどこまで世界を壊すか

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    この本が書かれた5月時点では、中国の暗い未来が予言されていたが、今や新型コロナから世界で一番早く立ち直っている中国。
    金融緩和等も日米欧ほどやってないので、悔しいが、コロナ第二波にも対応できる財政余力がある!

    ここに書かれていることは半分は事実なのでしょう。でも、チャイナショック、コロナショックも含め、意外に上手くやってるのが習近平。。世の中は複雑だ。。

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    2021年01月13日