廣嶋玲子のレビュー一覧

  • ふしぎ駄菓子屋銭天堂14

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    おかみの紅子さんが何かに気づいたようだ。
    また、一方では六条教授の意図を訝しんだ関ノ瀬研究員が教授に苦言を呈したことで閑職に追いやられていた。
    関ノ瀬研究員は教授にバレずに一手を打てるのか?

    「もてもてもち」は、ほしい人が多そうだ。
    上手く使えば、みんなが自分を大好きになる!
    自己承認欲求は満たされ、自尊心は爆上がり!
    けれどもご注意!
    そうそうそんなに上手く行くことばかりではない。
    使い方を誤れば…いつも通り…。残念な結果がまっている!

    「プレゼント扇子」はおくりものの時期にほしい!
    このふしぎな道具は大人向け?
    相手が喜んでくれるものをあげたい!でも好みはわからない!
    良かれと思っても

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    2021年02月13日
  • 鳥籠の家

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    禍々しい森と呪われた旧家。呪術と魔物。上質なホラーでした。前半は不気味さのある家に子息の遊び相手として迎え入れられた少女の視点で描かれます。中盤、ある儀式を境にホラーの度合いが増し、そこから最後までは一気読みでした。なんていうか、怖いもの見たさもあって読むのを止められない。

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    2021年02月13日
  • ふしぎ駄菓子屋銭天堂13

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    前作に引き続き登場する怪しげな男、六条教授。
    彼は銭天堂のなにを調べているのだろう?
    小銭をたくさん用意し、アルバイトを雇い、銭天堂の駄菓子を調べる…。
    研究所、と呼ばれる場所の研究員たちが必死で探す。
    目的は、何??

    「熱帯焼き」は、5歳の少女が選んだ駄菓子。
    熱帯フルーツが大好きな少女の願いを叶えてくれる。
    一緒にたどり着いた少女の母親が欲しがったのは(子供はあまり欲しがらなそうな)「きっちりがま口」。
    母親はそれを諦めきれないようだが、このがま口の話は次巻以降に続くのだろうか?
    銭天堂は必ずしも時系列が同じとは限らない。
    またどこかでこの話も聞けるかもしれない。

    「先取りメガネ」は、

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    2021年02月13日
  • 銀獣の集い 廣嶋玲子短編集

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    きっと大人も子供も楽しめると思えた、とても重厚なファンタジー短篇集だった。全体的に仄暗く、シビアで、でも救いと夢がある。
    ただただ、あぁやっぱり廣島さんは好きだなぁと思った。

    どの話もすきだったけど、灯台の咎人はなんかすごく雰囲気が好きだったなぁ。表題作は幻想的で、それがこの物語のドロっとした感じとすごく魅力的だった。最後のも好き。全部か。

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    2021年02月06日
  • ふしぎ駄菓子屋銭天堂12

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    今宵も幸運のお客様を待ち続ける不思議な駄菓子屋、銭天堂。
    しかし銭天堂のことを待っているのは、良い人ばかりではないようで……。
    怪しげな男が銭天堂を探っている。
    たたりめ堂が無くなった、と思ったら、今度は怪しい男の登場。

    さて、本作のお客様はどうも自分の欲望に忠実すぎるようで。
    「楽だお札」を購入した少年は、努力を忘れた。
    努力なんてしたくない、楽したい。
    それは人間らしい欲望ではあるけれど、楽に手にしたものが良いものとは限らない。

    「田舎もなか」は、少女の気持ちがよくわかる。
    私も田舎に憧れた。
    けれども、東京の便利さと、歴史と、何より生まれてすぐの一ヶ月を除き、家も、学校も、職場も、ず

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    2021年01月30日
  • ふしぎ駄菓子屋銭天堂10

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    おかみ、紅子のそばにいる8歳の男の子。
    駄菓子を選ばず、紅子のそばにずっといる。
    猫の墨丸は怪しんでいるけれど、どうも嫌な感じはしない。
    この少年、名前を杉田健太と言うのだが…いったい何の目的でここにいるのだろう?

    「天晴れレモン」は雨女の佳奈が親友の結婚式で使おうと思ったお菓子。
    でも、絶対晴れる、と思えば他のことにも使いたくなるのが人間…。
    このものがたりは、禍福は糾える縄の如し、という諺を思い出させる。
    私も雨女だが、雨の日は意外と、いいことが起きる。
    何事も悪いことばかりじゃない。

    「やりなおしおこし」は、健太少年が待ち望んでいたようだが、なぜ彼はやり直したいと願うのだろう?
    なに

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    2021年01月24日
  • ふしぎ駄菓子屋銭天堂7

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    紅子と怪童のお菓子勝負、いよいよ激化!人の欲はこんなにも深いものかと、バッドエンドを目にする度に感じさせられる第7巻。選択するのは自分次第、銭天堂の面白さが詰まった1冊です。

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    2021年01月17日
  • ふしぎ駄菓子屋銭天堂6

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    「ビッグリもなか」や「堂々ドーナツ」を食べて、自分も自分を変えてみたい!第6巻も魅力的な商品が満載。そして「怪童」なる人物から届いた手紙には、なんと果たし状の文字が!次巻も楽しみな銭天堂です。

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    2021年01月17日
  • ふしぎ駄菓子屋銭天堂4

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    ネタバレ

    3巻から4巻にかけてシリーズがマンネリにならないよう,よどみ(たたりめ堂)との絡みなど工夫がみられるようになり,面白さが増してきた。5巻以降も楽しみ。

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    2021年01月16日
  • ふしぎ駄菓子屋銭天堂5

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    幸運のお客さましか手にすることのできないはずの銭天堂の駄菓子。「売った覚えのない人に何故うちの商品が…。」紅子さんもあわてる第5巻、よどみとの対決の行方も見物です!

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    2021年01月16日
  • ふしぎ駄菓子屋銭天堂4

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    紅子とよどみ、ふたりの駄菓子が導く先は果たして…?ダークな結末もまた読み応えありの4巻です。それにしても、ふたりの因縁はいつから始まったんでしょうね。

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    2021年01月08日
  • ぐるぐるの図書室

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    五人の人気作家の共作。タイムリープしたり妖怪の世界に行ったりと、不思議な世界に連れて行かれる。
    五編ともそれぞれの持ち味が出てて、しかも同じようにどきどきさせられる。
    短い中でもそれぞれの子どもの世界が少しずつ変わって成長していく青春小説として読みました。

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    2020年12月18日
  • 千弥の秋、弥助の冬

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    終わってしまった…
    千にぃの気持ちを考えるととても苦しくなる、悲しくなる。どうにかしてあげたくて仕方がなくなる。
    でも、それでも、悲しいけど、あたたかなラストだった。弥助は本当に大きくなったね。これからの弥助も私はみたいな。きっと立場が逆転しちゃうんだろうなぁ。

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    2020年12月14日
  • 妖たちの祝いの品は

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    やっぱりとてもかわいいなぁ。
    このシリーズは、いつも誰かが誰かを思いやる優しさや暖かさがとても伝わってくる。だからこそたまに切なくて、でも幸せな気持ちになる。(みんな親バカなのもとてもかわいい!)
    優しいな。あたたかいな。みんな幸せでいてほしいな。
    と、思いつつ次の最終巻に感じる不穏な気配にそわそわする…!

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    2020年12月04日
  • ふしぎ駄菓子屋銭天堂3

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    ケータイの便利さとわずらわしさに、銭天堂の商品で立ち向かう!
    持つのも持たないのも、決めるのは自分自身。
    たたりめ堂のよどみサンとの対決を匂わせる第3巻でした。

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    2020年11月28日
  • ふしぎ駄菓子屋銭天堂2

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    その日の気分に合わせて、お茶の相手を選んでくれる「おもてなしティー」。
    「わたしたち、おたがい、すなおじゃなかったわね」と、つぶやいたみどりさんが印象的でした。
    プロローグとエピローグも見過ごせない、銭天堂シリーズ第2弾!

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    2020年11月27日
  • 弥助、命を狙われる

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    第一シリーズ最終巻の10巻が出るまで買って置いてあったのをいざ!と。
    やっぱり廣嶋さんは好きだなぁ。優しさと残酷さがあって、それがわたしはとても好き。綺麗なだけじゃないところがとても美しくて儚くて心に残る。
    この後どーなるんだろー。あと二冊一気に読もう。十郎の話好き……あと千弥が彼の名前を叫ぶところ好き…

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    2020年11月23日
  • ぎりぎりの本屋さん

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    レビューを拝見して知った本です。ありがとうございます。

    五人の児童文学作家の届ける、競作リレー小説です。

    この本屋さんにやってくる人たちには共通点があります。
    「ぎりぎり」
    どの人もみんな「ぎりぎり」状態のせっぱつまった人ばかり。
    店員は小学五年生くらいにみえるけど「300年くらいやってます」と笑って答える男の子。

    ごく普通の子どもの世界だけど、ちょっと異世界ファンタジー的な要素があります。
    そして、各お話の作家さんは違いますが、全部ひとつづきのお話です。
    小学五年生だけど、初恋あり、友情あり、いじめあり、別れあり。

    最後の『桜の守の狐』に出てくるこりんに、健介くんは、もう一度会えたの

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    2020年11月18日
  • ふしぎ駄菓子屋銭天堂5

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    銭天堂第5巻。ばらまかれたカプセルトイと自販機のジュースを回収する紅子さん。
    幸運のお客様以外が商品を使うとろくなことにならない…。たしかに今回はあまりハッピーエンドではなかった。でも救いのある人もいたかな。
    よどみさんとの対決もまだ続くのかな?

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    2020年11月13日
  • 秘密に満ちた魔石館

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    いろんな石たちのお話。知ってる宝石もあれば珍しい石も…。国も時代もバラバラで、それぞれ楽しめた。魔石館の主人の話も今後読めるのかな?

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    2020年10月25日