廣嶋玲子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレやっと見つけた結婚したい相手が妖怪だった。人の倍生きる妖怪の乳母は姫さまの悲しむ姿を見たくないと結婚に反対。遊び人だった長屋の主人の息子。試練に挑戦二つはクリアするが三つ目の挑戦の前に姫さまが二人の子を産み落として死去。関係をもっていないのに子どもはおかしいと乳母に抗議。ここで遊び人だったけど節度は持っていたと私は好感。14年間忘形見の子どもを世話し、親バカを発揮していたが突然の死が訪れる。
ここからが感動するがこれも試練の一つで姫さまの気持ちを体験させたのだと乳母は姫さまの気持ちを考えた事はあるのか?それでも結婚したいのか?
どんな結論をするんだろうと思っていると出した答えは話し合う。
たし -
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Posted by ブクログ
ネタバレアンデルセンの童話が侵食される。
すぐに傷つく、泣く、ネガティヴ思考にウンザリさせられるがその思考に付き合う事で成長する。
悲しみの真珠がテーマになっていて人魚姫の涙、マッチ売りの少女、片足の兵隊、結末は救いようのない話だけど、たくさん出版されてきたさまざまな作家の作品でいまでも残っているということは心に突き刺さる後世に残したい話なんだと実感。
今まで現実逃避だけのために読んでいた本を深く考察して読むことをしていなかったので読書は大切の意味がわからなかったけどこの本で学ぶ。
もったいない時間を過ごしていたと思うけど、こういう風にものごとを考えることを教えてくれる大人がいなかったので子どもが理 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最初ただの修復する作業かぁつまらないと思いながらも読み進める。が、それなりに考えさせられる内容で悪役がいないと物語は面白みにかけると、確かに悪役が善人だったらラプンツェルは外に出たいと思わないし、塔の中で一生を暮らす事になる。
1番最後のプロローグでどう感じるかは読み手次第と言っているが塔の中で一生を魔女と暮らすのが幸せだと思う人もいる。そして魔王が物語を変えているのは人間の想像力を衰えさせるため。確かにゲームは死んでもまた復活するし暴力も痛くない。想像力がなくなっている現代の警告になっている本。薄いし読みやすいので、真剣に向き合って考える時間も充分取れる本。
やはり自分はこの作家全ての作品が -
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