中山市朗のレビュー一覧

  • ミミの怪談 完全版

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    実話怪談ブームの走りとなった中山市朗と木原浩勝による「新耳袋」を題材に、伊藤潤二がコミカライズを試みた連作シリーズの完全版。かなり自由にアレンジしてるので、実話怪談というより、良くも悪くも伊藤潤二という感じ。

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    2022年01月24日
  • ミミの怪談 完全版

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    2003年発行の「ミミの怪談」に、単行本未収録作を加えた完全版。初収録の「お化け人形」、ミミは出てきませんが怪談らしくて良いです。
    旧版ではカバー下に描かれていた「電柱の上にいるもの」「畑の看板」も今回はページ収録されています。

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    2022年01月22日
  • 新耳袋 第四夜 現代百物語

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    こわい。
    ずっと怖すぎるからね!と色んな人が言ってるのを聞いてて、手を出さなかった新耳袋。でもえいって読んでみた。しかもいきなり4巻笑
    やっぱり怖い。面白い。

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    2021年10月04日
  • 怪談狩り 禍々しい家

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    建物で起こった怪異を収集した『禍々しい家』。
    「角部屋からの訪問者」「メリーさんの館」「置屋」と恐怖に震えた話。ただ、正直な話、収録されている全ての怪談に震えが止まらない。ここまで、怖さが押し寄せてくる一冊というのもなかなかない。
    やはり、家という舞台がそうさせるのでしょうね。一軒家、アパート、マンション、廃屋と舞台は違えど、構成されているものは同じなので。
    帰宅した時の安心感。それを裏切る違和感。例えば、消したはずの電気が点いている。たいてい自分の記憶違いなのですが、そうでない可能性。
    そこに染み込んでいるのが、怪異だったりするわけです。
    ふう。一気に読むには心が落ち着かず、休み休み読みまし

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    2021年09月27日
  • 怪談狩り 黒いバス

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    「洞窟のお堂」「私が二人」「鬼が来る」「メガネ」「思い出ノート」「サヤマさんが来る」が印象に残っている話。そしてタイトルにもなっている「黒いバス」。

    「黒いバス」が登場する一連の怪談。時代も場所も違いながら、各地で目撃される怪異。最終話の「お手伝いします」で語られたことから、何者かの介入があるのだろうと思わされます。人知を超えた何者かの。
    長年積み重ねられてきた、多くの人々の執念・怨念が形取って生まれたものなのか。
    手伝いをしてもらわなかった、してもらえなかった語り手の女性。手伝いの代償は、と考えると恐怖も生まれるけども、悲しみの方が強く残ります。
    どんな境遇になってしまっても、忘れることの

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    2021年09月27日
  • 新耳袋 第一夜 現代百物語

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    宮澤伊織『裏世界ピクニック⑥』の元ネタがこの本の中にあるとあとがきにあったのでたまたま見つけて読んだ。地下室の話。
    ワタシが実話怪談が好きなのはほんまのことかもしれないからだと思う。ホラー小説とは全然違う。世の中には不思議なことがたくさんあって、そこにズレて接触することはたぶんけっこう普通なんじゃないかと思っていて、誰でも不思議なことを経験しているけど気がついていないだけなんだと思う。新耳袋ともうひとつのシリーズは全部集めたいな。

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    2021年03月24日
  • 怪談狩り 黄泉からのメッセージ

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    今回も面白かったです。死者の国はあるのかもしれないとどれも思えた。大阪の人なので怖さも格別に感じた。

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    2018年07月11日
  • 新耳袋 第十夜 現代百物語

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    あー、面白かった!特に好きだったのは『赤絨緞』『黄色い水槽』です。こういう物語には中毒性がある。そしてどこかで聞いたような同じような物語がたくさん世の中には蔓延しているんだなぁと思う。怪談を愛している著者たちの気持ちがとてもよく伝わるよい怪異でした。

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    2018年03月30日
  • 怪談狩り 市朗百物語

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    サクサク読めて良かったです。
    後日談とか同じ人の体験談がいくつかあって、この手のものは遭うひとは本当に何回も遭うんだなあと思ってしまった

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    2021年12月30日
  • 怪談狩り 市朗百物語

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    ギンティ小林さんが殴り込みに行き。ヘイ、彼女! すっごい可愛いじゃない! 僕、すっごい君みたいな娘好きなんだよかったらさ、乗ってかない? と言っていた元ネタが入っていますよ。

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    2016年07月14日
  • 新耳袋 第六夜 現代百物語

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    自分が、実話怪談を読み始まるきっかけとなった、新耳袋第六夜。
    他のは文庫版ですが、第六夜だけ新書でした。せっかくなので、統一のために新たに文庫版購入。

    お気に入りは、狐や狸に化かされた類のお話。こういう話って、人の心に人外が存在しているというゆとりがないと、失われていく話だと思います。
    世界に奥行き与えてくれる怪談と思うんです。

    経験したくはないですが。

    あとは、訪問者。
    これが、怖くて怖くてね。初回読んだときは。このお話の怖さのせいで、怖いもの見たさに拍車がかかったわけです。

    自分の中で、怖さの始まりの第六夜です。

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    2013年10月31日
  • 新耳袋 第四夜 現代百物語

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    舞首、まれ人、天使、山の牧場が印象に残った。なんとなく、きっちり読まない方がいいかなーという感じで、多少斜め読みしてしまう。

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    2013年07月07日
  • 新耳袋 第三夜 現代百物語

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    友だち、黒いスカイライン、来客、八百万の神、来てまっしゃろ?、たちけてが印象に残った。
    特に来てまっしゃろ?は、この本を読む前に偶然の一致の出来事が自分にあり、余計にゾッとした。

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    2013年07月02日
  • 新耳袋 第三夜 現代百物語

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    このシリーズもあらかた読んだことあるはずなんだけど、古本屋の特価コーナーとかにあるのみると、つい買っちゃうのよね。

    しっかりきっかりした怪談より、合理的な説明もできないことはなさそうなささいな不思議な話がいいのよね。

    本家の耳袋みたいで

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    2012年04月16日
  • 新耳袋 第一夜 現代百物語

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    「新耳袋第一夜」4

    著者 木原浩勝、中山市朗
    出版 角川文庫

    p4より引用
    “読書とは、
    異界を呼び起こすための呪術に外ならないのです。”

     怪異蒐集家である二人による、
    現代に起こった不思議で奇妙な話を集めた怪談集。
     仏間での話からトンネル等外での話まで、
    読みながら後ろが気になる話が99話収録されています。

     上記の引用は、
    京極夏彦氏による一文。
    自分の目の前で別の世界が開かれるとは、
    考えてみるとずいぶん凄いことだと思います。
    昔から数多くの小説などが読まれるたびに、
    異界が生み出されているかと思うと、
    世の中はえらくごちゃついている様な気になってきます。
     あとがきによると

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    2012年06月07日
  • 新耳袋 第一夜 現代百物語

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    暑い日にぜひオススメしたい一冊です。
    一冊に99話が入っております。最後の百話目は自分自身です。
    部屋で一人で読んでいるとなんとなく涼しくなってきます。
    怪談がお好きな方はぜひどうぞ。
    シリーズ物になっていますので気に入ったらそちらもおすすめです。

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    2011年08月24日
  • 新耳袋 第一夜 現代百物語

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    元々は100話のっていたが、一晩で一冊読み切ると怪奇現象が起きるということで、99話に。しかし100話どころか、最初3冊まとめ買いして夜に読んだが、何も起こらなかった。ついでに冷静に読めば、不思議でもなんでもない話も多数あり。でも怖いから夜は読まない。

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    2011年01月08日
  • 新耳袋 第四夜 現代百物語

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     この本の何がイヤかって「読んでいて怖いと思わない話」なのに、背筋がぞっとする話がいくつもあるってことなんだよね。

     ほんとうにぞわぞわする話がいくつもある。
     そして有名な山の牧場の話……は読み終えてしばらくすると、ぞーっとする感じである。怖いので読み返したくない。

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    2010年12月27日
  • 新耳袋 第四夜 現代百物語

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    この巻は「山の牧場」がいい
    従来の怪談というものから少し離れている気がするが、
    こういった実録らしい情景がイメージできる話は
    読んでいる側が興味をそそられる

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    2010年07月23日
  • 新耳袋 第一夜 現代百物語

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    1話1話読むと不思議な話だなあくらいにしか思わないけれど、99話まで読み進めるうちにじわじわ恐怖が襲ってくる。
    ホラーものは映画でもなんでも大抵はコメディーか興ざめするものが多いけれど、新耳袋の本は無理に怖がらそうとする演出もなく、一番私好み。
    厳密に言えば、ホラーというよりは怪奇録。

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    2009年10月04日