あらすじ
六条研究所の計画は、着々と進み、ついに最終段階に入った。全国の神社仏閣の近くで小銭入りのお守りをくばり、銭天堂に行きついて駄菓子を買った人間の満足度をはかろうというのだ。そんななか、研究員の一人である関ノ瀬は、この計画に疑問を持ち、その中身を紅子に知らせ、阻止しようとする。
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せきのせはすごくかわいそう。子どものことをちゃんと考えた意見を言ってもみとめられなくて、みんなから冷たくされるようになってしまったから。六条教授は、冷たいし、ひどいし、きらいだな。
ぼくが一番ほしいと思ったおかしは、「タイムライム」です。時間がうまく使えなくて、足りないからです。でも、かりんみたいになったら、困っちゃうなと思いました。
べにこさんが空手をやっていることにおどろきました。(小4)
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研究所がパワハラの巣窟みたいでやばい。
それが紅子さんの助けになるはず。
もてもてもちの龍介くん、ちょっと気の毒かもだけど、自業自得だしねぇ。負けるなー。
プレゼント扇子の思わぬ落とし穴。銭天堂の商品は一筋縄ではいかないw
幸二くん、かりんちゃんは、ちょっと残念。
さて、紅子さんvs怪しい研究所の続きが気になって仕方がない。
発売日が待ち遠しい!
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『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』の十四巻目ですね。
六条教授は、またまた、新しいアイデアがひらめいて、実行しようとするが、娘が教授の作戦で、危うく駄菓子の副作用に見舞われそうになった関ノ瀬研究員の中止の進言を受ける。
教授は、関ノ瀬研究員の進言を無視して、作戦を実行に移す。お守り袋に、小銭と発信器を仕込んで、「銭天堂」に行く、子どもに持たせて、駄菓子の反応をサンプリングする。その際、子どもの反応(吉か凶か)を知らせる腕時計をプレゼントして、様子をうかがうというものだ。
子どもが副作用に見舞われのが、かわいそうだという思いで、反対した関ノ瀬研究員は左遷させられていたが、作戦実行に疑問を持つ。
もくじ
プロローグ
もてもてもち
チリチリチェリー
プレゼント扇子
ある研究員の決意
タイムライム
レアレアチーズケーキ
みせびら菓子と………
エピローグ
関ノ瀬研究員は、作戦を阻止するべく、細工を施す。 いっぽう、紅子さんは、店に来る子どもが、同じようなお守り袋を持っているのに、疑問を感じていたが、ある子どものお守り袋を開いてみると、謎のメッセージで、六条教授の作戦を教えて、自分に電話で連絡をするようにあった。紅子さんは、さっそく、電話をすることに………?
どうやら、対決は次卷になりそうです!
なにやら、面白くなってきました。
今卷は、ほとんどの幸運のお客さんは、紅子さんの忠告を聞かずに、駄菓子を使用して、副作用に悩まされる事に……!
招き猫たちと墨丸は、表紙で楽しめました。
次卷にご期待ですね。
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子どもが読みたいからと買った本。子どもが小学生のころ、最初の数冊は読んだがやがて飽きてしまった。NHKのアニメは見ていたが、久々に中学生になった子どもが先の巻を読みたいというので買ったのが14巻。
これまでのぴりっとする一話完結かと思いきや、緩く繋がっており、銭天堂に変化が迫っている。
それぞれのお話は説明書をきちんと読んだお客様は幸せに、そうでないお客様は不幸になる安定のオチ。
急に続きが読みたくなった。
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いつものように、銭天堂の商品にほんろうされる人たち。ある人は幸福に、ある人は不幸に。すべての選択肢はお店に導かれたその人たちの手に。つまりは便利なモノも使う人の心1つで思わぬ結果を生むということ。うーん、ためになる本だ。
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六条教授は何を探っているのだろう。
紅子さんの敵かはたまた味方か。
最後の「みせびら菓子」がなんとも身につまされる話だった。
大人の醜い欲望。
子ども達には見せたくない姿だね。
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おかみの紅子さんが何かに気づいたようだ。
また、一方では六条教授の意図を訝しんだ関ノ瀬研究員が教授に苦言を呈したことで閑職に追いやられていた。
関ノ瀬研究員は教授にバレずに一手を打てるのか?
「もてもてもち」は、ほしい人が多そうだ。
上手く使えば、みんなが自分を大好きになる!
自己承認欲求は満たされ、自尊心は爆上がり!
けれどもご注意!
そうそうそんなに上手く行くことばかりではない。
使い方を誤れば…いつも通り…。残念な結果がまっている!
「プレゼント扇子」はおくりものの時期にほしい!
このふしぎな道具は大人向け?
相手が喜んでくれるものをあげたい!でも好みはわからない!
良かれと思っても相手は贈り物を心の中では「いらない…」と思っている、なんてことはざらにある。
本当は自分のために時間をかけてくれたとか、喜んでくれると思ってくれたその気持ちとかが嬉しいのだけれど、
大人はしがらみも多いもので…プレゼント、というよりは、義務、みたいな感じになってしまう。
残念なことだ。
とはいえ、今回の物語は結果、オーライ。
喜んで欲しい、の気持ちがまさったに違いない。
「みせびら菓子」はマウントをとりまくりたい方にぴったり!
誰もが羨ましい!と思ってくれるなんて気持ちいい!
「#港区女子」もあっという間に廃れるし、月日は百代の過客にして、行きかう年もまた旅人也、だ。
さてさて次は教授と対決するのかな?
楽しみだ。
Posted by ブクログ
研究員……『見定メーター』を買った女の子のパパが六条教授に反対意見を言うシーンから始まってた。わくわくする。この研究員のエピソード、アニメで見ていてもぶつ切りでどういうこと??と思ってたけど、小説だとゆっくり読める。
『チリチリチェリー』
からいものを食べれるようになりたい男の子が『チリチリチェリー』を買う話。
これ、本当に危険だからやめた方がいいし小学一年生にからし入りのホットドックを渡す親も大丈夫か?と思ってしまった。辛みは痛みだから、子供が食べることができないのは当たり前。
からかっていた兄も男の子に「自分もその年齢の時は食べれなかった」と後から言ってるけど、だったら親が弟へのからかいを見た時点で「あなたもその年だったら無理だったでしょ。人をからかわない」と注意しないとおかしい。
あと、激辛カレーを子供に渡した大人たちも狂ってるし、絶対に子供に渡しちゃいけない。虐待の物語でしかない。いい加減、こういう物語はやめてほしい。笑えないし、楽しくない。
『タイムライム』
たくさんの習い事や塾で時間がない女の子が『タイムライム』を買う話。
タイムライム……アニメで見てても面白かった。おまじないも楽しいよね。そして、stopを忘れるのもあるあるな気がする。
『みせびら菓子と……』
羨ましがられたい女性が「みせびら菓子」を買う話。
こういう女性はめんどくさいなぁと思いながら、読んでしまった。こういう人に近づいたことがないのでよくわからない。
そして、「と……」とあるので、もうひとつの商品もある。
子どもがママを心配して『ほっとけケーキ』を買ってママに渡す。こっちの物語はほんわかする。
ほっとけケーキは研究所のお守りで支払い。そこに紅子へのメッセージが入っていて……という終わりだった。
研究員さんがひっそり密告するのは次の巻かな。
よどみちゃんの物語があんなにいろいろあったのに、研究所は本当にじわじわじっくりだなぁと思ってしまった。