廣嶋玲子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
銭天堂の廣島玲子さんの本で、グリムのお話の中に行く?それは気になる!ということで読んでみました。おーっと、鬼灯の冷徹の江口夏実さんが挿絵ではないかぁぁぁ。表紙も裏表紙も素敵ですが、中の白黒挿絵も良いです。日本の漫画家、本当に絵が上手(という単語だと安っぽいな)だよな。
グリムのなかでも、ヘンゼルとグレーテル、ラプンツェル、白雪姫にグリムではない民話のくぎのスープが混ざり、瓜子ひめも登場します。テンポよくお話が進むのと、小4男子主人公と一緒にキーパーツ(物語を変化させた根幹)を探す気持ちになれます。
中学年向けですが、完ルビなので早いと2年位からかなぁ。最後の悪役目線物語紹介が面白かったです。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ三部作全て読み終わりました。
年代記ということで、前作(+前々作)で活躍した人々のその後が分かるのは嬉しいです。
でも正直、青の王・白の王ほどのワクワク感はありませんでした。
恐らく、最初はいけ好かないけどだんだん愛らしくなる幸せの虫やイルミン・猿小人のような人外のサブキャラの登場がないことと、なによりメインの少年2人(1人?)に主人公然とした魅力がそれほどなかったからだと思います。(「赤」だけに、今作は完全に赤いサソリ団にスポットを当ててストーリーを展開してても面白かったかも、なんて……)
でも白の王で終わっておけばよかったなんてことはもちろんなく、三部作全て面白かったです。 -
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