石平のレビュー一覧

  • 2013年の「中国」を予測する

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    対談形式で書かれていて読みやすい。中国のバブルはとっくに弾けているという書き出しで、中国経済のからくりが紐解かれて行く。著者に書かれている内容全てが来年に起こるとは思えないが、彼らが共有している問題意識と話の方向性は間違っていないと思う。日中の尖閣諸島に関する問題は、日本が抱える領土・安全保障の問題の一角でしかない。今の中国を知りたい人には是非読んで欲しい一冊。

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    2012年11月14日
  • 【中国版】サブプライム・ローンの恐怖

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    中国のバブルについて知りたくて読書。

    著者の本を初めて拝見させてもらう。著者のような専門家に活躍してもらえる日本であって欲しいと個人的に願う。さすがに中国出身だけあり情報取得に長けている印章を受ける。

    新しい本なので2010年4月の庄河の土下座嘆願、2011年8月の大連のデモなども取り上げられている。

    日本でもデフレ解消のためにマネーサプライを増やすことを主張する専門家もいるようであるが、むしろ日本は実施して、多少インフレへ誘導してもいいのではと思ってしまう。日本が再び経済成長の道を歩み出すことで、中国にも大きな影響が与えられると思うから。

    大連に住んでいてもこれだけの格差、物価上昇の

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    2012年05月06日
  • 私はなぜ「中国」を捨てたのか

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    中国共産党を糾弾し、国家・人間性のあり方ついて語った本。

    著者は、中国共産党を見限り既に日本に帰化している北京大卒の評論家 石平さん。小さな頃から毛沢東率いる共産党による文化大革命の影響を精神的に受けており絶対的な信頼を寄せていたが、利権を守るために平気で人を殺すというその黒い内幕を大学時代に知ったとき、大きなショックとともに精神ダメージを受けたと語っている。

    石さんはその体験を通して、その根本的な問題が一党独裁体制にあると言い、長年続いているその体制を激しく非難している。

    反日感情が中央当局に意図的に植え付けられたものというのは有名な話だが、石さんはこれが共産党への求心力を高める

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    2016年02月07日
  • 私はなぜ「中国」を捨てたのか

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    なぜサッカーの試合とかであれほど反日なのか、今まで分からなかった謎が判明。日本人は一般的にそのような事情を知らないので、読んだほうがいいと思う。

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    2011年02月19日
  • 私はなぜ「中国」を捨てたのか

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    2007年に日本に帰化した中国人石平さんの本
    なぜ中国を見限って日本国籍をとったのかが書かれている

    かっては毛沢東の小戦士であった彼は、文化大革命のあとの民主化世代である
    しかし天安門事件以来民主化への芽は摘み取られてしまった

    共産党独裁を支えるためのに必要な敵として日本があり、徹底した反日教育が行われている

    反日教育、拝金主義へと走っている中国から日本へ留学して
    出会ったのは日本で根付き花を咲かせている
    かって祖父から学んだ古きよき中国の文化であった

    中国にかってあった文化は共産党政権下ですべて失われ、今の中国にはない
    日本にこそ生き残っているという驚き

    京都を歩き、鎌倉を歩き、

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    2011年02月11日
  • 私はなぜ「中国」を捨てたのか

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    中国に生まれ共産党政治を信じて育った著者が、自国に絶望し中国を捨て日本に帰化する過程と中国への批判を綴った自伝的エッセイ。

    著者が経験してきた中国の圧政、そして留学で触れた日本の美と歴史、その対比でそれぞれの国の歴史と文化を紐解くという視点でも興味深く読める。あらためて日本の儒教文化の歴史や礼の精神を深く学び直したいと思った。

    自国を愛してきた人間が、その国に裏切られその国民であることをやめるというのは、どれほどの苦しみなのか平和な日本人として生まれた私には想像もつかない。
    思い入れの大きかった分その反動も大きく、誇張されている部分や より反発する表現もあるかもしれないが、当事者として生き

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    2011年02月09日
  • 私はなぜ「中国」を捨てたのか

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     毛沢東から始まる「共産主義教育」、天安門事件をきっかけに始まった反日教育など、近代中国の変化がわかりやすく書かれています。近年の中国ニュースを見ていると、本書に書かれているように、中国の共産党は本当に世界征服を企んでいるのではないかと恐ろしく感じました。

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    2011年02月11日
  • 私はなぜ「中国」を捨てたのか

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    共産党一党支配の中国の裏側と、祖国に裏切られた中国人が日本に帰化するまでの軌跡を記した本。

    靖国神社参拝問題など、時折中国は日本に攻撃の矛先を向けてくる。 特に先の尖閣諸島問題は明らかに理不尽な内容にも関わらず一方的に日本が悪者にされるという事態を引き起こした。 メディアにおいては中国の事情通によって、此の様な中国による対日感情の理由が説明されてはいたが、今ひとつピンと来ていなかった。 しかし、本書を読んで現在の中国の悪しき部分を実感することができた。

    中国という国とその国民は、過去から現在にわたり、中国共産党の私利私欲によって操られているということ。
    1960年前後、毛沢東という独

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    2011年01月24日
  • 私はなぜ「中国」を捨てたのか

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    ネタバレ

    中国共産党がいかにして中国を支配しているか、
    本場の中国で失われつつある中国文化が、いかに日本に根付き、日本らしく昇華されているかなどがわかりやすく読める。

    著者が日本に来て感じた「礼」の素晴らしさ、日本語における敬語の難しさなどはもっと様々なエピソードを読みたかった。

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    2010年12月08日
  • 増長し、無限に乱れる「欲望大国」中国のいま

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    『絶望の大国、中国の真実』の続編。
    日本の多くのマスコミやエコノミストが絶賛する中国の経済成長。
    特にNHKなどは日本に進出しない企業はバカで時代遅れだと言わんばかり。
    中国当局が発表するインチキ統計の数字を嬉々として放送するクセに、
    中国様のご機嫌を損ねるようなニュースは全部隠す。
    とにかく、この国の経済成長は右肩上がりで近いうちにGDPは日本を抜き、世界一になるのも時間の問題。
    中国の経済成長神話は中国人だけでなく多くの日本人にも信じられている。
    これに異を唱えようものなら、
    なにをバカなことを言っているのか?
    と蔑みの目で見られたちまち大バッシング。
    これからマスターすべき外国語は英語じ

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    2010年04月11日
  • 絶望の大国、中国の真実 日本人は、中国人のことを何も分っていない!

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    この本を読む前からウスウス思っていたけれど、
    やっぱりそうなんだと確信したことは、、、

    ・多くの日本人は中国・中国人に対して幻想をもっている
     (日本のマスコミや知識人の多くも例外ではない)
    ・日本人と中国人は姿形は似ているけれど、まったく別の生き物
    ・日本人のモノサシで中国・中国人を測ることは不可能
     (測ったところで誤解・誤認しか生まない)
    ・日中友好は絶対ありえない

    中国人にとって目先のカネが何事よりも優先される!
    カネ!カネ!カネ!の思考は以前から知っていたのだが、
    それがいったいどこからやってくるのか?
    ずうっと不思議に思っていた。
    ああ、そういうことだったのかと、目から鱗だった

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    2010年02月24日
  • 中華王朝滅びの法則 そして習近平は!

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    習近平を勉強したくて。論点は違うけれど、改めて始皇帝のすごさを感じた。つまるところ、中国は始皇帝が作ったエンペラーという強い独裁システムと、有能なエンペラーの後の後継がうまくいかなくて宦官で衰退する。儒教なんかのことも学べてよかった。とはいえ、作者が習近平、嫌いすぎて、偏っている気もしたけれど。世界の運命がそんな危ない習近平おじさんに握られているというのは実に危機的だ。

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    2025年11月02日
  • 「悪の枢軸」ロシア・中国の正体 独裁者プーチンと習近平は何を考えているのか

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    中国やロシア近国からの危機。日本もうかうかしてられない。

    ・独裁者、共産党一党独裁の恐ろしさ。
    ・何千万人も殺しても平気な、スターリンと毛沢東。
    ・自分に不都合な人間を殺すことで、自分の地位を守る。
    ・それを見習うプーチンと習近平。
    ・中華思想、皇帝。
    ・自国の民が3億死んでも10年後には4億増加。アメリカに核を落とす計画。
    ・何でもナチスやヒトラーのせいにすると、ロシアでは正当化。
    ・スターリンとヒトラーが、ポーランドを2/3と1/3で分けるよう話し、作戦を進めたことが、第2次大戦の発端。同じことをしている。
    ・今やロシアを助ける中国。今後隷属するであろうロシア。
    ・ラスプーチン、プーチン

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    2025年10月20日
  • 中国はなぜ、何があっても謝れないのか

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    著者は日本に帰化した石平氏。
    2020年の本なので予測は当たってないものもある。
    現在、習近平は失脚していない。
    しかし、見えてくるものもあった。太子党、共青団、上海閥の権力争い。毛沢東を理想にする習近平の邁進。しかしコロナの隠蔽、現在の経済の落ち込みから、失業者の拡大。さらにsnsによる国民の情報収集から不平等が顕になり、不安を感じた党は、いつも通りの反日を掲げる。アメリカとの関係が悪くなれば、日本に擦り寄る。そして国民の不満を逸らすための台湾有事。フランス革命、「水滸伝」が本書でも取り上げられているが、中国国民の民意はいかに。

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    2025年04月03日
  • [新装版]私はなぜ「中国」を捨てたのか

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    ネタバレ

    前半は中国共産党一党独裁体制の批判。

    元中国人で日本に帰化した人ってことで、中国の生の実態を知るのにこれ以上の人はいないやろーってことで期待してましたが…

    同じことを言葉をかえて繰り返してるだけのとこが多かったり、極論気味のとこもあったり。

    元中国人だからこそ語れる生の実態をもっと深く語ってほしかった。

    けど、よー考えたらタイトル通りの内容やからいわれのない非難やな笑

    後半は石平さんが日本の素晴らしさを語ります。

    中国で生まれ育った方が熱く熱く日本の良さを語ってくれて、若干泣きそうになりました。

    日本の良さを確認し、日本への愛国心を刺激する意味ではいい本やね。

    「もう、ここらで

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    2024年09月30日
  • なぜ日本だけが中国の呪縛から逃れられたのか 「脱中華」の日本思想史

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    これまで日本は強大な相手と対峙する時に政治体制・思想面で大きな決断を下してきた(白村江の戦い敗戦→大化の改新、開国→明治維新)
    儒教の教えは大筋は正しい内容であるが、中華思想・華夷秩序・徳治主義・易姓革命などの思想が日本とは相容れない。聖徳太子らは仏教の教えに帰依することで儒教思想から距離を取った。その後、奈良・鎌倉・室町と仏教の大衆化・簡易化が進む。江戸に入り武士の拠り所として朱子学が官学として採用されるも、賀茂真淵・本居宣長らによる国学研究により思想史的には採用されなかった。しかし明治期には再度儒教がクローズアップされる、教育勅語は儒教的思想に基づくものであり、全国民に対する勅語という意味

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    2024年08月21日
  • なぜ中国は覇権の妄想をやめられないのか 中華秩序の本質を知れば「歴史の法則」がわかる

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    中国における自国中心の考え方の根底にある概念をしっかり掴めました。と同時に、中国で有名な孔子、儒教などへの見方を少し変わりました。

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    2024年07月30日
  • BC221ー2023 脅威と欺瞞の中国皇帝政治二千年史 日本人が知らない異世界「中国」の行動原理を見抜く

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    著者が「(自身の)長年の中国観察と中国研究の集大成」、「独自の政治論・宗教論・文化論・社会論を多角的に展開」した「いわば「石平の中国論」のすべてがこの一冊に凝縮されている」とあとがきに書いた一冊。

    といっても著者の本らしく、平易に書かれていて内容はわかりやすい。

    2000年来皇帝による中央集権統治を続けてきた中国は共産党支配となっても本質は変わらない。
    中華思想は根本的な辺縁侵略、収奪思想であり、中華民族の呼称は欺瞞で単に漢族があるのみ、という著者の分析は、残念ながら建国以来の中国の歴史が実証していると言わざるを得ない。

    巻末の本居宣長の一首「敷島の 大和心を 人問わば 朝日ににほふ 山

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    2023年10月27日
  • 習近平、最悪の5年間が始まった

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    <目次>
    はじめにウクライナの次は台湾侵攻か!宮崎正弘
    第1章日中復交が習近平独裁政権を生んだ
    第2章習近平とプーチンの帝国復活への野望
    第3章習近平の最悪の5年間が始まった
    第4章沈みゆく中国船にしがみつく悲劇
    おわりに習近平政権はファシズム政権となった石平

    2022/12/28発行
    宮崎さんと石平さんの対談本
    経済問題においては、今(2023/8)話題の恒大、カントリーガーデン、融資平台なども話題になっていた。彼らの話題は専門家であるから本質を得たものと理解しています。

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    2023年09月01日
  • 中国の電撃侵略 2021-2024

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    <目次>
    巻頭提言 門田隆将
    自由vs独裁決着の時へ
    序章バイデンで政権の4年
    第1章台湾電撃侵攻のシナリオ
    第2章もし中国の属国になったら
    第3章中国による人類運命共同体
    第4章中国の独裁は終わらない
    第5章習近平の中国という怪物
    第6章属国根性を捨てよ
    あとがきに代えて 石平

    2021/2/1発行

    p137 反日日本人
    p138 毛沢東はコミンテルンの指導は受けても、中国の実情に
     合わせて農民を重視した革命を行った。あくまで
     中国としてどうしていくか。
     でも、日本の共産主義者は違う。彼らは日本を良く
     しようとか、~共産主義そのものに向かっている。
    p160 復讐の対象は日本
     

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    2023年08月22日