中山市朗のレビュー一覧

  • 怪談狩り まだらの坂

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    大掛かりな呪いでも仕掛けているんじゃないか、もしくは土地の祟りに触れたのかと思わせる「まだらの坂」。まず「まだら」のビジュアルがしんどい、恐怖の前に異様さしかない。それが治った後に恐怖に変わるので、すごく嫌。
    「靴」「工事現場」「女であって人ではない」「ピアノの修理」「家を買った」と土地に関わっているであろう怪異怪談が多かったなという印象です。
    「山の霧」「目」もそうか。山という場所そのものが、身近にありながら異界に通じている場所をいうことを、気づかせてくれる怪談。

    「野球のボール」これ怪談ではあるけども、実は事件につながっているのではないだろうか。そう考えると闇の深さが恐ろしくなる。復讐の

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    2024年08月19日
  • 怪談狩り まだらの坂

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    <目次>


    <内容>
    いつもの通り、夏の定番。怪談を読まないと夏が終わらないよね。それも中山さんと三木住職…。

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    2024年08月08日
  • 怪談狩り 黄泉からのメッセージ

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    あっさりスルスル読める文章なのに必ずゾクっとさせてくれる話があるので読んでいて楽しい
    このシリーズは個人的には外れない

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    2024年06月14日
  • 怪談狩り 葬儀猫

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    日常で遭遇する恐怖をまとめた怪談実話集。
    サブタイトル「市朗百物語」「市朗百物語 赤い顔」「禍々しい家」「四季異聞録」「黄泉からのメッセージ」「あの子はだあれ?」「黒いバス」「山の足音」に続く、怪談狩りシリーズ9。
    八甲田山雪中行軍遭難事件など、歴史的な事件にまつわる一連の怪異の総括も収録する。

    自分にもありうるような、また実在する場所や出来事からの怪異など、リアル感たっぷりでかなり怖かった。というか今も怖い。

    サブタイトル「葬儀猫」を含む57話。 
    公園のおばさん
    流行らない店
    トンボ
    リセットするよ
    空き缶
    ファミリー・プラン
    絆創膏
    葬儀猫
    悪魔祓い
    エクソシストのテーマ
    百三十円

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    2024年02月08日
  • なまなりさん

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    軽く読めて楽しめる1冊。





    家の前にきて「ここは良くない」とか言うだけ言って帰ったおっさんほんと好き

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    2023年11月27日
  • 怪談狩り 葬儀猫

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    有名な八甲田山と千日前の話、そして後日譚を読んでやはり触れてはいけない場所や話はあるのだと思いました。たとえ敬意を払っても。敬意と言えば「真夜中の宴会」は映像化してほしいファンタジー怪談。丁寧にお伺いを立てたから神様も許してくれたのだと思う。これがもしふざけていたらどうなっていたか。夜に読んでも大丈夫だなと読み進めていたらたまに怖い話が挟まれるので、読む時間にはお気をつけて。

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    2023年11月22日
  • 怪談狩り 葬儀猫

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    <目次>


    <内容>
    夏まではチェックしていたのに、9月下旬刊とは…。後半の八甲田山の話がエグかった。自分も2年前、夏の夕方に八甲田山の後藤伍長の像のところに行っていたので、霊感のなかったことを感謝している(何か不穏な空気は感じていたが…)。千日前の話は、もともと有名な話なので、そんなもんかという感じ。

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    2023年10月08日
  • 怪談狩り 葬儀猫

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    「杣の山」「八甲田山後日談」「千日前デパート」
    禁忌に触れている印象が強く残る3編。終盤に畳み掛けるようにおいているのは、勘弁してもらいたい。
    「八甲田山」関連が怪異を呼び起こすのは、どれだけ敬意を払っていても、お金が発生する形態をとってしまっているからではないかな、と思ってしまった。その片棒を担いでいる自分が言うのも何ですが。
    敬意で思ったのは「真夜中の宴会」。傍若無人な振る舞いのせいで自業自得なことになってしまうのはよく聞く話ですが、きちんと礼儀作法を守れば、きちんと加護を与えてくれるという典型かな。ほっこりしました。また、無礼なことして怒られるのかな、と思って読んでいただけに、余計にね。

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    2023年09月30日
  • ミミの怪談 完全版

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    ネタバレ

    『新耳袋』を原作にした伊藤潤二の連作ホラー短編集、に、単行本未収録作品1本を追加収録した完全版。
    追加収録された「お化け人形」以外、内容としては 旧版から変更なし。改めて読み直しても、やはり『新耳袋』と伊藤潤二の漫画は親和性が高く、面白い。「お化け人形」も上手くまとまった秀作で、今回読むことができて良かった。

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    2023年07月23日
  • 怪異実聞録 なまなりさん

    ネタバレ 購入済み

    なまなり

    なまなりって昔から知ってた言葉で、能狂言の世界ではかなり深い内容の一つ。漫画になったらどうなるんだろう?って思ったけど、なかなか深淵の部分に迫るのは難しかったみたい。
    ただ、実際の話として見るならなかなか面白いと思う。ラストが締まらないのも実話ならではかな。

    #シュール

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    2023年06月24日
  • 怪談狩り 禍々しい家

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    ネタバレ

    百物語式から代わり短編物に、話は減った分一話一話が怖い、一番怖かった

    「口元」
    義母に暴力を振るう息子、家から逃げたい義母、仏壇に現れるおばあさん。過去に何かがあって義母が呪われて息子も影響を受けて暴力を振るうようになったのか…と勘ぐりたくなる

    「深夜の訪問者」
    「全体がグリーンがかった外の様子。そのモニターの半分が、一人の女の左半分の顔で占められていた」
    怖っ怖っ怖っ、想像すると怖すぎる。シンプルだけど目に情景が浮かんできてゾッとする

    「角部屋からの訪問者」
    個人的今作最怖エピソード
    あの四つん這いの女のせいで前の住人は自殺したんじゃないかな…そして引っ越しをしないNさんの図太さがすご

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    2023年01月25日
  • なまなりさん

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    自分の死をもって凄まじい呪いをかけるその執念。姉妹は自業自得かと思いきやそんな単純な話ではなく、一族の歴史にまで遡る。祓う方も下手すれば命が危ないし、かなり危険な案件だった。これ、映画で観てみたい。

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    2023年01月22日
  • 怪談狩り 山の足音

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    怖かったけど不思議な事があるな〜。と思って読んでいるけど、実際本当に起こったらと考えたらゾワゾワ怖い!

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    2023年01月15日
  • なまなりさん

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    どっちが悪いのか一目瞭然だけど、祓うひとには差別はないのかなとはちょっと思った。
    呪いは自分に返ってくるのは本当なんだろう。
    京都の貴船神社には実は行ったことがないのでそのうち行ってみたいと思います。

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    2022年12月22日
  • なまなりさん

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    文体は非常に読みやすくてスラスラと次に進んでいくが……実話という話がまたなんとも手を止めさせに来る。
    人の執着心、怨嗟そんなじとりとした嫌ななにかを背筋に味わいたい人にはオススメの一冊。

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    2022年12月22日
  • 怪談狩り 山の足音

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    ほっこり怪談かと思いきや、最後にひっくり返してゆく「おじいちゃん」。因縁なのか怨讐なのか、解釈次第でどうとも取れる「カルテの虫干し」。人の弱みにつけ込む悪意の塊「彼女の声」。ホンモノじゃねぇかの叫びにいろんな闇を感じる「心霊番組」。これを社畜というのは心苦しいけど、そこまで囚われてしまうのがしんどい「残業」。希望と絶望が同居してしまう怖さの「やけど」。コロナ感染で経験したというタイムリーな「死神」「コロナ感染」「入院」。タイムリーというと不謹慎な気もするけど、大災害やパンデミックのような歴史に残る出来事には、不思議なことがつきものだと思う。そうでない時も起きているだろうけど。善意の仮面で奈落へ

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    2022年12月21日
  • 怪談狩り あの子はだあれ?

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    こういうのは癖になる。
    おかわり欲しくなるほど。

    でも、色々な媒体で読めるので、タイトルがシリーズ化してると、既読か未読かもう自己判断が難解すぎる!
    内容もタイトルも覚えられない!

    いつも、「これ読んだことあるかも…」「…やっぱり読んで無いかな?」と言う雑念がちょいちょい読書を邪魔する。(掲載誌で既読してたわーと言う
    パターンもあるから尚更)

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    2022年09月04日
  • 怪談狩り 黒いバス

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    安定の味わいですね。

    「…は?」
    「へ…?」
    「なにそれ???」
    「こらアカンなー…」
    「ヤバー」

    不可解と禍々しい雰囲気を、時間のすき間に数話ずつ楽しむと、ちょっとしたトリップ感が味わえて癖になります。

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    2022年09月04日
  • 聖徳太子の「未来記」とイルミナティ

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    聖徳太子の未来記とイルミナティ 中山一朗 学研

    面白いのはフリーメイソンやイルミナティが絡む
    最後の6章である
    5章までに記された聖徳太子の人となりは
    6章を説明するために過ぎない

    聖徳太子が著したという「未来記」は
    現存していないようだが
    その写しがスペインに保管されていた上に
    翻訳され
    それが元になってモーツァルトの「魔笛」が
    創作されたとこの作者は読み解いている
    しかしそのいずれも
    現存していないところが残念である

    それにしてもこの推理は
    面白いほどの一致点を見つけ出している

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    2022年03月28日
  • ミミの怪談 完全版

    購入済み

    ずっと電子書籍化するのを待っていたので嬉しかったです!
    怖くはないけど非日常が味わえるのが好きです。

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    2022年03月11日