あらすじ
地下の冷凍室からぬけだしたよどみは、銭天堂への復讐から新たな作戦を考える。それは、銭天堂の駄菓子を買ったお客に、駄菓子を買ったことを後悔させることで、招き猫を不幸虫に変えることだった! 紅子とよどみの対決はいよいよクライマックスへ! 紅子は、よどみの悪だくみにどう立ち向かうのか? シリーズ第11作。
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匿名
大人ながらに銭天堂シリーズ大好きです。虫よけ香水の主人公はよどみさんと会ってるのにマイナス方向に考えず前向きに終わって良かった。そして巻の最後によどみさんと決別。一区切り付きます。今までよどみさんの事特に何とも思ってなかったけど、なんだか最後のひきさきイカの話でよどみさん可愛らしく思えました。(なんだかんだ紅子さん大好きなんじゃんと思えて 笑)
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購入した人がいい使い方をするならコインが招き猫に変わり働き手となる。だんだん銭天堂の内部が明らかになって、そしてよどみちゃんとの対決に終止符を迎える。また新たに紅子さんの営業を妨害する輩が現れ続きが読みたくなる展開となる。
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紅子さんが「引きさきイカ」(たたりめ堂のお菓子)を逆に利用していて頭がいいなと思った!
最後の話に出てきた雅人さんがよどみのせいで悪い人にならなくて良かったと思った。
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よどみちゃんが、銭天堂にちょっかいを出していたけれど、最終的に自分のおかしでやられてしまったのがおもしろかった。
ぼくは、「引きさきイカ」はいらない。いやな子はいるけど、おかしの力は使わない。
まねきねこが、不幸虫に変わってしまうところは、すごくハラハラした。(小4)
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ひどい、ひどい招き猫さんがそんな目に合うなんて、よどみってばなんてことをしてくれちゃうのか。
それにしても、虫よけの効果が強力すぎて笑ってしまった。
いやー、美鈴の強さがかっっこいい。
いそげもちのお話、友達同士が仲良しでほっこり。
お互い、文句を言いつつ相手が大事なんだね。
そして、あいつとの決着。
よかったー。今度こそ、ちょっかいを出してくることはないよね。一安心。
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銭天童の冷凍室からの脱走に成功したよどみの反撃が始まる。
でも、今回はよどみのお菓子の効果で人生とんでもないことになる人が少なかったな。
たたりめ堂お菓子を食べてしまったせいで本来望んだ効果が得られなかったのに、それもよしと楽しんだり、逆にそれを利用してしまうようなたくましい人が多かった。
不幸な目に合うのは大体自分のことしか考えていない人だね。
いそげもちとのんびりりんごの話は、賢者の贈り物を思い出した。
今回最後のオチが笑える。
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運も使いよう
ダイナソーダ:どっちも副作用無さそう。考古学調査に強くなれるなら、その経験は化石ハンターにも活かせそうな気もするけど。人類誕生前だから違うんだろうな。
虫よけ香水:害虫と益虫の話か、自分の方が悪い虫になっちゃうのかと思ってたからオチが意外だった。
好きなものを確実に手に入れる能力と、嫌いなもの遠ざける能力だったら、自分も後者をとる気がする。
嫌いなものを遠ざけるのは自助努力だけでは難しいし、そこに労力を割くと好きなものに近づくための気力がなくなる。
つまみ食いサブレ:分かりやすい話
いそげもち:よどみが悪意をもって勧めたということに気付かなかったからこそ、お互い信頼し合ってるからこそ、お互いの違いを面白がれる。
もともとお互いの時間感覚の違いを承知の上で、それでも気が合うと思っているわけだから、きっとお菓子があってもなくても仲直りしてただろう。
すいすいソーダ水:ほしい。
先頭糖は悪目立ちに気をつけたら、メリットのが大きい気がする。
引きさきイカ:人と比べて虚しくなるの共感する。おもてなしティーいいなぁ。
よどみの話の続きは、今後別物として単行本化されるんだろうか。笑ゥせぇるすまん的な話になりそうな。
十年屋や作り直し屋、不思議なお店系に注力するんだろうか、廣嶋玲子さん。
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『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』の十一巻目ですね。
銭天堂の冷凍庫から脱出したよどみが、復讐を企てる。銭天堂のお客さんを狙って、たたりめ堂のお菓子を薦めて、銭天堂の金の招き猫を不幸虫に変えて、紅子に苦虫をかみしめさせるのだ。紅子は、よどみの黒い招き猫を使って、よどみの居場所を突き詰めようとする。
目次
プロローグ
ダイナソーダと遺跡おかき
虫よけ香水
チュチュットチューインガムと
つまみぐいサブレ
異変
いそげもちと のんびりりんご
すいすいソーダ水と先頭糖
引きさきイカ
エピローグ
墨丸絵日記
よどみの計画で、何匹かの金の招き猫が不幸虫になったが、最後に紅子が、よどみを捕まえて、二度とお目にかかれないようにしてしまう。
エピローグで、よどみは、紅子に敗れたことを受け入れて、怪童と新たな店を開く事に…!
なかなか、因果応報の面白い攻防でした。
金の招き猫たちも少しずつ出番が増えて、面白さが出てきます。最後はスッキリして良かったですね。
墨丸の絵日記も、愉しいですよ♪
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すっかり銭天堂にはまっております。30分くらいで読めるのでちょうどよい。
表紙の紅子さんがいつもと違って悪い顔してる!
そして裏表紙ではよどみさんがこれまた悪の形相!
因縁の対決再び...!!
娘に「いそげもち」を、自分に「のんびりんご」を買いたい!
そして朝食に食べたい!!
娘よ、もう少し早く起き、ちゃっちゃと着替え、テレビを見ずにご飯を食べ、いつまでも鏡を占領せずにさっと髪を結ぶのだ!
私よ、毎朝追い込み漁のように娘を追い立てるのはやめ、一息つくのだ!
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よどみ編完結。銭天堂とたたりめ堂のお菓子対決がメインだけど、今回は特にアイテムの使い方がうまいです。読後、本作のテーマ「運も不運も紙一重。ころりと転じる運試し。」を改めて実感しました。
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願いが叶う駄菓子を売っている駄菓子屋さんの話です。紅子さんの駄菓子を買ったこどもがその駄菓子を嫌がる様な駄菓子を買わせるよどみさん。そのだがしをたべたこがかわいそうだったから星4つです。
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ついによどみさんとの決着がついた...?
でもまた怪童と手を組んでまた悪さするのかな...
そしていつも通り招き猫さんの絵日記がかわいい。
紅子さんお腹壊したの大丈夫かな?
Posted by ブクログ
本書は小冊子付き。
この小冊子、これは…なかなか怖いぞ。
分身を作る、という話で、有名なところだとドラえもんの「コピーロボット」だが……。
藤子・F・不二雄先生は、大人向けの短編集などでかなり恐ろしい話を書いている。
それを思い出してヒヤリとする。
さて、本文は、たたりめ堂のよどみの脱走から話が始まり、またしてもおかみの紅子と対決する。
二つの駄菓子がぶつかって…さて、いったいどんな結果になることやら。
「いそげもちとのんびりりんご」の話は、友情物語。
相手を理解する、向き合う、立場に立ってみる、と言ってしまうと、
教育的なお話になってしまって面白くないが、解説せずとも感じるものはあるはず。
他にも「先頭糖とすいすいソーダ」はどちらも同じくらい欲しい駄菓子。
エピローグはしかし穏やかでない。
悪巧みをする黒い影。
さて、次のお客様に待ち受けるのは、どちらかな?
いや、選び取るのはいつでも自分。
道具を使いこなすのは、私自身だ。
アニメのオープニング曲を聞くと昔のアニメ、ゴーストスイーパー美神の曲を思い起こさせるのだが、作曲家が同じなのだろうか?