廣嶋玲子のレビュー一覧
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ネタバレつぐみの巻……だと思ってわくわくしながら読もうと思ったけど、文字だけだと印象が薄い感じがしてしまう。絵(アニメ)のインパクトが強すぎたせいかな。
『どっちウォッチ』
自分で決められない女の子が『どっちウォッチ』を買う話。
これ、先生が女の子に「自分で決められるように」遠足リーダーをやらせるシーンがあるけど、こういうのほんと迷惑だよねと思って眺めてしまった。私も似たような経験があるから、こういう大人(私も今は大人だけど)は本当に嫌。
それに『人に譲る』というのも選択の結果で、悪いことではないと思う。誰かの真似をしているとしてもそれも本人の選択。ここで、大人が子供にやるべきなのはリーダーにならせるではなくて、『自分は本当にそれを選んでいるか』の確認と、必要ならカウンセリング。
『決めることが良い事』という価値観の押しつけも、どうにかしてほしい。
『優秀シュークリーム』
『優秀シュークリーム』を銭天堂で買った男性から奪った優秀社員。『優秀シュークリーム』を食べて、ポンコツになってしまうお話。
違和感があるのは会社員設定なのに、どちらも性格が幼い。こんな会社員で優秀だと言われても、意味がわからない。これに限らず、銭天堂に出てくる『大人キャラ』が幼いのはなぜ?
『もとどおりんごあめ』
古くなったものを集めてしまう男性が『もとどおりんごあめ』を買う話。拾って来たものを直していくと……。
以前の話の「木馬になった男の子」が元の姿になって救われるというものになっていた。最終巻だから、物語をなるべく回収する形なのかな。
『満足缶』
AIつぐみが『満足缶』を教授のために買う話。
こういう来訪の仕方があるのか……と思ってしまった。そして、こんな終わり?え? ここまですったもんだやってきて、これ? よどみちゃんのラストが素敵すぎて教授のラストが不憫すぎるなと思った。
こういうオチなのか。
個人的にはよどみちゃんが終わった時点で終わってても良かったのかもと思う。六条教授は天才設定になっているけど、何が天才なのか正直わからない。オチが直接対決でなくて、『つぐみの独走』で終わるのもどうなのだろう。
……だったら、研究所が燃えた時点での終わりでもいい。最後にぽっと出てきたキャラが、全て奪っていくのって『人気だから続けたけど、もういいかなと思って無理やり終わらせた』感が出てきて悲しくなる。
おまけ。銭天堂に関しては『アニメ』の最後の物語の方が好き。時間と余裕があればアニメの最後の物語を見てみてほしい。
とにかく、銭天堂全20巻を読み終えた。終わり。終わった。
ごちそうさまでした。 -
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ネタバレ六条教授のたくらみが続いている……という巻だけど、大きな動きはない。
『ライバルバルーン』
保育士の女性が隣のクラスに負けたくなくて、『ライバルバルーン』を買う話。
この話に限らずだけど、子供を『自分の都合のいいように動いてくれる存在』にするのやめてほしいなと思う。まして、この話の主人公は『保育士』だというのに、子供との接し方もしらない。教室に数人、難しい子がいるならわかるけど、クラス全員が先生の話を聞かないなら、保育士資格では子供との接し方を一切教えない無能の国ということになるんだけど。もしくはこの園がブラック労働を強いる場所なのか。
物語の設定上こうなってるのだとしても、これが児童書なのかと暗澹たる気持ちになる。
『相談だんご』
周囲の人たちから相談してほしい女の子が、『相談だんご』を買う話。
これも、気持ち悪い物語だなと思ってしまった。相談してほしいと思うのも気持ち悪いし、人に構ってほしがっている女の子を『重い』『怖い』存在として書いてるの。どうなのかな。病院や校内でのカウンセリングを勧めたり、大人の力を頼るという方法があるはずなのに、そういうの一切出てこない。……。スクールカウンセリングみたいなのは広まってないのかな。海外ドラマだとそういうの時々出てきて、便利だなと思える。
『ゴーストロベリー』
住んでいるアパートでおかしなことが続く男性が『ゴーストロベリー』を買って、幽霊が見えるようになる話。
ホラー話かなと思ったら、最後に類似商品を買った人とタッグを組むという話だった。商品の組み合わせ次第では良い相棒が出来上がる。ほっこりした。
けれど、一点だけ。令和の硬貨(この話の場合は令和元年の十円玉)は出回ってないらしい。コレクション用しか製造されてない。市場に出回っていたらレアなの。コレクターに売れば十円以上の価値になる。
そんな現実と物語を混ぜちゃダメだって? いや。でも、まさに「幸運のお客様ぁぁ」って言いたくなったのよねと、書きたいためにここに書いてみた。
『ドラマチックどら焼き』
銭天堂のまねき猫を助けた男の子が『ドラマチックどら焼き』をお礼に貰うお話。
ドラマチックなことというよりも、良いことの次は悪いことが続いて疲れてしまい、最終的に『平凡ボンボン』でドラマチックどら焼きの効果を消す。
読んでいて楽しかった。くるくる場面が変わるのは楽しい。効果を消さなかったら次は何が起こっていたのかなとも思う。
最後は「つぐみ」が完成したというシーンで終わっていた。
もう突っ込むのもやめたけど、紅子さんの「若々しさ」最後までこれなのかと思いながら読むことにする。アニメだと気にならなくても、文章だと頭に残るので気になる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ商品づくりのために招き猫さんたちに昔話をする紅子の巻。
目次のイラストのミニ紅子さんが可愛い。
『妖刀糖』
時代は戦国。刀を打ちたい鍛冶屋の男が『妖刀糖』を買う話。
時代がぐっと遡ってしまって、新鮮な感じがする。そして、うちも先祖は鍛冶屋だったらしい。鍬やなたを打っていたと父が話していた。農村に鍛冶屋って必須だったんだろうな。
『写し柿』
江戸時代中頃。憧れの役者の絵を描きたくて『写し柿』を買った女性の話。
写真がない時代だから、絵を描くしかなかったという理由。今の時代だったら……写真?動画?それとも、実物の妄想?
『景気ケーキ』
バブル時代。景気が良い時に運がよくなる『景気ケーキ』を買う女の子の話。
バブルネタが面白いなぁと思ってしまった。そういう時代だったの? ネタにちょうど良かった時代なのだろうな。
『その名は「銭天堂」』
墨丸との出会いと、『銭天堂』が出来るまでの話。
商品が出てこない代わりに、世界設定が垣間見える。
全体的にほんわかしたお話が多め。
でも、白い髪にふくよかな体って……妖怪変化としか思えないのだけど。『妖怪変化』だと思わずに受け入れているのすごいなと思った。
ごちそうさまでした。 -
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ネタバレ研究所との対決の巻。デジタルトの話がワクワク・ドキドキして好き。
『いいものナゲット』
前巻の最終話『クリーングリーンティ』を貰った男の子におわびとして『いいものナゲット』をプレゼントする話。
男の子は自分には必要がない自転車を渡して、本当に欲しかったコップを手にする物語。
良い話。男の子がじっくり考えた結果の行動が素敵すぎた。
『メイク・アップル』
「すっぴんビューティー」を渡されて飲んでしまった女性が、お詫びとして『メイク・アップル』を手にする話。
半分だけという注意書きを読んだけど、思わず全部食べてしまって……幸せになる物語。
研究所の商品と銭天堂の商品が一緒の物語に入ってる。と思ってしまった。そして、ホームページに注意書きがあるとなっている。悪質商品か!!と突っ込みたい。
物語はハッピーエンドだけど、見た目や年齢のことなど、モヤっとする要素は多い。
『まねまねマネー』
研究所への注意をしてくれた関ノ瀬さんに『まねまねマネー』を渡そうとするが、断られて『見定メーター』を娘に返す話。
パパさん、真面目過ぎだろ。と思ったけど、これはこれで素敵ないい話。『見定メーター』は一見大したことがない商品に見えたけど、重要アイテムなのでは??と思う。就職先をこれで見つけるとか……私もそれ欲しいと思った。職場って結局『人との相性』だものね。
『デジタルト』
研究所の六条教授との対決の話。
そして、ラストは次の六条教授の計画が進んでいて……。
アニメの通りだーと思いながら読んでしまった。こういう対立系の話の方が好きだな。
前巻はチクチクしてたけど、この巻は良い話が混ざっていてほっこりした。
ごちそうさまでした。 -
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ネタバレ研究所とやらが何かを仕掛けてきているとわかったので、旅に出る紅子の巻。
研究所の怪しい商品の話も混ざっている。
『ラプンツェル~プレッツェル~』
髪を美容院で切りすぎてしまった女の子に『ラプンツェル~プレッツェル~』を渡す話。
それを食べると、体中の毛が伸びてしまい困ってしまったところに、『つるつる茶』を貰って事なきを得る物語。
登場の仕方が紅子とは違うけど、ここまでずっと紅子の話を読んできてるし、そう思い込んでると間違える。研究所の商品がここから登場。言われたら、商品名も微妙に違う。『つるつる茶』の使いどころってどこなの??と思ってたけど、頭以外の体毛が抜けるというのは面白いなーと思ってしまった。
ただ、こういうのもそろそろやめにならないかな。「そんなの誰も気にしないよ」みたいなことを言う大人は欲しい。
『サイン・コイン』
スケートボードを少し手放した間に取られてしまい困ってたところに紅子に出会い『サイン・コイン』を手にする男の子の話。
勧善懲悪ものっていいたいのかな。でもこれ、『いじめ』が発生してる時点で大人の介入必須だし、若い世代が『なんで、先生に言わなかったの?』と思ってくれることを期待したい。わざと盗みをさせるのもダメだよって教える物語が出てこないかな。
『マッチョーレオーレDX』
夏に向けてマッチョになりたい男子学生が『マッチョーレオーレDX』を貰う話。
勉強をし続けてマッチョになり海に入ったところ、元のぶよぶよの身体に戻ってしまう物語。
これも研究所の商品。元に戻る理由がわかりやすく説明してある。研究所の商品は注意書きってないのかな。出てこないだけ?
ただこの話『ぽよんと、つきでたおなか。まるで妊娠した女の人みたいだ。』84p『つい数日前まで、妊婦さんのようだったのに。』91pと、お腹が出ていることを妊婦に例えてるけど、こういうのもやめてほしい。『妊婦』と『食べ過ぎて太った人』は別物だから。妊婦は『そのような姿になるしかない』ので、『食べ過ぎて太った人』のように食べなかったり運動で痩せるわけではないのだから。
『とある会議室での報告会』
研究所の会議の話。
『ピチピチピーチ』
若い時の輝きを取り戻したい女性が『ピチピチピーチ』を買う話。
同窓会に行き、ライバルに出会い思わず相手を罵る事で効果が消えてしまう。ライバルは注意書きをしっかり読んでいて、効果が消えた理由を教えてくれる物語。
なんだろうなぁ。モヤっとする。その歳でまだ『年齢によって輝ける方法が違う』に気が付いてないの痛すぎない? ルッキズム(見た目差別)とエイジズム(年齢差別)を当人たちが自覚なく表現してるのが痛すぎる。大人キャラは大人の物語にしてほしい。子どもの価値観のままの大人なんて現実でだけで充分。若い時の輝きっていうけど、そんなものはない……って48歳なら理解しておこうか。子供に『年をとっても若い子の方がいい』んだなと誤解させるのやめて。
最後は紅子が店に戻ると決めるシーンで終わっていた。
今回は見た目問題が多い気がする。マッチョを求めるのも、体毛を全部消したいというのも、若い輝きがほしいのも見た目を気にするから。2020年代の日本がこんな価値観だったと後世に伝えるにはちょうどいいのかな。
ごちそうさまでした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ研究員……『見定メーター』を買った女の子のパパが六条教授に反対意見を言うシーンから始まってた。わくわくする。この研究員のエピソード、アニメで見ていてもぶつ切りでどういうこと??と思ってたけど、小説だとゆっくり読める。
『チリチリチェリー』
からいものを食べれるようになりたい男の子が『チリチリチェリー』を買う話。
これ、本当に危険だからやめた方がいいし小学一年生にからし入りのホットドックを渡す親も大丈夫か?と思ってしまった。辛みは痛みだから、子供が食べることができないのは当たり前。
からかっていた兄も男の子に「自分もその年齢の時は食べれなかった」と後から言ってるけど、だったら親が弟へのからかいを見た時点で「あなたもその年だったら無理だったでしょ。人をからかわない」と注意しないとおかしい。
あと、激辛カレーを子供に渡した大人たちも狂ってるし、絶対に子供に渡しちゃいけない。虐待の物語でしかない。いい加減、こういう物語はやめてほしい。笑えないし、楽しくない。
『タイムライム』
たくさんの習い事や塾で時間がない女の子が『タイムライム』を買う話。
タイムライム……アニメで見てても面白かった。おまじないも楽しいよね。そして、stopを忘れるのもあるあるな気がする。
『みせびら菓子と……』
羨ましがられたい女性が「みせびら菓子」を買う話。
こういう女性はめんどくさいなぁと思いながら、読んでしまった。こういう人に近づいたことがないのでよくわからない。
そして、「と……」とあるので、もうひとつの商品もある。
子どもがママを心配して『ほっとけケーキ』を買ってママに渡す。こっちの物語はほんわかする。
ほっとけケーキは研究所のお守りで支払い。そこに紅子へのメッセージが入っていて……という終わりだった。
研究員さんがひっそり密告するのは次の巻かな。
よどみちゃんの物語があんなにいろいろあったのに、研究所は本当にじわじわじっくりだなぁと思ってしまった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ六条教授がまだまだ調査する。神社から小銭を集めるってどうなのかな。自販機設置した方が小銭が集まりそうだけど、今の時代はICカードやスマホで買っちゃうからやっぱり賽銭箱しか小銭ってないのかな。
『熱帯焼き』
南国フルーツ好きの女の子が家に種を植えて育てるために『熱帯焼き』を買う話。
おかげで家全体が熱帯夜になってしまって電気代が、大変というオチが面白い。アニメで見てるとフルーツが映像で見えるので、わかりやすい。
珍しいフルーツだから売ればいいのでは?そのお金を電気代に当てればいいのにと思ってしまった。
『ヒップホップコーン』
ダンスが上手くなりたくて『ヒップホップコーン』を買う女の子の話。
紅子さんの「うきうきダンス」が面白いなと思った。これ、アニメにあったかな。記憶にないような。
ただ、ダンスが下手だから笑うというのはその環境が『おかしい』ので、大人が注意すべきだよなぁとも思う。人には得手不得手があると教えてない環境が問題。
『先取りメガネ』
漫画雑誌の先の作品を読みたくて『先取りメガネ』を買った男の子の話。読んだ漫画は単行本で買わないとバチが当たる。
ばちが当たるのはわかるけど、そこに暴力が入ってるのはどうかなと思ってしまった。暴力を入れるくらいなら法的にアウトで警察が来たみたいな話の方がまだいいような。もしくは、『絶対に漫画を買わされる状況(誰かの漫画を全て破損してしまうなど)に陥る』とか。
暴力以外のオチがみたかったな。
『見定メーター』
新学年になり友達ができるか不安な女の子が『見定メーター』を買う話。見定メーターの反応が気に入らなかったけど……。
お話としてはよくあるパターンで面白みがないけど、アニメを見てるのでこの話があっちに繋がってこうなってと想像するのが楽しかった。
小説だと「サンタクロースなんていない」と子供に言う親を『夢がないパパ』と冷めた視点で子供が見ていることも書いてあって、さすがにそれはどうなのかな……と思う。
現実とほぼリンクした世界観ならグリーンランドでは公認のサンタクロースがいるので『いない』というのも嘘になるのでは?と思う。それとも銭天堂の世界には『グリーンランド』が存在しない設定なのかな。
ラストは六条教授の調査が進んでいるというワンシーンで終わった。
すこんなにゆっくり物語が進んでたんだ。研究所関係のお客とそれ以外のお客が半々。
次もまだ調査中?