石平のレビュー一覧
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中国と日本の二つの視点から朝鮮半島の歴史を考察した著書。内ゲバ・内紛に勝つために海外勢力を巻き込んで、国益を毀損してすら自らの利益を図ってきたという視点で歴史的事象を整理している(7世紀の三国統一戦争、朝鮮戦争など)。
中国同様の一元化権力構造が腐敗を生み、民間に資本を残さず、英知を全て朱子学に投入してしまった結果近代化に大きく立ち遅れたこと、小中華思想、その貫徹のために国の利益よりも党争を重視、結果として三国統一から現代に至るまで、手段を選ばす外来勢力の巻き込みに精を出してきたことを例証している。
面白いのは、隋唐から元、中共に至るまで中国の視点でも巻き込まれて多大な人命を失われたという視点(大和朝廷やアメリカも)。半島の反対側から見ても同じように見えるのだなと。 -
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ネタバレ論語と儒学の違いについて、日本への影響についても、歴史的な流れを見ながら理解することができた。
また歴史の中において思想、哲学、宗教、人間のよりどころにもなるこういったものが、いかに政治に利用されてきたのかを知ることができる。これは中国に限らない話ではないだろうか。こういった実情をしることで、今自分がよりどころとしようとしているものが本当に正しい物なのか?信じるべきに値する物なのか?疑問を投げかけることができそうだ。
孔子の教えがあり、そこから多くの教えが派生している。果たして何を学ぶべきなのか、限られた時間の中で大変難しい問題ではある。
例えばオリジナルの論語を学ぼうと考えた時、2500年以上前の、ただの常識人のおじさんの孔子(しかも特に大きな実績はなし)の、体系だったものでもない、弟子との問答や、出来事の中の言葉を学ぶだけで本当に実社会に生かせるのか。正しい生き方に近づけるのか?だとか思ってしまう。
だったら後世に、なんらかの意図でまとめなおされた思想や哲学、宗教など、例えば多くのより正しそうな生き方をした人たちを生み出している陽明学などを学んだ方が良いのではないかなど、、、 -
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■「子,四を絶つ。意なく,必なく,固なく,我なし」
・「先生は四つのことを絶たれた。勝手な心を持たず,無理押しをせず,執着をせず,我を張らない」(金谷治訳)
■「論語」は哲学の書ではない。
・孔子はそもそも哲学者ではない
・「論語」は孔子という「常識人」が語る「常識論の書」といえる
■「子の曰く,人にして遠き慮り無ければ,必ず近き憂い有り」
・「先生が言われた,『人として遠くまでの配慮がないようでは,きっと身近い心配ごとが起こる』」(金谷治訳)
・先延ばしはダメという意味
■「論語」の中の孔子の言葉はまさに我々普通の人々の思いや考えを最も簡潔にして最も適切な表現で代弁していることがよくわかる。 -
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アメリカは中国幻想を持ち、騙され続けたという視点になるほどと思いました。
・中国を変える、中国を救う、中国をよくするという対中幻想と中国に対する同情がアメリカにあり騙され続けた原因。
・1912中華民国誕生ーアメリカはアジアにおける本物の民主主義国家の誕生だと思い込んだ。
・中華民国政府の腐敗した様子に失望し、中国共産党こそがが新たな希望の赤い星だと思い込んだ。
・共産党指導者は共産主義者であることを覆い隠しアメリカ人に媚びた。
・アメリカは国民党独裁を排して連立政権を樹立という考えだった。
・アメリカは国交正常化以降、騙されてきた。-中国は、私たちと同じような指導者が導いている。脆弱な中国を助けてやれば、中国はやがて民主的で平和的な大国となる。しかし中国は大国になっても、地域支配、ましてや世界支配を目論んだりしない。=タカ派の影響力を過小評価した。
・もしも蒋介石が共産党を打ち破っていたら親米国家になっており、ある程度は民主化していた可能性がある。国民党政府は戦後、新しい憲法を制定し民主主義国家になる戦略を持っていた。もしこれがうまくいってたら、中国がアメリカにとってのアジアのパートナーとなり、日本を復活させず押さえつけたであろう。
・毛沢東はなぜ反米路線に転じたか?=共産主義イデオロギー=アメリカは中共は本当の共産主義でないと誤解してた。 -
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ネタバレ正直、私もつい最近までは、憲法第9条は平和のために必要なんだ、ということについてそれほど疑問も感じずに生きてきた、『カエルの楽園』で言う「ローラ」の立ち位置だったが、それらの考え方を形作ったものは、学校教育であったり、テレビからの情報であったりしたわけだ。しかしそれは偏った考え方であることにここ数年気づいた。
本書は、百田氏が著した『カエルの楽園』という寓話の中の出来事が、現実の日本に起こりつつある、という考えのもと、中国という国の脅威の実態と、それに対する日本の国防の必要性、そしてそれを「なぜか」阻止しようとする某新聞をはじめとするリベラル勢力たちの考え方について、熱い議論を展開している。
彼らの考え方が100%正しいとは思わないが、少なくとも国際社会の中の考え方としては至極真っ当なことを論じているように思う。そして、現在のテレビをはじめとするマスコミには、このような考え方を論じる人はあまり重用されず、一般国民はいまだに憲法第9条が平和をもたらしているという空想を持たされている。
本書では、石平氏の豊富な知識が百田氏の主張を補完し、まさに『カエルの楽園』の解説書の役割を果たしている。「回し読みでもいいから」という百田氏の熱烈な思いが伝わる本である。
百田氏は『殉愛』でやややらかした感があるが、基本、良著が多いと思う。 -
購入済み
家族を思うなら読むべき本
まず、日本のことを真剣に考えていない人は手に取ることがない本だと思う。だが日本のマスコミの報道に何の違和感も感じず、憲法9条について深く考えたことがない人にこそ読んでほしい本である。安倍総裁は2020年に憲法改正を目標とすることをのべられましたが、それまでに日本の未来に無関心な人に読んでほしい内容です。最後に書いてあるように身近な人に読み回しや紹介していくべき、日本の未来を考える本。
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「カエルの楽園」の著者、百田尚樹と日本に帰化した中国人評論家の石平の、「カエルの楽園」をベースにした対談集。
本書の企画は、石平が「楽園」を読んで感銘し、また、「楽園」で警告されたことが「楽園」刊行後に現実に起こっていることから、日本の将来を憂える石平が、ぜひ百田と対談したいと熱望したところから始まったとの事。
元ネタの「楽園」もそうだったが、本書も読んで絶望的な気分になった。50年、100年単位で考えると、日本という国家が絶滅してしまうのでは、という絶望感である。
全ての日本国民は「楽園」と本書を読んで、日本の将来について真剣に考えるべきだと思った。
あと、本書で警告されていることが本当のこととならないよう、切に、切に祈る次第である。 -
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日本人なら頭の片隅に入れておいて損はないと思います。
在日外国人なら日本人の中に、こういう考えを持っている人が少なからずいる事を知っておいても良いと思いました。
この本に拒否反応を示す人は、直接の支援や依頼を受けていなくても、中国共産党の手助けをしちゃっているのかも知れません。中共にとって非常に都合の良い動き方です。中共が好きならそのまま、そのままで、後で褒めてもらえるかも知れません。
カエルの楽園という寓話で、わかりやすく状況を理解できたからこそ、日本の一部メディアが行う反日報道に違和感を感じることが出来るし、自国を貶める政治家に怒りを感じるようになりました。
百田さんと石兵さんのシミュレーションは絶望的です。カエルの楽園は小学生の子ども達に読ませることが出来ましたが、地獄と化す日は前半、シナが行なった悪行の数々がリアルに書かれており、父親として自分の子どもには中学に入ってから読んでもいいよと言おうと思います。
シナの侵略が現実とならない為にこの本に書いてあることが嘘になって欲しいと思うから、危機意識持とうと思ったし、少しの油断も妥協もしたくないと考えてます。
日本に住む人にしかわからない物理的、風紀的な危機感、意識して知っておくのも悪くないと思います。なるべく早い時期に読む事をオススメします! -
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■政ノ要ハ軍事ナリ
・国内の国防体制をより強固なものにするためには当然軍事を司る中央政府の下に人民の力を結集させる必要が生じる
・そのための早道は人民と土地を一元的に支配する中央集権制,即ち中国式の律令制の実施
・税収を中央政府に集め,人民に兵役を課す
■律令制の導入は結果的に日本の国力の増大と国防体制の強化に貢献し,大唐帝国からの侵略を未然に防止した
■律令制導入はっ公方対策上の一時的な緊急措置
・日本の風土と歴史に根付くことはできなかった
■班田収授法 → 墾田永年私財法
■律令制としての中央集権制にとって代わって,日本の風土の中で自然発生的に生じ,いわば日本的な政治制度として定着したのは「封建制」
・中央集権制と封建制との最大の違いは,土地と人民に対する支配の仕組み相違
■福沢諭吉の「支那風擯斥スベシ」
・到底今の支那人に向ては其開花を望む可からず
・之を友とするも精神上に利する所なし
・双方の交際は唯商売の身に止まりて
・智識の交は一切これを断絶
・其国の教義を採らじ
・其風俗に倣わず
・衣服什器玩弄の品に至までも,其実用の如何に拘はらず,他に代ふ可きものあらば先づ支那品を擯ること緊要ならん -
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日本が日清戦争の戦勝をもって中華秩序を完全に破壊した。今、中国が行おうとしていることは、中華思想の原点に戻り、アジアにおける中華秩序の再建だ。
周辺民族をねじ伏せて、中華秩序を構築することで習近平氏は「天命」を受けた本物の「天子」とのなることができる。
清王朝の時代からつねに中華秩序に対する反逆児の立場にいたベトナム民族が、現在南シナ海の領有問題をめぐって中国と激しく対立していることは、歴史的必然である。さらに、朝貢によってひたすら中華王朝に恭順を尽くしていた朝鮮王朝の末裔である韓国が、アジアにおける中国最大の「友好国」となっているのも当然であると言える。
習近平氏は「民族の偉大なる復興」という壮大なるスローガンを掲げている。習近平氏は任期中である2020年までに「第二列島線の内側の制空権と制海権を支配する」と宣言している。
イスラム国も2020年までにカリフ制こっかの設立を目指している。第一次世界大戦前のイスラム世界に戻そうとしているのではないだろうか。二つの対戦を経て、富や情報がフラット化するに伴って、西欧が支配してきた世界を元に戻そうとする動きが各地で起きているとみることもできる。
力と富を蓄えた中国は大国であり、中国が目指す方向に世界が向かっていく可能性は大いにある。