中山市朗のレビュー一覧

  • なまなりさん

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    文体は非常に読みやすくてスラスラと次に進んでいくが……実話という話がまたなんとも手を止めさせに来る。
    人の執着心、怨嗟そんなじとりとした嫌ななにかを背筋に味わいたい人にはオススメの一冊。

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    2022年12月22日
  • 怪談狩り 山の足音

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    ほっこり怪談かと思いきや、最後にひっくり返してゆく「おじいちゃん」。因縁なのか怨讐なのか、解釈次第でどうとも取れる「カルテの虫干し」。人の弱みにつけ込む悪意の塊「彼女の声」。ホンモノじゃねぇかの叫びにいろんな闇を感じる「心霊番組」。これを社畜というのは心苦しいけど、そこまで囚われてしまうのがしんどい「残業」。希望と絶望が同居してしまう怖さの「やけど」。コロナ感染で経験したというタイムリーな「死神」「コロナ感染」「入院」。タイムリーというと不謹慎な気もするけど、大災害やパンデミックのような歴史に残る出来事には、不思議なことがつきものだと思う。そうでない時も起きているだろうけど。善意の仮面で奈落へひきずり込もうとする「助けてくれた男」。
    人が踏み入れてはいけない境界は確実にあるのだ、と感じてしまう「吉野の古家」「お盆の夜」「吉野の探索」「貸した車」。

    印象に残った話をつらつらと。

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    2022年12月21日
  • 怪談狩り あの子はだあれ?

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    こういうのは癖になる。
    おかわり欲しくなるほど。

    でも、色々な媒体で読めるので、タイトルがシリーズ化してると、既読か未読かもう自己判断が難解すぎる!
    内容もタイトルも覚えられない!

    いつも、「これ読んだことあるかも…」「…やっぱり読んで無いかな?」と言う雑念がちょいちょい読書を邪魔する。(掲載誌で既読してたわーと言う
    パターンもあるから尚更)

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    2022年09月04日
  • 怪談狩り 黒いバス

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    安定の味わいですね。

    「…は?」
    「へ…?」
    「なにそれ???」
    「こらアカンなー…」
    「ヤバー」

    不可解と禍々しい雰囲気を、時間のすき間に数話ずつ楽しむと、ちょっとしたトリップ感が味わえて癖になります。

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    2022年09月04日
  • 聖徳太子の「未来記」とイルミナティ

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    聖徳太子の未来記とイルミナティ 中山一朗 学研

    面白いのはフリーメイソンやイルミナティが絡む
    最後の6章である
    5章までに記された聖徳太子の人となりは
    6章を説明するために過ぎない

    聖徳太子が著したという「未来記」は
    現存していないようだが
    その写しがスペインに保管されていた上に
    翻訳され
    それが元になってモーツァルトの「魔笛」が
    創作されたとこの作者は読み解いている
    しかしそのいずれも
    現存していないところが残念である

    それにしてもこの推理は
    面白いほどの一致点を見つけ出している

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    2022年03月28日
  • ミミの怪談 完全版

    購入済み

    ずっと電子書籍化するのを待っていたので嬉しかったです!
    怖くはないけど非日常が味わえるのが好きです。

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    2022年03月11日
  • ミミの怪談 完全版

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    実話怪談ブームの走りとなった中山市朗と木原浩勝による「新耳袋」を題材に、伊藤潤二がコミカライズを試みた連作シリーズの完全版。かなり自由にアレンジしてるので、実話怪談というより、良くも悪くも伊藤潤二という感じ。

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    2022年01月24日
  • ミミの怪談 完全版

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    2003年発行の「ミミの怪談」に、単行本未収録作を加えた完全版。初収録の「お化け人形」、ミミは出てきませんが怪談らしくて良いです。
    旧版ではカバー下に描かれていた「電柱の上にいるもの」「畑の看板」も今回はページ収録されています。

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    2022年01月22日
  • 怪談狩り 禍々しい家

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    建物で起こった怪異を収集した『禍々しい家』。
    「角部屋からの訪問者」「メリーさんの館」「置屋」と恐怖に震えた話。ただ、正直な話、収録されている全ての怪談に震えが止まらない。ここまで、怖さが押し寄せてくる一冊というのもなかなかない。
    やはり、家という舞台がそうさせるのでしょうね。一軒家、アパート、マンション、廃屋と舞台は違えど、構成されているものは同じなので。
    帰宅した時の安心感。それを裏切る違和感。例えば、消したはずの電気が点いている。たいてい自分の記憶違いなのですが、そうでない可能性。
    そこに染み込んでいるのが、怪異だったりするわけです。
    ふう。一気に読むには心が落ち着かず、休み休み読みました。

    そして「山の牧場」後日談。
    解明されず、ただただ謎と恐怖が深まり続けてゆく。後日談だから、なんらかの結論を出してくれるのかと期待していましたが、見事に裏切られる。
    あの牧場にまつわる怪談や説は、これから色々な怪談・怪異を読んでいくとは思うけども、常に恐怖を与えてくれる存在であると思います。怪談のPFP。

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    2021年09月27日
  • 怪談狩り 黒いバス

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    「洞窟のお堂」「私が二人」「鬼が来る」「メガネ」「思い出ノート」「サヤマさんが来る」が印象に残っている話。そしてタイトルにもなっている「黒いバス」。

    「黒いバス」が登場する一連の怪談。時代も場所も違いながら、各地で目撃される怪異。最終話の「お手伝いします」で語られたことから、何者かの介入があるのだろうと思わされます。人知を超えた何者かの。
    長年積み重ねられてきた、多くの人々の執念・怨念が形取って生まれたものなのか。
    手伝いをしてもらわなかった、してもらえなかった語り手の女性。手伝いの代償は、と考えると恐怖も生まれるけども、悲しみの方が強く残ります。
    どんな境遇になってしまっても、忘れることのできない執念を抱えてしまうのは、こわい。理不尽を許さない、理不尽に復讐するには、そうするしかないのかもしれないけども。そんな境遇にない自分の幸せを噛み締めるだけです。

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    2021年09月27日
  • 新耳袋 第一夜 現代百物語

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    宮澤伊織『裏世界ピクニック⑥』の元ネタがこの本の中にあるとあとがきにあったのでたまたま見つけて読んだ。地下室の話。
    ワタシが実話怪談が好きなのはほんまのことかもしれないからだと思う。ホラー小説とは全然違う。世の中には不思議なことがたくさんあって、そこにズレて接触することはたぶんけっこう普通なんじゃないかと思っていて、誰でも不思議なことを経験しているけど気がついていないだけなんだと思う。新耳袋ともうひとつのシリーズは全部集めたいな。

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    2021年03月24日
  • 怪談狩り 黄泉からのメッセージ

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    今回も面白かったです。死者の国はあるのかもしれないとどれも思えた。大阪の人なので怖さも格別に感じた。

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    2018年07月11日
  • 新耳袋 第十夜 現代百物語

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    あー、面白かった!特に好きだったのは『赤絨緞』『黄色い水槽』です。こういう物語には中毒性がある。そしてどこかで聞いたような同じような物語がたくさん世の中には蔓延しているんだなぁと思う。怪談を愛している著者たちの気持ちがとてもよく伝わるよい怪異でした。

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    2018年03月30日
  • 怪談狩り 市朗百物語

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    サクサク読めて良かったです。
    後日談とか同じ人の体験談がいくつかあって、この手のものは遭うひとは本当に何回も遭うんだなあと思ってしまった

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    2021年12月30日
  • 怪談狩り 市朗百物語

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    ギンティ小林さんが殴り込みに行き。ヘイ、彼女! すっごい可愛いじゃない! 僕、すっごい君みたいな娘好きなんだよかったらさ、乗ってかない? と言っていた元ネタが入っていますよ。

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    2016年07月14日
  • 新耳袋 第六夜 現代百物語

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    自分が、実話怪談を読み始まるきっかけとなった、新耳袋第六夜。
    他のは文庫版ですが、第六夜だけ新書でした。せっかくなので、統一のために新たに文庫版購入。

    お気に入りは、狐や狸に化かされた類のお話。こういう話って、人の心に人外が存在しているというゆとりがないと、失われていく話だと思います。
    世界に奥行き与えてくれる怪談と思うんです。

    経験したくはないですが。

    あとは、訪問者。
    これが、怖くて怖くてね。初回読んだときは。このお話の怖さのせいで、怖いもの見たさに拍車がかかったわけです。

    自分の中で、怖さの始まりの第六夜です。

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    2013年10月31日
  • 新耳袋 第四夜 現代百物語

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    舞首、まれ人、天使、山の牧場が印象に残った。なんとなく、きっちり読まない方がいいかなーという感じで、多少斜め読みしてしまう。

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    2013年07月07日
  • 新耳袋 第三夜 現代百物語

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    友だち、黒いスカイライン、来客、八百万の神、来てまっしゃろ?、たちけてが印象に残った。
    特に来てまっしゃろ?は、この本を読む前に偶然の一致の出来事が自分にあり、余計にゾッとした。

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    2013年07月02日
  • 新耳袋 第三夜 現代百物語

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    このシリーズもあらかた読んだことあるはずなんだけど、古本屋の特価コーナーとかにあるのみると、つい買っちゃうのよね。

    しっかりきっかりした怪談より、合理的な説明もできないことはなさそうなささいな不思議な話がいいのよね。

    本家の耳袋みたいで

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    2012年04月16日
  • 新耳袋 第一夜 現代百物語

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    「新耳袋第一夜」4

    著者 木原浩勝、中山市朗
    出版 角川文庫

    p4より引用
    “読書とは、
    異界を呼び起こすための呪術に外ならないのです。”

     怪異蒐集家である二人による、
    現代に起こった不思議で奇妙な話を集めた怪談集。
     仏間での話からトンネル等外での話まで、
    読みながら後ろが気になる話が99話収録されています。

     上記の引用は、
    京極夏彦氏による一文。
    自分の目の前で別の世界が開かれるとは、
    考えてみるとずいぶん凄いことだと思います。
    昔から数多くの小説などが読まれるたびに、
    異界が生み出されているかと思うと、
    世の中はえらくごちゃついている様な気になってきます。
     あとがきによると、
    本家「耳袋」は江戸時代に書かれたそうです。
    人は昔から不思議な事が好きだったようですね。
     一話一話が短く読みやすいのですが、
    夜に読むにはかなりの度胸が必要とされるのではないでしょうか。

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    2012年06月07日